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瑞樹side
カップル達が騒いでいた季節も台風と一緒に過ぎ去り、すっかり日が落ちるのも早くなった。
下駄箱から上靴を出すと、小さく折り畳まれた紙を見つける。
、昼休み屋上来てください、とボールペンで少し乱暴な字で書かれている。
握り潰して手を離す。相手には申し訳無いけど仕方ないことだ。彼に見られたら何て言われるか。
階段を上り、いつも通りのざわざわしている教室に入る。
鞄の片付けをしていると、「おっ、眠り姫じゃん」と言いながら爽やか王子が歩いて来る。
チッ、と言う舌打ちがどこからか聞こえて来る。
「中島、眠り姫困らすなよ」アクセサリー男がニヤニヤしながら傍観している。
鞄を片付けようとするけどちょうど、ロッカーの前で女子達が楽しそうに喋っていた。
私の存在に気づいているはずなのにいっこうにどこうとしない。
どいて欲しいなら、どいて、って言えば良いと思うでしょ? 喋るなって言われてるの。
誰にって? この話は後で。めんどくさいからね。
「おい、お前らそこ邪魔。退け」
菊池の一言で女子達が一気にロッカーから離れる。流石、男子のリーダー。
結局、女子を退かした割には通らずに、自分の席に座ってるし。
遠巻きに睨んで来る女子を無視してロッカーに鞄をほうり込む。
黒板の上にかかっている時計に視線を移す。予鈴までまだ、5分はある。
自分の席に座って机に伏せる。
カップル達が騒いでいた季節も台風と一緒に過ぎ去り、すっかり日が落ちるのも早くなった。
下駄箱から上靴を出すと、小さく折り畳まれた紙を見つける。
、昼休み屋上来てください、とボールペンで少し乱暴な字で書かれている。
握り潰して手を離す。相手には申し訳無いけど仕方ないことだ。彼に見られたら何て言われるか。
階段を上り、いつも通りのざわざわしている教室に入る。
鞄の片付けをしていると、「おっ、眠り姫じゃん」と言いながら爽やか王子が歩いて来る。
チッ、と言う舌打ちがどこからか聞こえて来る。
「中島、眠り姫困らすなよ」アクセサリー男がニヤニヤしながら傍観している。
鞄を片付けようとするけどちょうど、ロッカーの前で女子達が楽しそうに喋っていた。
私の存在に気づいているはずなのにいっこうにどこうとしない。
どいて欲しいなら、どいて、って言えば良いと思うでしょ? 喋るなって言われてるの。
誰にって? この話は後で。めんどくさいからね。
「おい、お前らそこ邪魔。退け」
菊池の一言で女子達が一気にロッカーから離れる。流石、男子のリーダー。
結局、女子を退かした割には通らずに、自分の席に座ってるし。
遠巻きに睨んで来る女子を無視してロッカーに鞄をほうり込む。
黒板の上にかかっている時計に視線を移す。予鈴までまだ、5分はある。
自分の席に座って机に伏せる。
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作者名:gyuutanlove | 作成日時:2017年5月27日 16時