【BL】俺の隣で【オリジナル】

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舞台は王道学園
アンチ王道が当て馬だが気にすんな☆
爽やか(？)×平凡
キスはしてます。

｢宜しくな！！！
俺、真尋っていうんだ！よろしくな！！！｣

ハエみたい、うっとおしい

｢……｣

｢おい、なんで喋らないんだよ！！！
もしかして恥ずかしいのか！？
まずは名前教えてくれればいいんだぞ！！｣

ないわ

誰が"好き"でお前なんかと仲良くするか

彼、佐々川真尋は話の通じないイカれた転校生。

どうやら俺、神田頼人はそんな宇宙人に好かれたらしい。

いい迷惑だ、本当に。

………ほんとに迷惑極まりない

～～～

｢まひろー、何してんの？？｣

そう言って宇宙人に背後から抱き着いたのはクラスの爽やか君。

まったく爽やかな笑顔してませんけどね、今は。

優しい声色でソイツに話しかけながら、笑ってない、どころかすわってるような目でこちらを見てくる。

｢しぬ？｣

口パクで伝えられた二文字と疑問符

あー、怖い怖い

だから嫌なんだよ…

▫▫▪

｢んぁ、やっ…ごめ、｣

｢ダーメ、許さないから｣

ほんといつもいつも、理不尽極まりない

｢なーんで、お前が気に入られるかな｣

…知らねぇよっ！！！！

｢俺の苦労無駄にしないでくれない？｣

あの時みたいな冷めた死んだ目を向ける紺

新川紺ークラスの爽やか君と言えばわかるだろう

俺の恋人でもある。

｢お前がしぬくらいドロドロにしなきゃ割に合わないよねぇ｣

本当のコイツは爽やかなんて欠片もなくて、自分勝手なクソ野郎。

｢紺が自分で近づいっ、んンｯ｣

…最後まで言わせろ、アホ

無駄に豪華な寮の部屋

もちろんベットだって最高級

普通の男が男にのしかかられてんのにギシリとも音はしない

その上防音だってバッチリで、

この部屋に響くのは水音だけ。

あー、やばい。流される。

｢ん、…は、俺は頼人の事守ってただーけ｣

確かにあの宇宙人から遠ざけてて暮れてたのはありがたいが

俺だって恋人が持ってかれんのは面白くない

｢…隣で守ればいーじゃん、紺のアホ｣

いやー、我ながら可愛くね、ぇ…

………

あの、紺さん、目ぇ怖いから

｢煽ったのが悪い｣

俺は今から羊の皮を被った野生の狼に捕食されるみたいですね。

…タスケテ

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