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◆ ー ピンクの騎士に祝福を。 ー ◆
#KnightA #騎士A #てるとくん #文字起こし
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作者 : Stellar
投稿 : 2023年 7月 9日
●御本人と関係はありません。
●反応集の彼女とのお話です。
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●概要欄
StellarのTwitter ▷▶︎▷▶︎【@star_2pm】
匿名用の感想やリクエスト、質問など▷▶︎▷▶︎【Stellarのお題箱】
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◆ ー ピンクの騎士に祝福を。 ー ◆#KnightA #騎士A #てるとくん #文字起こし
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作者 : Stellar
投稿 : 2023年 7月 9日
●御本人と関係はありません。
●反応集の彼女とのお話です。
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💖🌸「やばいやばいっ、え、てるちゃん何時に来るって言ってたっけ……？」
朝から猛ダッシュで彼のために準備をしていて時間を忘れてしまっていたが念の為にかけておいたアラームが今になって焦らせてくる。
ひとつひとつ準備したものを確認しながら、よし！ よし！ と指を指していく。
💖🌸（なにも問題ない。はず……、）
💖🌸（大丈夫な、はず……、）
こういう余裕が無い時こそ落ち着かなければ確認が出来ないことを知っているが、現実を知らせるチャイムの音が鳴り響いてしまった。
💖🌸「あっ、来た……！」
エントランスの鍵を開け、エレベーターで彼が部屋までにたどり着く僅かな時間で最終確認をする。もうここでミスを見つけたってとうにもならないけれど。
部屋の前のチャイムが鳴る。彼女は嬉しくて勢いよく扉を開けた。
💖「こんにちは」
💖🌸「いらっしゃーい」
💖「わ、……はははっ、いきなり飛びついたら危ないよぉ」
💖🌸「てるちゃんが受け止めてくれるって分かってたからいいんですぅー」
💖「いや、僕じゃなかったらどうするのさ」
💖🌸「インターホンで確認したからいいのぉー！」
今週は予定的にお泊まりが出来なかったから、彼の誕生日の今日だけは会いたいとお願いをすれば家に来てくれると言ってくれた。
それが決まったのはつい一週間ほど前のことだ。
💖🌸「それよりてるちゃん！ 上がって……！」
💖「お邪魔しまぁす」
💖🌸「えへへ、なんか会うの久しぶりだね」
💖「ねー。確かに。YOUの家に来たのもすごく久しぶりな感じする」
💖🌸「え、前に来たのっていつだっけ……」
💖「まだ僕長袖着てた気がするんだけど」
💖🌸「今も半袖じゃないじゃん」
💖「いやっ、それはそうなんだけど。春とかだったかな？」
💖🌸「集まるとかお泊まりって言ったら大体てるちゃん家行ってたもんねー」
💖「え、確かに……」
思い返してみると彼女の家に来るなんてことはほとんどない。むしろ仕事帰りの彼女がてるとくんのお家に寄ることの方が日常化している気がする。
💖🌸「ムムちゃんも居るし。私の家よりてるちゃんのお家の方が広いからなー、いっつも入り浸っちゃう」
💖「そういえばYOUの荷物も増えてきたかも」
💖🌸「なんだよぉー。遠回しに持って帰れっていってる？ もしかして」
💖🌸「それだと怒っちゃうんですけどー」
💖「言ってない言ってない……！」
勝手な思い込みやめてよ。なんて注意しながらリビングにたどり着くまでの道を歩く。白い扉を開けた後、外気とは比べ物にならない冷えた空気と白とピンクの二色で統一された可愛い空間が広がっていた。
💖「……、えっっ」
💖「なにこれ！ すごい……！」
ピンクのハートの風船に、白い壁に飾った『Happy birthday』の文字に雲の上にいるみたいなモコモコの家具。これは全て約束が決まった一週間で彼女が準備してきたもの。
💖🌸「えへへへーんッ。ちょっとYOUちゃん頑張ってみましたぁ」
💖「え、この飾り付けYOUがしたの？」
💖🌸「そうだよーっ！ インスタとかTikTokとかで色々調べて可愛い飾り付け頑張ったの！」
💖「えぇっ！？ プロがしたみたいにすごいんだけど。え、コレ本当にプロじゃない？ プロ呼んでない？」
💖🌸「もーっ、呼んでないってばっ！」
でもそれほどセンスのいい彼に褒められてしまうと嬉しくなってしまう。
💖🌸（頑張って良かった）
💖「え、本当にすごいんだけど」
💖🌸「喜んでくれた？」
💖「うんっ！ すっごいびっくりしてるし、嬉しい」
💖🌸「えへ。……あっ、でもまだ喜んで貰うのはちょっと早いかも」
💖「早い？」
💖🌸「うん！ だって、プレゼントはこれからだし。……まあ！ とりあえずてるちゃんソファーに座って〜」
来たばかりの彼の背中を押して二人がけのソファーに腰掛ける。
💖🌸「ふぅ、……じゃあ、渡していい？」
💖「えっ、なんかそんなに意気込むもの？」
💖🌸「やっ、なんか勢いだけで買っちゃったーみたいなプレゼントで……」
💖「なんだろう？ 楽しみ」
💖🌸「じゃあ……、はいこれ。どーぞ」
💖「えっ……！」
💖🌸「あ、開けてみてよ」
どうぞと彼女が渡した紙袋はグレーのブランドショッパー。イギリスのファッションブランドでバックから香水まで幅広く展開しているそのお店のロゴは王冠と宇宙が特徴的だ。
💖「え！ かわいい」
💖🌸「えっ、可愛いよねぇ？？」
💖「うん、すごくかわいい」
💖🌸「良かった〜〜……。えっ、それね？ 今撮ってるドラマで提供して貰ってるブランドのお財布なんだけどさ」
彼女は現在ドラマなどを作る裏方、アシスタントの仕事をしており、そのワンシーンで使った小物に目がいった。
💖🌸「ヒロインがね、好きな人にプレゼントするためにショーケースの中見つめてるみたいなシーンの時にもう、これめちゃくちゃ可愛いっ！ って。てるちゃんが使ってたらかっこいいなーと思って買っちゃったんだよね」
💖「うん、かわいい。このチェーン付いてるのいい、かわいい」
💖🌸「え、でしょ？？ てるちゃんに持っててほしいなぁーと」
こんな時にオタク感が出てしまってちょっと恥ずかしいが中身を開けて持った感じも理想通りで安心した。
💖🌸（王冠と宇宙っていうのもちょっとてるちゃんぽくて好きなんだよね、買ってよかった）
💖「え、ありがとね？」
💖🌸「あー……、」
💖「ん？ どうしたの」
💖🌸「後ね、あと……もう一個あって」
💖「えっ！ まだあるの！？ 僕大分貰っちゃってない？ 大丈夫？？」
実はもう一つだけ。これは当日まで少し悩んだものだった。なんせ、当日にしか作れないものだし、思った以上に時間がかかって先程までバタバタしてしまったと言っても過言では無い。
💖🌸「いやっ、……あぁ、やっぱりもう一個の方先に渡せばよかったかも……」
💖「なになに？」
財布に大変喜んで貰った後に自分の作ったものを出すのは申し訳ないなと思いながら、遠回しに聞いてみる。
💖🌸「……てるちゃん。ちなみになんだけど、お腹すいてる？」
💖「空いてる。ぺこぺこ」
💖🌸「……。ちょっとまっててね？」
💖「えぇっ……？？」
せめて、お腹減ってないと言ってくれたらこれは一人で処分しようと思っていたが、せっかく作ったし。……いっぱい愛を込めたし。……大丈夫。だいじょうぶ。
冷蔵庫で冷やしていたそれをてるとくんの前に出す彼女。
💖🌸「……はい、これ。……お誕生日ケーキ？ ケーキっていうか、タルトだけど」
💖「おいしそう！」
💖🌸「うん……」
💖「……え、まさか。え、まさかね……？ 作ってくれたの？」
💖🌸「……、うん」
一番最初はアルバムなんか作って渡そうかと思っていた。が、時間も足りないし、飽き性の彼女ではせいぜい二、三ページが限界だろうともう作る前から断念してしまっていた。
💖🌸「あっ、でも、その。料理全然上手くないしー、そのばぁうくんのね、彼女ちゃんに『なんか初心者でも作れそうなのなーい？』って聞いたら、これオススメしてくれて、美味しいし、ピンクだし、可愛いから……って」
💖🌸「……YOUちゃんなりに？ がんばりました、」
てるとくんの目の前にあるのは桃のタルト。旬だし、可愛くて美味しいよと言われたので思い切って材料を買ったらもう後戻りが出来ずに作ってみた。
慣れないことをしたせいか、缶詰の桃を開ける時に不器用すぎて指先を怪我してしまった事は内緒にしておこう。
💖「嬉しい」
💖🌸「……おいしいか、わかんないよ？」
💖「でも見た目すごくかわいいし！ 僕のために作ってくれたんでしょ？」
💖🌸「う、ん……」
💖「部屋の飾り付けも、お財布もタルトも、全部ぜんぶうれしいよ」
顔面の整った彼がニコッと笑ってそんな優しい言葉を言うもんだから抱きしめて「カッコよすぎ……っ！」と伝えてしまう。
💖🌸「いっぱい頑張ったから褒めて欲しいな？」
💖「がんばったねー。えらい。よしよし」
💖🌸「あはっ。嬉しい」
💖🌸「てるちゃん？」
💖「ん？ どうしたの」
💖🌸「Knightの皆からすっごいすごーーい人気だけど、『彼女』で『お嫁さん』で、『妻』になるのは私なんだからね」
💖「ふふっ、わかってるよ」
💖🌸「もー！ あの四人にも言っておいてよー？ 赤と黄色と緑とやっかいな水色！」
💖「伝えとくね？」
性別関係なくモテモテな彼氏だと困ってしまう。
それでも私の彼氏で旦那さんで、夫になるのはもうてるとくんだって決めているから。
💖🌸「ずっとずっと、傍で祝わせてね？」
💖「うん！ もちろんだよ」
💖🌸「誕生日おめでとう、てるちゃん」
どうか、この先の未来も祝えますように。
✦ END ✦
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💖🌸「やばいやばいっ、え、てるちゃん何時に来るって言ってたっけ……？」
朝から猛ダッシュで彼のために準備をしていて時間を忘れてしまっていたが念の為にかけておいたアラームが今になって焦らせてくる。
ひとつひとつ準備したものを確認しながら、よし！ よし！ と指を指していく。
💖🌸（なにも問題ない。はず……、）
💖🌸（大丈夫な、はず……、）
こういう余裕が無い時こそ落ち着かなければ確認が出来ないことを知っているが、現実を知らせるチャイムの音が鳴り響いてしまった。
💖🌸「あっ、来た……！」
エントランスの鍵を開け、エレベーターで彼が部屋までにたどり着く僅かな時間で最終確認をする。もうここでミスを見つけたってとうにもならないけれど。
部屋の前のチャイムが鳴る。彼女は嬉しくて勢いよく扉を開けた。
💖「こんにちは」
💖🌸「いらっしゃーい」
💖「わ、……はははっ、いきなり飛びついたら危ないよぉ」
💖🌸「てるちゃんが受け止めてくれるって分かってたからいいんですぅー」
💖「いや、僕じゃなかったらどうするのさ」
💖🌸「インターホンで確認したからいいのぉー！」
今週は予定的にお泊まりが出来なかったから、彼の誕生日の今日だけは会いたいとお願いをすれば家に来てくれると言ってくれた。
それが決まったのはつい一週間ほど前のことだ。
💖🌸「それよりてるちゃん！ 上がって……！」
💖「お邪魔しまぁす」
💖🌸「えへへ、なんか会うの久しぶりだね」
💖「ねー。確かに。YOUの家に来たのもすごく久しぶりな感じする」
💖🌸「え、前に来たのっていつだっけ……」
💖「まだ僕長袖着てた気がするんだけど」
💖🌸「今も半袖じゃないじゃん」
💖「いやっ、それはそうなんだけど。春とかだったかな？」
💖🌸「集まるとかお泊まりって言ったら大体てるちゃん家行ってたもんねー」
💖「え、確かに……」
思い返してみると彼女の家に来るなんてことはほとんどない。むしろ仕事帰りの彼女がてるとくんのお家に寄ることの方が日常化している気がする。
💖🌸「ムムちゃんも居るし。私の家よりてるちゃんのお家の方が広いからなー、いっつも入り浸っちゃう」
💖「そういえばYOUの荷物も増えてきたかも」
💖🌸「なんだよぉー。遠回しに持って帰れっていってる？ もしかして」
💖🌸「それだと怒っちゃうんですけどー」
💖「言ってない言ってない……！」
勝手な思い込みやめてよ。なんて注意しながらリビングにたどり着くまでの道を歩く。白い扉を開けた後、外気とは比べ物にならない冷えた空気と白とピンクの二色で統一された可愛い空間が広がっていた。
💖「……、えっっ」
💖「なにこれ！ すごい……！」
ピンクのハートの風船に、白い壁に飾った『Happy birthday』の文字に雲の上にいるみたいなモコモコの家具。これは全て約束が決まった一週間で彼女が準備してきたもの。
💖🌸「えへへへーんッ。ちょっとYOUちゃん頑張ってみましたぁ」
💖「え、この飾り付けYOUがしたの？」
💖🌸「そうだよーっ！ インスタとかTikTokとかで色々調べて可愛い飾り付け頑張ったの！」
💖「えぇっ！？ プロがしたみたいにすごいんだけど。え、コレ本当にプロじゃない？ プロ呼んでない？」
💖🌸「もーっ、呼んでないってばっ！」
でもそれほどセンスのいい彼に褒められてしまうと嬉しくなってしまう。
💖🌸（頑張って良かった）
💖「え、本当にすごいんだけど」
💖🌸「喜んでくれた？」
💖「うんっ！ すっごいびっくりしてるし、嬉しい」
💖🌸「えへ。……あっ、でもまだ喜んで貰うのはちょっと早いかも」
💖「早い？」
💖🌸「うん！ だって、プレゼントはこれからだし。……まあ！ とりあえずてるちゃんソファーに座って〜」
来たばかりの彼の背中を押して二人がけのソファーに腰掛ける。
💖🌸「ふぅ、……じゃあ、渡していい？」
💖「えっ、なんかそんなに意気込むもの？」
💖🌸「やっ、なんか勢いだけで買っちゃったーみたいなプレゼントで……」
💖「なんだろう？ 楽しみ」
💖🌸「じゃあ……、はいこれ。どーぞ」
💖「えっ……！」
💖🌸「あ、開けてみてよ」
どうぞと彼女が渡した紙袋はグレーのブランドショッパー。イギリスのファッションブランドでバックから香水まで幅広く展開しているそのお店のロゴは王冠と宇宙が特徴的だ。
💖「え！ かわいい」
💖🌸「えっ、可愛いよねぇ？？」
💖「うん、すごくかわいい」
💖🌸「良かった〜〜……。えっ、それね？ 今撮ってるドラマで提供して貰ってるブランドのお財布なんだけどさ」
彼女は現在ドラマなどを作る裏方、アシスタントの仕事をしており、そのワンシーンで使った小物に目がいった。
💖🌸「ヒロインがね、好きな人にプレゼントするためにショーケースの中見つめてるみたいなシーンの時にもう、これめちゃくちゃ可愛いっ！ って。てるちゃんが使ってたらかっこいいなーと思って買っちゃったんだよね」
💖「うん、かわいい。このチェーン付いてるのいい、かわいい」
💖🌸「え、でしょ？？ てるちゃんに持っててほしいなぁーと」
こんな時にオタク感が出てしまってちょっと恥ずかしいが中身を開けて持った感じも理想通りで安心した。
💖🌸（王冠と宇宙っていうのもちょっとてるちゃんぽくて好きなんだよね、買ってよかった）
💖「え、ありがとね？」
💖🌸「あー……、」
💖「ん？ どうしたの」
💖🌸「後ね、あと……もう一個あって」
💖「えっ！ まだあるの！？ 僕大分貰っちゃってない？ 大丈夫？？」
実はもう一つだけ。これは当日まで少し悩んだものだった。なんせ、当日にしか作れないものだし、思った以上に時間がかかって先程までバタバタしてしまったと言っても過言では無い。
💖🌸「いやっ、……あぁ、やっぱりもう一個の方先に渡せばよかったかも……」
💖「なになに？」
財布に大変喜んで貰った後に自分の作ったものを出すのは申し訳ないなと思いながら、遠回しに聞いてみる。
💖🌸「……てるちゃん。ちなみになんだけど、お腹すいてる？」
💖「空いてる。ぺこぺこ」
💖🌸「……。ちょっとまっててね？」
💖「えぇっ……？？」
せめて、お腹減ってないと言ってくれたらこれは一人で処分しようと思っていたが、せっかく作ったし。……いっぱい愛を込めたし。……大丈夫。だいじょうぶ。
冷蔵庫で冷やしていたそれをてるとくんの前に出す彼女。
💖🌸「……はい、これ。……お誕生日ケーキ？ ケーキっていうか、タルトだけど」
💖「おいしそう！」
💖🌸「うん……」
💖「……え、まさか。え、まさかね……？ 作ってくれたの？」
💖🌸「……、うん」
一番最初はアルバムなんか作って渡そうかと思っていた。が、時間も足りないし、飽き性の彼女ではせいぜい二、三ページが限界だろうともう作る前から断念してしまっていた。
💖🌸「あっ、でも、その。料理全然上手くないしー、そのばぁうくんのね、彼女ちゃんに『なんか初心者でも作れそうなのなーい？』って聞いたら、これオススメしてくれて、美味しいし、ピンクだし、可愛いから……って」
💖🌸「……YOUちゃんなりに？ がんばりました、」
てるとくんの目の前にあるのは桃のタルト。旬だし、可愛くて美味しいよと言われたので思い切って材料を買ったらもう後戻りが出来ずに作ってみた。
慣れないことをしたせいか、缶詰の桃を開ける時に不器用すぎて指先を怪我してしまった事は内緒にしておこう。
💖「嬉しい」
💖🌸「……おいしいか、わかんないよ？」
💖「でも見た目すごくかわいいし！ 僕のために作ってくれたんでしょ？」
💖🌸「う、ん……」
💖「部屋の飾り付けも、お財布もタルトも、全部ぜんぶうれしいよ」
顔面の整った彼がニコッと笑ってそんな優しい言葉を言うもんだから抱きしめて「カッコよすぎ……っ！」と伝えてしまう。
💖🌸「いっぱい頑張ったから褒めて欲しいな？」
💖「がんばったねー。えらい。よしよし」
💖🌸「あはっ。嬉しい」
💖🌸「てるちゃん？」
💖「ん？ どうしたの」
💖🌸「Knightの皆からすっごいすごーーい人気だけど、『彼女』で『お嫁さん』で、『妻』になるのは私なんだからね」
💖「ふふっ、わかってるよ」
💖🌸「もー！ あの四人にも言っておいてよー？ 赤と黄色と緑とやっかいな水色！」
💖「伝えとくね？」
性別関係なくモテモテな彼氏だと困ってしまう。
それでも私の彼氏で旦那さんで、夫になるのはもうてるとくんだって決めているから。
💖🌸「ずっとずっと、傍で祝わせてね？」
💖「うん！ もちろんだよ」
💖🌸「誕生日おめでとう、てるちゃん」
どうか、この先の未来も祝えますように。
✦ END ✦
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作者名：Stellar | 作成日時：2023年7月9日 23時
