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延々と
音楽を流し続ける
地面に落ちたイヤフォン。
一歩引いた場所からでも充分聴こえる位の音量だ。
その音楽はただひたすら少年の前で少女をコロし続ける。そんな歌だ。
まるで、僕と彼女みたいだ。
なぜ、会いに行かなかったのだろうか？今更になって、後悔が押し寄せてきた。
仮面の隙間から涙がこぼれ落ちる。
その涙は、冷たくなった彼女の頬を濡らす。
ブツッとイヤフォンが切れた。どうやらショートしたようだ。
無音。
そこに、小さく嗚咽が響く。
ごめんな、ごめんな、と呟くように謝る声も聞こえる。
仮面をずらし、涙を拭く。そして頬を思い切り殴った。
彼女の近くにまで行き、イヤフォンを手に取る。
顔を上げた時、その目は復讐の色に染まっていた。
「待ってろ、俺が、必ず―――――――」
音楽を流し続ける
地面に落ちたイヤフォン。
一歩引いた場所からでも充分聴こえる位の音量だ。
その音楽はただひたすら少年の前で少女をコロし続ける。そんな歌だ。
まるで、僕と彼女みたいだ。
なぜ、会いに行かなかったのだろうか？今更になって、後悔が押し寄せてきた。
仮面の隙間から涙がこぼれ落ちる。
その涙は、冷たくなった彼女の頬を濡らす。
ブツッとイヤフォンが切れた。どうやらショートしたようだ。
無音。
そこに、小さく嗚咽が響く。
ごめんな、ごめんな、と呟くように謝る声も聞こえる。
仮面をずらし、涙を拭く。そして頬を思い切り殴った。
彼女の近くにまで行き、イヤフォンを手に取る。
顔を上げた時、その目は復讐の色に染まっていた。
「待ってろ、俺が、必ず―――――――」
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作者名：月夜の桜吹雪 | 作成日時：2017年3月9日 23時
