【実況者】またいつか【P-P/つわはす】

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どうもユウです!!!

新年を迎え、昨年のことに思いを馳せていたところ、

どうしても書きたいことがありましたので、書かせて頂きます。

ホームページ形式にしてしまったこと、お許しください。小説です。

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2015年 7月13日。忘れもしません。

私の大好きな実況者さんが姿を消しました。

ファンの方も、所謂アンチの方も、

その時は彼の話で持ちきりだったことでしょう。

月日が経ち、彼の話題も若干の薄れを見せたものの

やはり彼の帰りを待つ人が後を絶たない様に思います。

今日は、そんな彼が姿を消してから丁度半年になります。

彼を想う全ての方々の気持ちを、

チームTAKOS、平和組の皆様で書かせていただきます。

あてんしょんです

この小説は、実況者様の名前をお借りしたフィクションです。

実在する人物、団体、その他のものとは一切関係ありません。

また、実況者様の性格や関係の捏造が含まれる場合があります。

それでは、かなり長いのです(MAX10000文字に到達しました笑)が、

しばらくの間、お付き合いくださいませ。

つわはすさんは同い年で、僕に優しくしてくれて。

ずっとゲームしてるような人なのに人を気遣える心を持っていて。

直接言ってみればよかったなぁ、って、今はそう思う。

大好きだよ、って。大丈夫だよ、って。

その言葉の気恥ずかしさが、僕たちとつわはすさんを引き離したのかもしれない。

またいつか…って思う内に、君はいなくなってた。

叶うのなら、あの日に帰って君への想いを全部言ってしまいたい。

笑いながらつわはすさんはバカだなぁ、って。そう言ってやるんだ。

TAKOSと僕らの実況とを掛け持ちして、個人の実況もちゃんと上げてて、ずっと楽しそうで。

この空間が好きだったんだろうなって感じる度に、僕が変わってあげられたら…って思うよ。

僕なんかよりずっと実況者であることに誇りを持っていたのに、その道を絶たれた。

「…辛かっただろうな…」

「P-Pだってそうだろ」

「…キヨくん」

…正直、一番色々あったのはキヨくん。

でも、キヨくんとつわはすさんも仲良しだったから…

「友達が苦しんでるとこを見るのは… 心底つれぇよ」

キヨくんは友達を大事にする人だから、

つわはすさんが居なくなるって言ったときも、何も言わず受け入れてた。

…でも、影で苦しんでいたことも、僕は知ってる。

「ま、今日は折角みんな集まるんだしよ、」

「そうだね。パーっとね」

今日はみんなに会える。君に会える。

そう思うだけで嬉しかった。

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とある家のインターホンを鳴らす。

「いらっしゃいー」

そう言う声はセピアさんで。

でもドアから顔を覗かせてるのはアブさんで、

部屋の中から聞こえるのはレトさんのプレイボール!!で、

コンビニの袋を持ってたった今帰ってきたのはコジマさん。

ここは、セピアさんの家。今日は、TAKOSと僕たちが集まる日。

「お邪魔しまーす!! うわなんかもう既にうるせぇなw」

「キヨくん!!プレイボールやで!!」

「あー!レトルトさん俺の挨拶取らないで!!!」

こんな賑やかな仲間が出来たのも、つわはすさんのお陰なんだよ?

君には感謝してもしきれないや。

「こんちゃーす!!」

「P-P俺の取らんといて!!!」

「レトちゃん俺もこんちゃーす欲しい!!!」

「アブさんはいけめてぃっくだうん?とかワケわからんやつあるやん！」

「え、なにそれだっせぇwww」

「キヨさん?本気のイケメティックダウンを見せてあげましょうか?ww」

でも、こんな風に騒げるなんて思ってなかったな。

TAKOSはTAKOSで活動してるわけだから、僕たちとの接点もないわけだし、

レトさんはアブさんと仲良かったみたいだけど、勿論、初対面の人だっている。

…まあ気まずかったらつわはすさん呼んでも意味ないしね、ちゃんと打ち解けてくれてよかった。

「え、ちょ俺にもイケメティックダウン教えて」

「俺はもう存在自体がイケメティックだから教えようがない」

「え、アブさんってそんな感じ?ww」

「え、キヨさん知らなかった感じ?ww」

…意味がわからない笑

「あー待ってセピアさん料理作るの待って!!!」

なんかレトさんが全力で止めてる。

「え、作っちゃだめ?」

「あれ、コジマさんさっきなんか買ってきたんじゃねぇの?」

「お酒だけ買ってきたww」

「飯買ってこいよ!!ww」

みんなでご飯を作ることにした。

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料理ができて、テーブルに並べて。

「うおー!!いい感じ!!!」

アブさん、お皿並べしかやってないでしょ。

「めっちゃうまそう!!食っていい?」

キヨくん、何もやってないでしょ。

つわはすさんがくるのは19時30分。もう少し時間がある。

「ね、なんかサプライズせぇへん?」

｢え、でもどうするの？俺の家何もないよ？｣

｢どういうサプライズかによるよなーアブさんが実は男好きとか？｣

｢キヨさん酷いなぁw｣

つわはすさんへのサプライズか… じゃあ…

｢あのさ、提案があるんだけど…｣

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一週間前、P-Pからメールがきた。

｢セピアさんの家…？｣

あいつが誘ってくるの自体珍しいのに他の人の家なんて…

セピアさんの家を指定する辺り、何かを企んでいるのは明確で。

「…なーに考えてんだか」

でも、この日を楽しみにしている自分に嘘は吐けなくて。

19時30分。セピアさんの家の前に立つ。

…誰がいるんだろう。

俺が実況をやめて以来、P-Pを除いて誰とも連絡を取っていない。

P-Pとだって向こうが一方的に送ってくるメールを俺がほとんど無視しているだけで。

セピアさん家だしコジマさんはいるだろうな、ならアブさんもいるか。

でもその面子だとP-Pは大丈夫なのかな、レトさんも?

…じゃあ、キヨくんも、かな…

…キヨくんに会うのは避けたい。

何があっても、俺があの人と一緒にいちゃいけないんだ。

でも絶対… キヨくんいるだろうな…

…帰ろうか… いや、行くって言っちゃったし… なんて考えてたら、

「あ!!つわはすさん!!!」

…おしぼり投げてやりてぇくらい満面の笑みのP-Pの後ろに、

「おっ！やっと来たか!!!」

…優しく笑っているキヨくんもいて。

「…ひさし、ぶり…」

そう言えば、君は

「早く入れよ!!みんな待ってるぜ?」

ってまた笑ってくれた。

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「わー!!!つわはすさんだー!!!」

「コ、コジマさん痛い…」

いきなりコジマさんに捕まったつわはすさん。困った顔をしながらも嬉しそう。

「あのね、つわはすさん、アブさんもそろそろ来るからね」

さあ、どうなるかな…

「みんなー!!!アブさんが来たぞー!!!」

「うわぁww来たww」

「うわぁwwとは失礼な!!ww」

お、来た来た笑

「あー!!つわはすさんだ!!!」

「え、あ、こ、これ、アブさん…?」

「つわはすくんこれってwwこれってwww」

「お母様ひどいわぁーんww」

つわはすさんに"これ"と称された"それ"は、

TAKOSが実況した"しばいみち"に出てくる"なおみさん"のコスプレをしたアブさん。

もはや伝説みたいなものだからね、必死に探し回ってアブさんに着てもらったの笑

懐かしい気持ちになってもらおうと思ってたんだけど、

「…みんな…っ…」

あれ、もう… 泣いちゃった。

「つわはすくん泣くなよ!!w まだなんもしてねぇだろーw」

「そうやで!!みんなで頑張ったからさ、はよ食べよー!!!」

「…うんっ…」

つわはすさんはずっと泣いてたけど、みんなで食べて騒ぐ内に笑顔になってくれた。

きっとつわはすさんのことだから、色々考えてここに来て、帰ろうかって悩んだだろう。

ちゃんと来てくれたんだ、楽しんでもらわないと。

「つわはすさんゲームしよっ!!」

僕がそう言えば、

「俺もやる!!」

なんてみんなが言い出して、結局みんなでゲームして。

気付けばもう遅い時間。

「キヨくん、そろそろ…」

「…だな、いいタイミングだし」

こんなこと言ったら色んな人に怒られそうだけど、

今日こうやって集まって仲良くなって、笑顔でいられるのだって、

全部つわはすさんのお陰なんだ。

だから… 今日はつわはすさんに感謝を伝える日。

またいつか…じゃなくて、今日。

今までの感謝を全部、君に伝えたい。

「つわはすさん、」

サプライズは、君への気持ちを綴った手紙。

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つわはすさんへ!!

今日はつわはすさんと会えて嬉しかった。

久しぶりにゲームも出来たし、一緒に笑えて楽しかったよ!!

つわはすさんのお陰でたくさん友達が出来たし、毎日楽しいんだ。

だから、今度は僕がつわはすさんに恩返しする。

頼りないかもしれないけど、同い年だしなんでも言ってよ。

僕、つわはすさんのこと大好きだからさ笑

また遊ぼうね!!!メールも返してよ?絶対だからね!!!

P-P

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お母様へw

お母様はねー、色々考えすぎなんですよ、ほんと。

ゲームっていうのはね、楽しくやれればいいんです!!

だから… つわはすさんが落ち着いたらまた好きなようにゲームすればいいと思う。

今は無理かもしれない、忙しいだろうし。

でもね、好きって気持ちに嘘は吐いちゃだめだよ。

それで、大丈夫なら戻ってきなよ、みんな待ってるから。

それじゃ、また一緒に氷結ウォーズしましょw

アブさんより

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つわはすさんへ。

今日は来てくれてありがとう。

実はね、これ全部 P-Pさんが考えてくれたんだ。びっくりでしょ?

P-Pさんから話を聞いたときは俺も驚いたけど、

こうやってみんなと楽しめたから嬉しいよ。

色々あると思う、でもいつでも相談乗るからさ、人生の先輩として笑

それでまたいつか一緒に実況やろう。楽しみにしてる。

一緒に遊んでくれてありがとう。これからもよろしくね。

セピア

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プレイボール!!!

つわはすさんとゲームするのとにかく楽しいんだよねww

俺も色々実況やってるけど、やっぱりみんなでやるのが楽しい!!!

つわはすさんいつもぼっちって言ってるけどww 俺たちは友達だから。

だから、辛くなったらまたみんなでゲームしようよ!!!

俺はつわはすさんとゲームやって元気になったこといっぱいあるからさ、

つわはすさんも辛い時は俺のこと呼んでよ!! すぐ飛んでくからね!!!

またプレイボール!!ってみんなで遊ぼうね。

コジマ

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つわはすさんへ

つわはすさんとゲームやってもいつも勝てなくて、

でもそれでも楽しいのはつわはすさんの人柄があるからやと思う。

つわはすさんは優しい人やから俺らのわちゃわちゃにも付き合ってくれたし、

一緒になってわちゃわちゃもしてくれた。

ほんまにありがとう。一緒に実況してくれて。

俺、誰かさんが鬼畜なコース送ってくるお陰で、マリオはうまくなったんよ。たぶん。

だから、今度はマリオやろ!!つわはすボコボコシリーズやで!!!w

また、一緒に遊びたいです。

レトルト

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つわはすくんへ

なんか色々あったしさ、色々気にしてることもあるかもしんねぇけどもう何も気にすんな!!w

俺も確かに色々言われたけど、

でも実際メンバーと元通りになれたのは、その色々があったからなんだ。

だから、こう言うのはおかしいかもしんねぇけど、ありがとな。

レトさんがなんかマリオうまくなったとか言ってるけど、

レトルトボコボコシリーズは永久に不滅だろ?

ボコボコにしてやろうぜw つわはすくんのこと、ずっと待ってっから。

そんで、またみんなでいっぱい遊ぼう。

無理すんなよ、俺たちは仲間なんだから。頼っていいんだから。

またいつか、一緒に実況できる日を楽しみにしています。

キヨ

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「ありがと…っみんな…ありがとう…」

泣いてるつわはすさんをみんなで囲んで、

それで、みんなで泣いた。

色々あった。色々言われたし、色んな噂も飛び交っている。

でも、僕たちは何も変わらない。

何も変わらずに、また明日も実況するんだ。

「今度は7人実況やってみたいなー」

「ええな、それ!! 絶対編集大変やろうけどw」

「そこはつわはすくんがやってくれるからw」

「え、嘘でしょ!?w」

次の予定が出来た。7人で実況するって。

どこにもあがることのない、幻の実況だけど。

でも、僕たちはそれでいい。

だって、実況廃人の君と、また実況が出来るから。

「じゃ、またなー!!」

「また絶対遊ぼうね!!」

「うん!!」

だけど… またいつか、きみとの実況があげられたらいいな。

そのときは、ランキング1位獲って、みんなが見てくれてるところで、

おかえり、つわはすさんって言うんだ。

いつかその日が来るのを、僕たちはずっと待っています。

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