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短編＆思いつき。短編集でこれ書くのはさすがにまずいかと思ったのでこっちに。
どうしても血が飲みたくなってしまったレオナード先生が書きたかっただけです。
流血表現＆性描写少々＆腐要素あり。
それでもいいという方のみどうぞ。
短編＆思いつき。短編集でこれ書くのはさすがにまずいかと思ったのでこっちに。どうしても血が飲みたくなってしまったレオナード先生が書きたかっただけです。
流血表現＆性描写少々＆腐要素あり。
それでもいいという方のみどうぞ。
血が、飲みたい。
そう思うことはこれまでにもあった。
そういう時はワインで紛らわしていた。
が、今回のはそう甘くはないらしい。
学校を歩いているだけで流れてくる甘い香り。その香りに意識が遠のくことがある。
――生徒を、そんな目で見てしまう。
俺は仮にも教師だ。教師は生徒の見本であるべき、俺はそう思っている。
…まあ俺が言っても説得力はないが。
今も授業中だ。だからしっかりしなきゃいけない――…
｢…先生？さっきからボーっとして、大丈夫…ですか？｣
不意に高いトーンの声がかかる。
ハッとして、目線を声のした方に移す。
｢…あ、ああ…大丈夫、だ｣
俺が生徒――ネロにそう言うと、ネロは心配そうな顔をしながらもそれ以上は何も言ってこなかった。
甘い香り。
今日はエレナとマリアは休み。
…血色が良い肌。
｢…！｣
今自分が何を思っていたのかと思うと自分を殴りたくなる。
…ネロの、血を？
そんなこと、許されるわけ…
｢先生、本当に大丈夫ですか？保健室行った方が…｣
ネロが席から立ち上がり近づいてくる。それと同時に甘い香りが強まる。意識が朦朧とする。
｢…先生？｣
｢ネロ、心配してもらって悪いんだが…近づかない方がお前のためにも俺のためにも良い。｣
ネロが｢え？｣と言うが、俺の精神も壊れかけそうだったのかもしれない。
一言｢…ごめんな｣と呟き、俺はネロの肩を両手で持ち、引き寄せた。
｢え？先生？｣
血色が良い肌。
甘い香り。
しゃがみ、肩を口元に引き寄せる。
首筋が目元に映る。
俺はもう一回｢ごめんな｣と呟き、
首筋を噛んだ。
------------
最近、レオナード先生の様子がおかしい。
妙にボーっとしていたり、急に立ち止まったり。
今も授業中なのに、いつもみたいに僕を怖がらせてこない。
チョークを握って黒板に向き、ただボーっとしている。そんな状態。
僕は思い切って｢…先生？さっきからボーっとして、大丈夫…ですか？｣と聞いた。
先生はハッとしたようになり、僕のほうに振り向いて｢…あ、ああ…大丈夫、だ｣と言う。
その目は不気味に紅く光っており、目は僕の首筋辺りを見ていた。
本当に体調が悪いのか分からないが、本人が言うなら大丈夫か…と思い、それ以上は聞かないことにした。
だが、その後またボーっとしていて心配になる。
｢先生、本当に大丈夫ですか？保健室行った方が…｣
僕は席から立ち上がり、近づきながらそう言う。
先生は紅い目を一瞬小さくしたが、何も返答を返そうとしない。
顔を覗き込み｢…先生？｣ともう一回同じことを聞こうとした。
すると、急に先生が
｢ネロ、心配してもらって悪いんだが…近づかない方がお前のためにも俺のためにも良い。｣
なんて言う。意味が分からず、｢え？｣と聞き返したが、何も答えてはくれなかった。
ただ、その代わりに｢ごめんな｣と一言呟き、僕の肩を両手で掴み、引き寄せた。
｢…え？先生？｣
事の異常差に気付いたが、吸血鬼だからか力が強い。
すると先生がしゃがみ、ちょうど僕の視線の高さくらいになった。
そしてまた｢ごめんな｣と一言言い、口を開けた。
犬歯が目に映った。
だけど、それは一瞬だけで。
次の瞬間、首筋が少し痛むのと同時に力が抜けていった。
｢っあ！？｣
思わず変な声が出る。
｢っ…せ、せんせ、い？んっ…や、め…｣
やっとの思いで声を出したが、先生は耳を傾けてくれない。
ただ僕の首筋に犬歯を刺し、
――血を吸っていた。
確かにレオナード先生は吸血鬼だから血も吸うだろう。
だけど、まさか僕の血を吸われるなんて思っていなかった。
ゴクッ、と音がし、先生が血を飲み込んだのが分かった。
｢…せんせぇ…っう、あ…ひっ…｣
何分経ったのかは分からないが、先生が牙を抜き、僕の首筋を舐めた。
また変な声が出そうになったが、今度は口を塞いだので出なかったはずだ。
それはそうとして。
｢…せ、先生？何でこんなこと…？｣
--------
｢…せ、先生？何でこんなこと…？｣
その声で意識が覚めた。
目を擦り意識がはっきりするのを待つ。
すると、目の前には涙目で俺を見つめているネロがいた。
…多分、ネロの血を吸ってしまったんだと思う。あの妙な気だるさがなくなっているからだ。
｢す、すまん！え、えーと…｣
｢…もしかして先生…｣
俺は少し怖くなり目を瞑る。いくら8歳とは言えど一応魔法使いだ。大人しい奴ほど怒ると怖いし、な…
｢…貧血だったんですか？｣
｢…あ？｣
予想外の返答に、開いた口が塞がらなくなる。それにネロが付け加えて、
｢いや、吸血鬼って貧血のときに血を飲むんじゃないんですか？｣
と言う。
…俺の恐怖心を妙に突いてくるな、こいつ。
｢…あー、そう、貧血だ、貧血。悪かったな。｣
適当にそう返し、｢じゃ、授業再開すんぞー｣と黒板い向き直る。
｢あ、先生。貧血のときは言ってくださいね！血を吸うくらいなら…｣
｢いやもう吸わねーから！｣
そう思うことはこれまでにもあった。
そういう時はワインで紛らわしていた。
が、今回のはそう甘くはないらしい。
学校を歩いているだけで流れてくる甘い香り。その香りに意識が遠のくことがある。
――生徒を、そんな目で見てしまう。
俺は仮にも教師だ。教師は生徒の見本であるべき、俺はそう思っている。
…まあ俺が言っても説得力はないが。
今も授業中だ。だからしっかりしなきゃいけない――…
｢…先生？さっきからボーっとして、大丈夫…ですか？｣
不意に高いトーンの声がかかる。
ハッとして、目線を声のした方に移す。
｢…あ、ああ…大丈夫、だ｣
俺が生徒――ネロにそう言うと、ネロは心配そうな顔をしながらもそれ以上は何も言ってこなかった。
甘い香り。
今日はエレナとマリアは休み。
…血色が良い肌。
｢…！｣
今自分が何を思っていたのかと思うと自分を殴りたくなる。
…ネロの、血を？
そんなこと、許されるわけ…
｢先生、本当に大丈夫ですか？保健室行った方が…｣
ネロが席から立ち上がり近づいてくる。それと同時に甘い香りが強まる。意識が朦朧とする。
｢…先生？｣
｢ネロ、心配してもらって悪いんだが…近づかない方がお前のためにも俺のためにも良い。｣
ネロが｢え？｣と言うが、俺の精神も壊れかけそうだったのかもしれない。
一言｢…ごめんな｣と呟き、俺はネロの肩を両手で持ち、引き寄せた。
｢え？先生？｣
血色が良い肌。
甘い香り。
しゃがみ、肩を口元に引き寄せる。
首筋が目元に映る。
俺はもう一回｢ごめんな｣と呟き、
首筋を噛んだ。
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最近、レオナード先生の様子がおかしい。
妙にボーっとしていたり、急に立ち止まったり。
今も授業中なのに、いつもみたいに僕を怖がらせてこない。
チョークを握って黒板に向き、ただボーっとしている。そんな状態。
僕は思い切って｢…先生？さっきからボーっとして、大丈夫…ですか？｣と聞いた。
先生はハッとしたようになり、僕のほうに振り向いて｢…あ、ああ…大丈夫、だ｣と言う。
その目は不気味に紅く光っており、目は僕の首筋辺りを見ていた。
本当に体調が悪いのか分からないが、本人が言うなら大丈夫か…と思い、それ以上は聞かないことにした。
だが、その後またボーっとしていて心配になる。
｢先生、本当に大丈夫ですか？保健室行った方が…｣
僕は席から立ち上がり、近づきながらそう言う。
先生は紅い目を一瞬小さくしたが、何も返答を返そうとしない。
顔を覗き込み｢…先生？｣ともう一回同じことを聞こうとした。
すると、急に先生が
｢ネロ、心配してもらって悪いんだが…近づかない方がお前のためにも俺のためにも良い。｣
なんて言う。意味が分からず、｢え？｣と聞き返したが、何も答えてはくれなかった。
ただ、その代わりに｢ごめんな｣と一言呟き、僕の肩を両手で掴み、引き寄せた。
｢…え？先生？｣
事の異常差に気付いたが、吸血鬼だからか力が強い。
すると先生がしゃがみ、ちょうど僕の視線の高さくらいになった。
そしてまた｢ごめんな｣と一言言い、口を開けた。
犬歯が目に映った。
だけど、それは一瞬だけで。
次の瞬間、首筋が少し痛むのと同時に力が抜けていった。
｢っあ！？｣
思わず変な声が出る。
｢っ…せ、せんせ、い？んっ…や、め…｣
やっとの思いで声を出したが、先生は耳を傾けてくれない。
ただ僕の首筋に犬歯を刺し、
――血を吸っていた。
確かにレオナード先生は吸血鬼だから血も吸うだろう。
だけど、まさか僕の血を吸われるなんて思っていなかった。
ゴクッ、と音がし、先生が血を飲み込んだのが分かった。
｢…せんせぇ…っう、あ…ひっ…｣
何分経ったのかは分からないが、先生が牙を抜き、僕の首筋を舐めた。
また変な声が出そうになったが、今度は口を塞いだので出なかったはずだ。
それはそうとして。
｢…せ、先生？何でこんなこと…？｣
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｢…せ、先生？何でこんなこと…？｣
その声で意識が覚めた。
目を擦り意識がはっきりするのを待つ。
すると、目の前には涙目で俺を見つめているネロがいた。
…多分、ネロの血を吸ってしまったんだと思う。あの妙な気だるさがなくなっているからだ。
｢す、すまん！え、えーと…｣
｢…もしかして先生…｣
俺は少し怖くなり目を瞑る。いくら8歳とは言えど一応魔法使いだ。大人しい奴ほど怒ると怖いし、な…
｢…貧血だったんですか？｣
｢…あ？｣
予想外の返答に、開いた口が塞がらなくなる。それにネロが付け加えて、
｢いや、吸血鬼って貧血のときに血を飲むんじゃないんですか？｣
と言う。
…俺の恐怖心を妙に突いてくるな、こいつ。
｢…あー、そう、貧血だ、貧血。悪かったな。｣
適当にそう返し、｢じゃ、授業再開すんぞー｣と黒板い向き直る。
｢あ、先生。貧血のときは言ってくださいね！血を吸うくらいなら…｣
｢いやもう吸わねーから！｣
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モッちゃん - 好き…えぇ……ヤベェ……… (2022年9月12日 21時) (
レス) id: 3c596af2d2 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - いい・・・ (2021年12月29日 19時) (レス) id: df15066341 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶 - ひぇ……好き… (2020年8月18日 14時) (レス) id: 3bb721340a (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - 良い!好き！やべぇ!好き (2020年7月7日 18時) (レス) id: e02f1d7237 (このIDを非表示/違反報告)
カイ - こんなネロレオやばい (2019年10月23日 16時) (レス) id: 69876245fa (このIDを非表示/違反報告)
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同じような占いを簡単に作れます → 作成
作者名：望月@闇月 | 作成日時：2019年6月5日 19時
