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【家族の愛】

悟空が生き返ってからと言うもの、チチは今まで以上に忙しい毎日をおくっていた。
“これでもか”と言うほどの食事と、山のようにある洗い物。一日のほとんどを、台所で過ごさなければいけなかった。

「オラ、ちょっくら修行に行ってくる。悟飯と悟天も連れてっていいか?」

「悟空さ!また修行に行っちまうだか?せっかく生き返ったのに、そりゃねえだ!悟空さ一人で行くならまだしも、勉強で忙しい悟飯ちゃんまで連れて行くことはねぇべ?」

自分は一生懸命家事をやっているのに、それはないだろうとチチは思った。
涙がこぼれそうになり、必死でこらえた。

「お、おいチチ!泣くことはねぇだろ。晩飯までにはけぇって来るからよ。悟飯も勉強が終わったら来いよ!」

「はい。分かりました」

「兄ちゃん、後でね〜!」
こうして悟空はチチの話も聞かず、修行に行ってしまった。

「信じられねぇだよ…おらだって、shoppingとか行きてぇのに。ブルマさんが羨ましいだ・・・」
そう呟きながらも、チチは少しずつ洗い物の山を片付けていった。

「フゥ・・・やっと半分終わっただ…!少し休憩するべ…」
一段落つくと、チチはソファで横になっていた。相当疲れていたのだ。
旦那のワガママ、子供の教育、自分のことなんかやるヒマがなかったのだ。

「たまには、ゆっくりするべ」

数時間後、気付いたら眠っていた。

「わっ!おら寝まっただ〜。まだ洗い物終わらせてねぇべ!」
チチはソファからガバッと起き上がり、台所へ戻った。
しかし・・・

「あれ?洗い物の山がねぇ…おら、全部終えてただか…??」
ふと気が付くと、次男のちらかした遊び道具や脱ぎっぱなしの服もきれいにたたんであった。

「お母さん!!!!!」
後ろを振り向くと次男の顔があった。

「チチぃ、ごめんな。いつも勝手なことして。本当は修行に行ったんじゃねぇんだ。いつもおめぇにばかり家のこともやらせちまってるし、オラだって働いたこともねぇしよ…!これはいつものほんのおれぇだ!さっき悟飯と悟天と花を取りに行ったんだ。チチ、おめぇにやるよ!」

「お母さん、これからは僕にも手伝える事があれば言ってくださいね。」

「僕にもーー!!」

「・・・ありがとう・・・・。これからは色々手伝ってもらうだよ、悟飯、悟天!そんでもって悟空さには働いてもらうだ!」

色々大変なこともあったけど、大丈夫。あなたたちがそばにいれば・・・!

家族の愛 完

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作者名:♪らんらん♪ | 作成日時:2016年1月13日 16時

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