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小|中|大|何と無くアリスモチーフのような謎の残物
注意
厨二系ファンタジー小説?
表現が一部可笑しかったり、同じ表現を使います。
ホムペで作る理由は楽だからです。
登場人物沢山。
ヒロインが出てくる。
などと言った設定を含みますのでご注意下さい
それではどうぞ
注意
厨二系ファンタジー小説?
表現が一部可笑しかったり、同じ表現を使います。
ホムペで作る理由は楽だからです。
登場人物沢山。
ヒロインが出てくる。
などと言った設定を含みますのでご注意下さい
それではどうぞ
「人は如何してすぐに破っちゃう様な約束をするのかしらね」
彼女の細くて透き通った様な声が上から降る。 俺は彼女の質問に直ぐには答えられなかった。
………確かに、彼女の質問は俺も気になっている事だが……。
俺は、グルグル可笑しな速さで廻り続ける時計を睨みながら、
「アンタだって人だろう? アンタの方がよく分かるんじゃ?」
と言った。 人ではない………いわば人外である俺よりも外の世界からきた人である彼女の方が質問の答えが判るはずなのだ。
「………そうなのかな? まぁ、私にも分からないのなら、ルークにも分からないよね」
半分笑った様に彼女は答え、少しだけ無言になる。
無言になると、彼方此方から聞こえる時計のチクタク音と俺と彼女の息遣いしか聞こえなくなる。そうして、ほんの少し経った後に彼女はハッとした様に「お茶貰うよー」と言う。
「はぁ!?ち、ちょっと……」
「ミルクティーが飲みたいなー!ルークにも入れちゃうねー」
俺の了承も得ずにキッチンへ走り出して行く。
………もう溜息しかでなくなる。
そうして、騒がしい彼女が部屋から退散した為に、再びこの辺りを静寂が支配した。
俺は作業していた手を止め、部屋の中から晴天の青空を見ていた。
ここは、ワンダーランド。 何処にあるのかは知らない。 人のココロのなかにでもあるんじゃないかとこの国の女王は言っていた。
簡単に言ってしまえば、誰かの精神世界。
ワンダーランドでは、なんか人が見たらドン引きしそうな生き物や綺麗な人型の人外もいる。
俺は一応後者に含まれている。 自分の事なんて綺麗とか思わないから、一応なのだ。
俺の名前は、時計屋。 ワンダーランドの住民達には『時計屋』とか『時計ちゃん』とか呼ばれている。
俺の事をルークって呼んでいる彼女は、アリス って言う外の世界の人だ。
ルークと呼ばれている理由は、アリス曰く、「私の友達にルークって言う機械が大好きな子がいるからルークね」と強引に決められてしまったからだ。
そして、彼女は軽く引く位に俺にべったりしている。 人で言う独占欲と言うものなんだろう。
この事も理由を聞いてみたら、「ルークは、好きよ。」としか帰って来なかった。
だから俺も気にしないで作業を続けようとしている。
気にしなければ、生きていられる、
そして、いつかは逝ける。
そんな事を考えていると急な眠気が襲って来る。
アリスの奴、紅茶淹れるの遅い………。
もういいや、寝ていよう。
寝ていれば、いつかは来るだろう……。
彼女の細くて透き通った様な声が上から降る。 俺は彼女の質問に直ぐには答えられなかった。
………確かに、彼女の質問は俺も気になっている事だが……。
俺は、グルグル可笑しな速さで廻り続ける時計を睨みながら、
「アンタだって人だろう? アンタの方がよく分かるんじゃ?」
と言った。 人ではない………いわば人外である俺よりも外の世界からきた人である彼女の方が質問の答えが判るはずなのだ。
「………そうなのかな? まぁ、私にも分からないのなら、ルークにも分からないよね」
半分笑った様に彼女は答え、少しだけ無言になる。
無言になると、彼方此方から聞こえる時計のチクタク音と俺と彼女の息遣いしか聞こえなくなる。そうして、ほんの少し経った後に彼女はハッとした様に「お茶貰うよー」と言う。
「はぁ!?ち、ちょっと……」
「ミルクティーが飲みたいなー!ルークにも入れちゃうねー」
俺の了承も得ずにキッチンへ走り出して行く。
………もう溜息しかでなくなる。
そうして、騒がしい彼女が部屋から退散した為に、再びこの辺りを静寂が支配した。
俺は作業していた手を止め、部屋の中から晴天の青空を見ていた。
ここは、ワンダーランド。 何処にあるのかは知らない。 人のココロのなかにでもあるんじゃないかとこの国の女王は言っていた。
簡単に言ってしまえば、誰かの精神世界。
ワンダーランドでは、なんか人が見たらドン引きしそうな生き物や綺麗な人型の人外もいる。
俺は一応後者に含まれている。 自分の事なんて綺麗とか思わないから、一応なのだ。
俺の名前は、時計屋。 ワンダーランドの住民達には『時計屋』とか『時計ちゃん』とか呼ばれている。
俺の事をルークって呼んでいる彼女は、アリス って言う外の世界の人だ。
ルークと呼ばれている理由は、アリス曰く、「私の友達にルークって言う機械が大好きな子がいるからルークね」と強引に決められてしまったからだ。
そして、彼女は軽く引く位に俺にべったりしている。 人で言う独占欲と言うものなんだろう。
この事も理由を聞いてみたら、「ルークは、好きよ。」としか帰って来なかった。
だから俺も気にしないで作業を続けようとしている。
気にしなければ、生きていられる、
そして、いつかは逝ける。
そんな事を考えていると急な眠気が襲って来る。
アリスの奴、紅茶淹れるの遅い………。
もういいや、寝ていよう。
寝ていれば、いつかは来るだろう……。
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作者名:鏡花水月 | 作成日時:2015年7月23日 22時