④ジンギ先輩のリュック

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:815 hit

動物園に入ると、子どものように
はしゃぐジンギ先輩。
先輩、普通に楽しみたくて動物園に来たのか、、なんだか可笑しくて笑ってしまった。

YOUさん！こっちこっち！
アフリカ象！アフリカ象！

先輩ハイテンションだな、、と思いつつ
後を追う私。それを繰り返し、ちょっと疲れたな、、と思った頃。先輩は背負っていたリュックからレジャーシートを取り出して木陰に敷いた。

先輩、準備が良いですね(笑)と私が言うと

ありがとうと更にリュックから何か取り出した先輩。

、、、大きなおにぎり4つ、、、2段お弁当箱１つ、それに水筒、、

先輩、、遠足の子どもなの！？
ほんと可笑しくて私はニヤニヤしてしまう。さあ座って座って！先輩は正座しながら嬉しそうに私にそう言った(笑)

先輩、これ用意してきてくれたんですね
そう私が言うと、

うん！美味しいかわかんないけど
とりあえず食べてみてねと先輩。

アルミホイルで包まれた大きなおにぎり(笑)
いただきますと剥がして一口食べてみた。
先輩、、味しない、、(笑)

先輩はキラキラした瞳で、おにぎりの感想を待っている様子、、どうしよう、、味しないとか絶対言えない。

どう？先輩に聞かれる前に、もう一口かぶりつき、更にまた話しかけられる前に、もう一口と食べ進めた、、するとおにぎりの中から
とり唐揚げが出てきた。わたしはひたすら食べ続けた。

先輩は満足そうに、水筒のお茶を準備して
私に手渡してくれた。そして、お弁当箱の蓋を取り、カットフルーツを並べた。

先輩は食べないんですか？と聞けば
うん、食べるよ♡と語尾にハートがついたような話し方で答え、もう１つ大きなおにぎりを私に手渡してきた、、。
先輩、いただきます、、、(笑)

ホムペを作る｜感想を書く
 他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )