思い付きシチュエーションの供養【学パロ】【失恋】

語り手 side
なんでだろう。
どうしてだろう。

なんで、自分もアイツも、あの人に
会ったタイミングは、おんなじなのに。

きっと自分のほうが仲良くしてたのに。
最近若干疎遠にはなってたけどさ……。

でも絶対自分の方が仲良かった。
なのに。
なんでアイツと結ばれるんだろう?

きっと自分のほうがあの人を大事にできる。


でも、でも……。

そこまで考えて分かった。

自分があの人と同じ性別だからだ。

こんなにも好きなのに、この大きな壁のせいで
それが届かない。叶わない。

確かにアプローチしてなかった自分も自分だ。

あの人に引かれるのが、嫌われるのが怖くて、
ずっとずっと言わなかった。

その結果がこれ。
笑うしかない。

ベッドに突っ伏して、泣くのを堪えるしかない。

親が自分を呼んでいる。手伝いをしろって。
分かってる。それ自体はいつもと同じだから。

でも動く気にならない。
いっそ寝たふりをしてしまおうか。

でも、夕食食べて、体を洗ったりはしないと。

あの人に、これ以上嫌われないため。
もっと、少しでも好かれるため。

もう叶わないのは分かってる。分かってるけど、
悪あがきぐらいさせてよ。


＿＿＿＿
思うほどいい感じになりませんでした。()
まあ供養?なので
見逃してください…