死にたい人へ

あなたは今、どんな理由で死にたいでしょうか。

家族？友人？仕事？

それは人によって様々だと思います。

まず一つ。
僕は死にたいという感情を否定しません。

何故なら、僕だって死にたいと思う夜が何度だってあるからです。

その感情をうざったく思えど、間違っていると感じたことは一度だってありません。

僕は死にたいという感情に生かされています。

だから、「そんな理由で死にたいなんて」なんて無神経な言葉に傷付く必要も、耳を貸す必要もありません。

死にたい理由が重いか軽いかなんて、他人に決められる事ではありません。

生き方だって同じです。
死にたいって言いながら生きてる。僕はそんな人間ですが、それが僕の生き方なので、僕はそれでいいと思っています。

死にたがる自分は弱いなんて、そんな事はありません。

「死ぬ事ばかり考えてしまうのは、きっと生きる事に真面目すぎるから。」

秋田ひろむ作詞作曲の「僕が死のうと思ったのは」という曲の歌詞の一部です。
僕はこの言葉をずっと胸に飾ってきました。

てきとうに生きてていいやって思えば、死にたいなんて感情もきっと沸かないのでしょう。

それでもあなたは、僕は、死にたいのだから。それはきっと真面目すぎるんです。


死にたいという感情は逃げたいという感情と同じだと僕は思います。

この世の全てから逃れたいのではなく、自分を取り巻く苦難から逃れたい。

僕らの世界はそんなに狭くありません。未来だって籠の中ではありません。

逃げることだって可能なんです。

逃げるのは弱さだっていう馬鹿の話は真に受けないでください。

逃げたっていい。後先考えなくてもいい。

生きていれば、それだけで。



死にたい気持ちの克服。
そんなことばかり考えてはいませんでしたか。
死にたいなんて言うな。
そう言われ続けて思い悩んではいませんでしたか。

死にたくたっていいんです。

どうか自分に嘘をつかないで。

死にたさを燃料にして生きてください。
憎しみも苛立ちも不平不満も生きる為の燃料。

死にたい自分のまま。嫌いな自分のまま生きることで何か見えることがあるはずです。

あなたはあなたのままでいるのが一番いい。

では。
これからのあなたの人生に幸がありますように。




　　死にたい感情に生かされている人間より


　　死にたい感情を背負っている人間に告ぐ