【事前告知】或る菊、曰く。【募集企画】

【前説】

四季折々の花と女学生の笑みが咲き乱れ、繁栄を極める帝都「東京」。活気に溢れた街並みと豊かさを享受する国民に、恐ろしいものなどないように見えた。

ただ一つ、「悪鬼」の存在を除いては。

異常な力を持つそれは、或る時ポンと現れたと言う。醜い姿で暴れ狂っては、都を、人を、営みを蹂躙したのだと。
しかし人間も黙ってはいない。奇しくも同時期、悪鬼に対抗できるほどの特殊な能力を抱く者が現れ始めた。

そしてこれが、十年ほど前の話である。

現在、彼らは「菊花隊」と呼ばれる身分になり、悪鬼を征し都を守るようになっていた。

その花が千切れ、低く舞う日はやってくるのか。彼らはいつまで力を振るい続けるのか。未来は不確定だ。真実もまだ見えない。

今はまだ、誰にも。


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【企画名】

或る菊、曰く。


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【用語説明】


【特別編成部隊-菊花】
(とくべつへんせいぶたい-きっか)

通称「菊花隊」。
悪鬼討伐のため能力発現者を招集、編成された臨時部隊。国軍直属ではあるが形態がかなり特殊。故に給与待遇共に申し分なく、正式な所属ではないにも関わらず大尉相当の権利を持つ。どうしても緊急出動などがあるためプライベートは皆無だが、休日はそれなりに与えられている。東京の比較的都心に本部があり、近隣の寮にて一人一部屋充てがわれ、そこで全員が生活している。

一定以上の実力が認められている者は「正隊員」と呼ばれており、「儕輩制度」の元、基本は正隊員同士で二人行動を執ることとなっている。

一方で三人一組の隊を組み、隊行動のみを許可されている者は「予備隊員」と呼ばれている。予備隊員には少年兵も含まれており、言わば未来の正隊員であるため扱いの差はそれほど大きくない。尚、戦力差は「正隊員一人≒一個予備隊」程度であることがほとんど。

予備隊員は14歳から、正隊員は16歳からの所属が原則となっている。


【特殊能力】(とくしゅ-のうりょく)

悪鬼の出現に伴い、一部の人間に宿った特殊な能力の総称。その全貌は謎に包まれているが、今確認されているだけでも「鉄球に指で穴を開ける」だの、「刀の一振りで一帯を切り開く」だの、どれをとっても現実ではあり得ないようなものばかりとのこと。また、強大な能力には相応のデメリットがあるようで、身体限界を超えるほどの酷使は推奨されない。


【儕輩制度】(せいはい-せいど)

正隊員のみが許されている相方制度。入隊時の事情などもあるが、大抵が特殊能力、戦闘スタイル、人格などの相性を考慮し、上層部の意向で決定される。

儕輩となった正隊員たちはツーマンセルとなり、基本は作戦行動の一から十までを共にすることとなる。有事の際には単騎出勤も発生するが、相当でない限りはとにかく一緒に任務に当たることになる、重要な存在。ちなみに休日も大体一緒。


【予備隊】(よびたい)

何らかの理由で正隊員には至らなかった、または年齢的な要因から正隊員としては採用不能だった隊員たちが、三人一組で実働にあたると言う制度、またはその組織状態を指す言葉。予備隊に所属する者たちは「予備隊員」と呼ばれ、実務に当たる際は必ず隊員が三名揃った状態での行動を強制される。


【悪鬼】(あっき)

ある日を境に突然発生し始めた人ならざる者の総称。特徴としては、無作為に人を襲う、人智を超えた能力を持っている、悍ましい見た目をしているなどが挙げられる。何処からともなく湧いてくるわけではなく、一定の座標に「沼」のようなものを発現させ、そこから這い出てくることがほとんど。

現在確認済みの発現座標は全て特殊な結界で覆われており、沼が現れると即座に軍部へ伝達されるようになっている。また、結界内は「特別指定区域」と呼ばれ、民間人の立ち入りは禁じられている。元々区域内に居住していた人間も全て避難済み。

尚、現時点で悪鬼に太刀打ちできるのは特殊能力を持つ人間だけとされ、菊花隊を主軸に対応に当たることが原則となっている。


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【募集要項】


【正隊員】(十名)

HO1：愛国者
貴方は非常に愛国心が強い。剣技で右に出る者はいない。

HO2：従容者
貴方は冷静で、何があっても決して動じない。召喚物を駆使して戦う。

HO3：才覚者
貴方は稀代の切れ者だ。不気味な異能力を使いこなしている。

HO4：磊落者(主催が作成)
貴方は大らかで、細かいことを気にしない。誰よりも体が強く、肉弾戦に向く。

HO5：守護者
貴方はどこまでも真摯で、誠実だ。大きな盾で皆を守り、時には攻撃にも参加する。

HO6：博愛者
貴方は心優しく、人々を平等に慈しんでいる。敵の生命力を吸い取り、味方に加護として付与する。

HO7：覚醒者
貴方はまだ戦場に慣れていないが、類稀なる才能を持つ。召喚物で標的を追尾し、遠隔攻撃を行う。

HO8：復讐者
貴方は悪鬼に対して並々ならぬ憎悪を抱いている。他人に認識されにくい能力を持ち、広範囲の敵を同時に妨害する。

HO9：静観者
貴方は孤独と静寂を好み、常に落ち着き払っている。敵の攻撃を跳ね返す能力を持ち、巨大な武器で蹂躙する。

HO10：楽観者
貴方は天真爛漫で、いつでも楽しそうだ。敵への妨害と味方への加護を使い分けて戦う。


【予備隊員】(九名)

第一予備隊
「貴方たちは親密で、公私を共にすることになんの違和感も覚えない。」

HO11：貴方は回復役と守備を兼ねている。

HO12：貴方は遠距離からの妨害に特化している。

HO13：貴方は遠距離戦も近距離戦もそつなくこなす。


第二予備隊
「貴方たちはストイックで、最も正隊員に近い予備隊と呼ばれている。」

HO14：貴方は近距離攻撃の要で、爆発力がある。

HO15：貴方は安全圏からの回復に専念する。

HO16：貴方は味方に加護を与える。


第三予備隊
「貴方たちは個人主義で、互いを尊重し合うことができる。」

HO17：貴方は身軽で足が早く、敵を翻弄する。

HO18：貴方は先駆けとなり、戦況を切り開く。

HO19：貴方は遠距離からの早撃ちに特化している。


以上、十九名を募集。


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【企画の動向について】

当企画は完全選考型を採用しております。また、交流を非常に重視した活動内容となる見込みです。そのため、「たくさんキャラを作って遊びたい」「絶対に誰とも交流したくない」と言ったスタンスをお持ちの方には向かないものとさせていただきます。

また、選考後には参加辞退の期間を設けることと致します。
端的に申し上げますと、こちらは「思ったように交流ができない」「現実的な事情で交流が測れない」などの理由から一部ユーザーの活動が鈍化する、または完全に停止することを避けるためのシステムです。具体的には、早急に枠を白紙化、再募集を行うと言った内容になります。
詳しい内容や日程は本編に掲載致します。

尚、現時点での企画工程は以下のようになると予想されています。

企画始動
・参加申請受け付け開始

始動から一週間後
・申請締め切り
・CS提出受付開始

三週間後
・CS提出締め切り

三週間と一日後
・合否発表
・交流開始
・参加辞退受け付け開始

三週間と四日後
・参加辞退締め切り
・以降、自由活動期間


明確なカレンダーは本編の開始と共に提示致します。今しばらくお待ちください。


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【応募及び参加について】

※当作品は募集企画の事前告知ページです。完全選考型企画のため、始動は一定以上の評価、お気に入り等の反応を確認してからとなります。※

・当企画にご参加いただけるのはログインユーザーの方のみです。非ログインユーザーの皆様におかれましては、参加をご遠慮いただくか、お手数ですがIDを取得してからの参加をお願い致します。

・過去に募集企画やその他占いツクール作品等で問題を起こした方、そうでなくてもネットモラルや一般常識のない方の参加はお断りしております。万が一当企画に該当者が紛れ込んだ場合は、発覚し次第、即刻参加権の永久剥奪等の対応を取らせていただきます。

・当企画は完全選考型を採用しております。正隊員・予備隊員問わず、HOに沿ったキャラクターの作成、及びCSの提出を推奨いたします。また、選考の結果参加が不可能となったキャラクターの処遇については、作成者に一任する形となります。

・募集枠は菊花隊の正隊員、予備隊員のみです。上層部や司令部、一般人などのその他役職は一切募集致しません。詳しい応募方法は本編公開の際に記載します。

・作成可能なキャラクターは原則一人までとさせていただきます。ただし、選考状況によっては二人以上の参加を許可する場合もございます。

・当企画はマルチエンディング方式を採用しており、本編の作成は予定しておりません。ただし、参加者様の意欲や交流頻度によっては企画の根底に関わる情報の開示、及び【秘匿HO】が発生致します。ご了承ください。

・様々な観点から概要に明記は致しませんが、企画の舞台は戦中〜戦後らへんの大正っぽいアレをモチーフとしております。時代背景の配慮をお願い致します。


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【結びに】


『貴方は真実を渇望している？』



・はい

・いいえ

・？？？◀︎



『貴方は国民だ。“貴方”の中にこそ、真実は眠っている。』