失敗作少女

「ほら、また間違えた」



「これで何度目？何回目なのよ」



隠してもぽっかり浮き出てくる傷跡



「別に平気だよ」



またごまかしちゃった



友達は見て見ぬ振りがじょうず



「言いたいこと言って良いんだよ？」



なに言われたって揺らぐものか、望んでないくせに



素を出せばみんなの視線が痛い



強がったらみんなの期待が痛い



それに息詰まってそれが痛い



私って失敗作なんだよ、いらない子なんだよって自分に言い聞かせた



何やっても頑張っても駄目だから



愛されたくて、偽り続ける



もっともっと笑顔でいればいいかな？





「ほらまた怪我した、」



「これで何度目？何回目なのよ」



隠してもじわりじわり浮き出てくるトラウマ



「何でもないよ」



また飲み込んだ、澄まし顔上手になったかな



「大丈夫？」



そんなの言われたって嘲られて痣だらけのまま



閉塞感に揺れて



劣等感によって



息詰まって空っぽなんだよ



私って失敗作なんだよ、いらない子なんだよって言い聞かせた



何やっても頑張っても無駄なんだって



生まれてきた意味が欲しくって



もっともっと自然に笑えばいいかな？





神様へ、



もし生まれ変わりがあるならば



次は愛される子にしてください



泣き止んだ時の心音を子守歌にして寝れば



きっ明日は笑うことができるよね？




間違いだらけのこの世界にお休みなさい




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この歌


めっちゃ共感出来て好き