【鬼斃隊員用】大正白軍鬼譚【秋桐義巳】作成

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募集企画「大正白軍鬼譚」のテンプレートです。
企画参加者以外の使用を固く禁じます。

「ーーやれます。私はーー自分は、やらなければならない。そうでなければ、こんな卑怯者など生きている意味がありません」

水の呼吸の記述についてはファンブックから要約しつつ引用させて頂いております。

名前：秋桐義巳(あきぎりよしみ)

年齢：19

性別：男

身長/体重：168cm/64kg

階級：二等兵

所属部隊：101小隊

武器：軍刀

使用呼吸法：水の呼吸

壱:水面斬り
水面が広がるように水平に刃を入れ攻撃する。

弐:水車
全身を水車の如く回転させ斬撃を与える。

参:流流舞い
水流に身を乗せ流れるように移動し刃を振るう。

肆:打ち潮
大きな波を打ち付けるが如く放つ一撃。

伍:干天の慈雨
鬼が自ら首を差し出した時に放つ慈悲の剣撃。

陸:ねじれ渦
身体を大きく捻り強力な渦のように回転し斬る。

漆:雫波紋突き
波紋の中心を狙うように刺突する。

捌:滝壺
上から真下に刃を振り下ろし、強い威力の斬撃を与える。

玖:着地時間・面積を最小限にし縦横無尽に動きながら斬り込む。

拾:生生流転
龍のようにうねり回転しながら複数回斬撃を入れる連撃技。回転を重ねるごとにその威力は増す。

性格：愚直なタイプの真面目人間。いわゆる「お堅い」感じ。ただし年齢よりも子供っぽい部分があり、また世間知らずのため騙されやすく言いくるめられやすい。大兄弟の末っ子だったため、弟気質が身についている。
普段は意識してキビキビと動く、厳しそうな優等生のように見えるが、素は物腰柔らか。
まだ青く、任務で無理をしようとしたり、鬼を一概に敵と決めつけていたりと融通の効かない部分が多い。

好きな物/こと：甘味(和洋どちらも好きだが、強いて言うなら和)、呼吸の鍛錬、縫い物、落ち着いた場所での静かな会話、虫

嫌いな物/こと：鬼、騒がしすぎる場所、猫、言い訳がましい人間

趣味/特技：呼吸の鍛錬、縫い物、虫取り

容姿：短く刈った髪に意志の強そうな太い眉、目尻の下がった切れ長の目で、まつ毛が長い。通った鼻筋と薄い唇。総合的にまとめると女顔。
訓練相応に筋肉はついている。もともと筋肉の付きにくい体質なのが悩みで、訓練外での自主練の賜物。

服装：規定通りにきっちりと着ている。気崩しなどは特にしない。勤務外では洋装を好む。

備考：軍人一家の六人兄弟の末っ子に産まれる。順番は兄兄兄姉姉彼。しかし三人の兄とはかなり年齢が離れており、共に過ごす時間が長いのはもっぱら姉たちだった。その結果か、彼が気を抜いた時の行動には、笑う時に口を手で覆ったり、座る時は足を閉じて手は重ねて中央にーーというように女性らしい柔らかな仕草がよく見られる。普段は気をつけて抑えているあたり、恐らくコンプレックスなのだろう。
長男は陸軍、次男は海軍、そして三男は商業を興している。そこから父は彼には三男のように軍以外の道を志して欲しかったようで、彼が通っていたのも大学進学に有利な名門中学だった。
ーーしかし、中学校に通っている時点で彼の心は既に決まっていた。自分の命は鬼を、友人の命を奪った鬼を殺すために使う、と。無論それは、幼いが故の暴走というものでもあったが。
発端となったのは、尋常小学校三年の秋の終わりの、とある放課後。共に帰っていた友人たちと「隠れ鬼をしよう」となり、近くの神社で遊び始めたのだ。他の遊びも繰り返しながら、気づけば夕暮れ。「これが最後」と隠れ鬼をもう一戦始めてしまったのが運命の分かれ目だった。鬼になったのは、仲間たちの中で一番どんくさい「仁ちゃん」という友達だった。彼が六十数えるあいだに、それぞれ思い思いの場所に隠れて待つ。
それから二十分ほど経ち、いよいよ日は暮れてきた。何人見つかったのか分からないが、今の仁ちゃんは狙いを彼に定めていたらしい。「義ちゃん、義ちゃーん」と自分の名前を呼ぶ声が聞こえるが、もちろん返事なんてしてやるものか。声がどんどん遠ざかっているあたり、逆の方向に進んでいるようだ。相変らずだ。
ーーああ、でもわざと出てきてやって、捕まらないように逃げてやるのもいいかも。後ろから追ってくる仁ちゃんの姿を想像してにやにやしながら、隠れていた賽銭箱の後ろから顔を出す、とーー。
人ではないと一目で分かる物の後ろ姿があった。仁ちゃんが立っているすぐ後ろに。本能的にまた身を戻すと、まもなく仁ちゃんの叫び声と、肉が出る日に台所から聞くような音が聞こえた。「痛い、痛い、痛ぇよう」「助けて、誰か助けて」「父ちゃん、母ちゃん……」そこで彼はーー飛び出す勇気を持てなかった。彼の心は完全に恐怖の一色に支配され、ただ耳を塞いで体を縮めて固くした。……だから幻聴か本当か分からない。彼の指の間から入り込んだ「義ちゃん、義ちゃぁん……」という最後の、辛うじて聞こえたとのがどうなのか。
それから彼は、家の者が迎えに来るまで、そうしてそこでうずくまっていた。六人で遊んでいたのに、家まで帰ることができたのは四人だけだった。行方不明の二人については、「鬼だ」「鬼が来ていたんだ」と四人は訴えたが周りには信じられず、結局神隠しということで処理された。
そして現在彼はあの時立ち上がれなかった自分を恥じ、今ここにいる。
経歴としては中学校からの志願兵。本当は小学校を卒業した時点で鬼を殺せるという「鬼殺隊」に入ろうと思っていたが、父と兄に鬼斃隊を紹介され、現在に至る。本当は士官候補生になることも勧められていたが、「一刻も早く鬼を殺したい」という願いから現在。結局家族は彼に甘く、彼は知らず知らずのうちに甘やかされているのである。
という訳で鬼との遭遇以外に彼はあまり挫折を味わったことがなく、どのような事も誠心誠意取り組めば結果が出ると信じている節がある。
一年の訓練期間終えたてほやほやの新人。水の呼吸に適性があるようだが、「自分の呼吸法が欲しい」と少年心が疼き、こっそり模索中。

仁ちゃんと共に行方不明になったのは進(すすむ)という少年。彼はいち早く鬼を見つけた後即座に逃げ出し、その果てで無惨と遭遇し、彼のその場のノリで鬼にされた。今もどこかで人を食っているらしい。しかしその事実を、義巳は知らない。彼も鬼に食われたものと思っている。

一人称：自分。たまに「私」と出る。
二人称：上官には〇〇殿。同期には呼び捨てか「お前」しかし意識していないと「貴方」になることがある。

サンプルボイス：
「陸軍二等兵の秋桐義巳であります！未熟な若輩者ではありますが、己の最善を尽くして戦い抜く所存ですので、よろしくお願いします」
「自分は、気づいていなかっただけで生まれた時から日本男児として恥ずべきほどの卑怯者なのです。武士の世に生まれていたとしたら、切腹がお似合いなほどに」
「……ふふっ、貴方は本当に面白い人……はっ！またやった、やってしまったよな。私……ではなく自分は！頼む！今のことは忘れてくれ！」
「…………自分は、まだやれます。やります。やらせてください。どうか、指示を」
「全く、どうしてこう私の家族は手紙ばかり……。寛の兄様……ではなく！秋桐少佐に至っては先日会ったばかりだというのに」

家族構成や関係：
家族構成
父、母、長男(寛)、次男(清)、三男(辰徳)、長女(郷子)、次女(文子)、四男(義巳)
関係は随時募集中です。

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