東方幻想記録物語、テンプレート【白檮山狂花】で作成

【名前】
　白檮山(かしやま)　狂花(きょうか)

【性別】
　女

【年齢】
　一五歳

【性格】
　頭脳の怪物。卑屈だが酒が入ると積極的になる。本人も酒好きのため、宴会には必ず参加する。また、ザルである。
　霧の湖の側にある小さな木造一軒家（檮山庵(とうさんあん)）にひっそりと佇んでいる少女で、卑屈で内向的な厭世家。能力のせいでなんの面白みのない人生を余儀なくされている。自虐癖がある皮肉屋だが、根は善良で、檮山庵に助けを求めてきた人には必ず手を差し伸べる。
　能力で全てを把握してしまう為外に出る必要がなく、生粋の引きこもり。彼女が引きこもっている檮山庵は人里からやや遠いが、彼女の完璧な演算に魅せられた人々が度々訪れてくる。退屈な相手と話していると眠くなるらしく、彼女の頭脳に縋りに来た人の話を聞きながら大抵は寝ている。だが寝ている間も情報は入り続けている（＝寝てても話は聞いている）そうで、持ち込まれた依頼は立ち所に解決される。初めは客の全員が傲岸不遜な態度を嫌うが、その事件解決能力を目にしてからは態度を一変させる。故に人里には信奉者が少なからず居る。依頼料は客の尺度で決めて良く、最低ラインは約一万円ほどだが、気分次第で割引してもらえることもある。
　退屈な毎日を紛らわす為嗜好品というものに半分依存している節があり、紅茶や珈琲、菓子、煙草などを嗜んでいる。食事自体は好きだが、会食となると話がつまらないので別（宴会を除く）。能力故に娯楽は楽しめないが、完全運要素依存のゲームならまだましらしい。
　十六夜空夜とは犬猿の仲であり、会う度口論になる。しかし狂花がここまで熱中する事は滅多になく、喧嘩するほど仲が良いと周りからは見られている。

【容姿】
　キャラットさんをお借りしました。

　年齢の割にかなり背が低い幼女。白髪を長く伸ばしていて、瞳は赤でジト目。目の下に隈。肌はピンクがかった白だが、血の色が若干透けているため。服装は露出が殆どなく、全身真っ白。白いブラウスに白いロングスカート、白いポンチョを着て、白いブーツを履いている。現実離れした純白といい神秘的な雰囲気といい、その様相はさながら精霊のよう。

【能力】
・世界を把握する程度の能力
　世界の全て、人の動きや地理、世界情勢、人間ひとりひとりの視界、思考、感情を把握する力。彼女の頭には人間のどす黒い部分や醜い本性が筒抜け。寝ても覚めても情報は流れ込んできており、普通に面倒。
　また、世界の情報は狂花の『経験』として記憶される。つまりエピソード記憶。

・完璧な演算をする程度の能力
　精密機械以上の完璧な演算をする能力。如何なる機械にもバグというものは存在し、ミスは起こり得るが、それが存在しない。また、世界の全てを把握する能力によってもたらされた情報を元に正確無比な未来予知が可能。加えて、副作用的に類稀なる頭脳を持つ。

・また、平均程度には魔法が使えるので日常生活は魔法で食べ物を生み出すなどして生活している。だが運動は不得手なので基本的に後方支援型。つまり弾幕ごっこは滅多にしない。（やるときはやるのでYDK）

【好きなもの】
　アルコール、ニコチン、カフェインなどの嗜好品に依存しながら生活している為、嗜好品を病的に買い集めている。酒好きで、よく酒を飲む。酒を飲むと親戚みたいなテンションでダル絡みしてくるので逃げると良い。また、実りのある会話（無益な駄弁りは嫌う）を好む。

【嫌いなもの】
　外と日光が嫌いな生粋の引きこもり。また、わかりきった世界が嫌い。

【特技】
　酒のつまみを作ったりすることが多いので料理が出来る。大体の食べ物は美味しく作れるが、何故か（ぐっちゃぐちゃになるので）卵焼きだけは作れない。

【苦手】
　特になし

【過去】
　人里生まれ人里育ちの、生粋の幻想郷人。これといった特徴のない普通の生活を送っていたが、ある日突然能力に目覚め、世界が一変する。幻想郷しか知らなかった頃に突然外の世界の情報が流れ込んで来、狂花は、世界は自分が思っていたよりも残酷に出来ている事を悟った。親が「突然不思議な力を使い始め、見たことも聞いたこともない知識を話す子供を恐怖していた」と知った狂花は家族にも見切りをつけ、実家にあった数冊の本を持って独り立ち、檮山庵に住み始める。そして今に至る。

【語録】
　一人称は「僕」、二人称は「君」。学者のように堅い口調で、物静かに淡々と、そしてやや皮肉めいた感じで話す。酒が入ると親戚のおっさんみたいな喋り方になる。
自己紹介「……白檮山狂花。よろしく」
「これ、僕にくれるんだろ？　はいはい、ありがとう。……感謝は一応、してるけど」
「君、食事の邪魔するっていい度胸してるな。なに、幼女に殺される趣味でもある訳？」
「これは八十年もののワイン。気になってたんだろ？　機会があったら飲ませてあげるよ」
「僕は全部がわかるんだ。君の心の中や見えている世界も。世界の反対側で起きている惨劇、死者の無念、人間のどす黒い本性、喜び、悲しみ、世界中に存在する現象は全て、僕の頭の中に流れ込んでくる。それは自分が親しいと思っていた相手の本心とか、相手が持っているカードの中身まで、全部。……ほら、つまらない人生だろ？」
（酒が入ると）
「うぃ〜！ホレホレそこのお嬢さんや、もう一杯どーよ」
「あぁ？そんなつれねーこと言うなって。ほら、もっと食えよ」

【その他】
イメージCV：花守ゆみりさん
危険度：極低
人間友好度：普通

【関係】
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・十六夜空夜
　空夜⇆狂花
　犬猿の仲にして終生のライバル。似たような力を持つ正反対の存在。顔を合わせれば口論になるし、空夜は狂花の家に突然泊まりに来るし、狂花は紅魔館に頻繁に出入りする。これだけ嫌い合っていて無視はしないのだから、実は仲が良いとかなんとか。喧嘩するほど仲が良い。
　空夜は「世界は残酷で救いがなくわかりきっているが、だからこそ、そこで藻掻く人間が面白い」と主張し、狂花は「世界は残酷で救いがなくわかりきっているから、そこで藻掻く人間は無駄で醜くみじめったらしい」と主張する。
　この主張の違いは両者の能力の違いにある。狂花は『経験』として記憶される為、より身近な存在として世界の醜い部分を捉えるのに対し、意味記憶になる空夜はあくまで対岸の火事である。そこが二人の明暗を分けた要因だ。狂花は経験の為他人の事と割り切れなかった故に世界に見切りをつけたのに対し、空夜は知識の為他人の事と割り切れた故に狂花とは別の道を進んだのである。
「空夜、また来たのか。君の為に食材をちょっと多く備蓄している僕の苦労を考えたことはあるのか？　迷惑だ」

・桜井美咲さん
　美咲⇆かしやん
　ある日突然押しかけてきたが、なんか気が合って仲良くなった。
　お互い研究者気質の科学脳なので考え方が似ており、滅茶苦茶気が合うので滅茶苦茶仲が良い。親友。
　美咲さんの若干KYな部分が、狂花の冷めた人間観を温めた説が濃厚。

・小虎白華さん
　白華⇄狂花
　たまに檮山庵に来て絵を描いている人。感性が少し変わっていて面白いし、頭が良いので実のある話が出来て良い。また、白華の描く絵がお気に入りだったりする。度々料理を振舞っている。
「すまないが、今日は依頼は……って白華か。元気そうで何よりだ。また絵を描きに来たんだろ。珈琲を用意する。勝手に描いててくれ」

・ディアボロ・エックスバレットさん
　ディアボロ⇄狂花ちゃん
　たまに檮山庵に来て絵を描いている人の相方。言動が少し変わっていて面白い。また、ディアボロの趣味は完全に狂花の守備範囲外なので、ちょっと興味があったりする。度々料理を振舞っている。
「時にディアボロ、君が度々発する『攻め』『受け』と言う単語だが、僕の知らない意味が含まれているのか？　僕は君の趣味に関しては疎いんだ。教えて欲しい」

【作者】さっき