【貸物屋九十九堂】で作成

【名前】芍薬(しゃくやく)
(和芍薬)

【性別】男

【年齢】千と三百九年。おおよそ飛鳥時代か奈良時代辺り。

【身長】百七十。

【容姿】

ウェーブのかかった青銅色の髪は品よく中央で左右に分けられ肌はアジア人特有の黄色。細く整った眉は常に不安そうに垂れ下がり細長い瞳は伏せられている。顔立ちは好青年そのものだが特別整っているわけではない。結構隈が目立つ。
節々が目立ち割りに男らしい体格。

服装は常に白いカッターシャツに黒色のストレートパンツ、黒の幅の広いベルト、黒の革靴。


【性格】悲観的で極度の心配性であり自己肯定感が非常に低く、常に辺りを見回しては子鼠のように怯えている。頭は悪く世の悪い行いを全て自分のせいだと思っており兎に角他人の役に立とうと焦っては失敗ばかりしその度に酷く落ち込んでいる。自己主張は控えめで常に何かを不安に思っているようで何度も他人に確認を取ってはまた不安になるという負の連鎖を立ち切ることが出来ず又本人も自身を卑下しながら自身を変えようとする素振りは一切見られない。
基本的には穏やかで人畜無害であり、本人は訪れる人々を救っていると思い込んでいる。
彼は自分に自信がないだけで非常に友好的であり初見で最も「神様」と勘違いされ易い。
人間を愛しており、力が薄れた原因が人間の身勝手さだという現実を受け入れることが出来ず、結果無理矢理導き出した答えが「不幸が大きければ大きい程、幸せを感じやすい」だったが為に化物屋百堂に住まい人々を幸せにしているのだ。
ありとあらゆる自分以外のものを神格化している節があり万物が尊敬対象。非常に素直で人を疑うことを知らず騙され易い。


【備考】
元は人々の穢れ(疫病等)を肩代わりする神様であり、年に一度の厄祭と呼ばれる背負った穢れの浄化と感謝を込めたお祭りが行われることにより神様としての形を保っていたが近代化が進むにつれ信仰が廃れ人々の行き交いが積極的になったことにより事実が歪んで方々に伝わったことで、彼に穢れを押し付けるだけ押し付け浄化の祭りをしなくなったことにより清めの力を失うと同時に人格までも歪んでいった。

偶人信仰が盛んだった土地の神様。土地神でありながら力は強く四国一つ分の穢れを肩代わりすること等容易い程。故に宿は掌に乗るくらいの米が敷き詰められた薄汚れた黄緑色の着物を纏った顔のない人形。

笑顔が下手。

常に唇を触っているがこれら安心感を感じ易い為である。あまり人と目を合わせようとせず斜め下を見つめていることが多い。基本的には一人で行動しており趣味は特にない。読めと言われれば何でも読むし、やれと言われれば何でもやる。命令されればあらゆるものをこなしクオリティも割りと高め。センスがいい。

穢れの塊のような体故、長時間普通の人間の外見を保つのは困難な為お客さんが居ない時は所々溶けていたり黒ずんでいる。

たまに勢い余って殺してしまうことがあるが極楽浄土は良い処だから救われる筈だと全く気にしない。

お客さんの気持ちに合わせて不幸を作る。主に漠然と幸せになりたいという願いを持つお客さんに派遣される。

【サンプルボイス】

「僕は芍薬。あんなに綺麗な花と同じ名前だなんて笑っちゃうよね」

「あ、うん」

「あはは、凄いね」

「人間は不幸が大きければ大きい程その分幸せを感じるんだ。受け入れるだけでは駄目だった、僕は何てことをしてしまったんだろう。嗚呼ごめんなさい」

「本当にこれで合ってると思うかい。ね、本当かい。不安で吐きそうだよ」

【関係】犬猿の仲から友人、恩人、恐怖の対象まで何でも気軽に。

自分で編み出しておいてなんですが、少々サイコパスみたいなキャラクターになってしまいました。問題があれば直します。