機関庫のもめごと

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機関庫のもめごと。

駅長「機関庫でストライキが発生しました!ヘンリーが拗ねて出てきません。列車が来ないので、乗客がカンカンです!」
ハット卿「分かった、そんなことは許さんぞ!!」

ハット卿「出てこいヘンリー!!列車の準備の時間だぞ!!」
ゴードン「ヘンリーは行きませんよ!俺たちは小さなタンク機関車じゃない!移動作業は断ります。そんなことはトーマスの仕事です!俺たちはえらくて大型の機関車なんだ!そっちが客車を集めてきたなら引っ張りましょう」
ハット卿「考えてみよう」

ハット卿「やれやれ困ったもんだ･･･!」

ハット卿「エドワード、貨車の移動はもういい。操車場で客車を押してくれんか?」
エドワード「それはどうも、いい気分転換になります」
ハット卿「お前はいい子だ、頼むぞ」

ハット卿「ありゃなんだ?!ひどい態度だ!」
エドワード「みんなが、僕を非難するんです!『大型機関車は、移動作業なんかしない』って、僕の車輪が灰色だって笑うんです!そんなことないですよね…?」
ハット卿「そうとも、エドワード、お前の車輪は綺麗なブルーだ!それに大型機関車だって、移動作業はする!ともかく、新しいタンク機関車を探さねば…」

ハット卿「これだ!お前を選んだら一生懸命働くか?」
パーシー「もちろんです!」
ハット卿「いい子だな。お前を『パーシー』と呼ぼう!」
パーシー「はい。ありがとうございます!」

ハット卿「エドワード、パーシーだ。いろいろなことを教えてやってくれ」
エドワード「分かりました」

ヘンリー「わあああぁ!!」

エドワード「カッコいい『しゅっしゅ』だね。僕もやってみたいな」
パーシー「なんてことないよ。僕のいた作業場はすごくうるさかったんだ。だから何か聞いてほしい時には思いっきり「しぃーっ!」って言ってたんだ」

トーマス「ハット卿に言われたんだ。『手伝ってほしい』って…」
エドワード「しーっ…、ハット卿が来たぞ!」
ハット卿「トーマス、早かったなぁ。実はヘンリーとゴードンとジェームスがへそを曲げてな。『タンク機関車みたいに移動作業をするのは嫌だ』と抜かしおる。しばらくの間、君らに本線を走ってもらいたい」
トーマス「よーし!力のほどを見せてやる!!」
ハット卿「パーシーも手伝うな?」
パーシー「もちろんです。ぜひやらせてください」

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