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| CSS 楽譜擬人化計画という募集企画のテンプレです。
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/orurando1/



注意事項
・募集企画の基本的なルールを守りましょう
・基本自由です。分からない所はコメント欄へ
・足りない部分書き足してください
・楽曲はVOCALOID・アニソン・プロジェクト楽曲など様々なものに対応



(今は企画自体消されてしまった様です)
【楽曲名】
だってアタシのヒーロー。/LiSA
作詞:LiSA/古屋 真 作曲:渡辺 翔

【名前】
英人 雄希(エイト ユウキ)

【性別】


【容姿】
茶髪。青い目。
外に跳ねたセミロング。
服は、必ずどこかに柄がある明るい感じ。
身長171cmと長身だが、それを感じさせない幼稚な言動。
体型は、身長に伴った相応の体型。

【性格】
能天気だが、根本に「誰かを救う」という考えがある。
しみじみすることが苦手で、無理にでも雰囲気を明るくしようとする。

皆には色々な事情や秘めた想いがあるにもかかわらず、自分は自由過ぎることに僅かな迷いを感じている。

【星座】
蟹座

【能力】
活力
自他共に、活力を上げることができる。
しかし、自分の活力を上げるには他人の活力
他人の活力を上げるには自分の活力を下げることになる。
2人分の活力を下げることで、火事場の馬鹿力を出せる。
しかし、自分の活力を0にしてでも他人を救う方がいいと思っている。

【職業】
フリーター。3つ掛け持っている。

【系譜】
幻想

【この世界について】
正直、ついていけない。
自分が考えるよりも奥が深いはず。
自分の力では闘えない。
誰も傷付けたくないし、自分も傷付きたくないため、無意識下で自分を我が儘だと思っている。

【サンプルボイス】
「君、大丈夫?私?しがないフリーターさっ ! 」
喜「すごい、最強だ! 」
怒「立ち向かってよ! 諦めないで…」
哀「アタシには、何も無いからさっ ! 」
楽「うん、勇気出たっ ! 」

【関係】
お気軽にお声かけください。

【裏話】
1
蟹座→ハサミ→ピース→平和という連想からこの能天気になった。

2
学力はほとんどない。運動も普通。
それ故にフリーターだが、仕事はどれだけ時間をかけてもきちんとこなす。






ー 【短編】ヒーローであるアタシの日常ー

「お疲れっしたぁ! 」
「お疲れ様。」

店長に一声掛け、落ち着いた雰囲気の服屋を出た。アタシは、しがないフリーターである。掛け持つバイトをこなすため、今日も今日とて交響市街を駆け回る !
大変なことに変わり無いけど、アタシはこの日常が好きだ。
何故って?それは

「うぅぅぁぁ…!! 」

ナイスタイミングだよ少年。

「君、どうした?」
「アイス、全部っ落ちちゃったぁぁ…! 」

少年の手には、コーンだけが握られていた。足元には、食べかけでないアイスが落ちている。アニメやらマンガやらで、あるあるな展開だ。
それにしても、どうしたことか…

「そうだっ、おばさんについて来なよ! 」
「おばさん…?お姉さんじゃないの…?」
「いいのさっ! 」

少年は、少しだけ引いているらしい。
だけど、笑いかけたらそっと着いてきてくれた。



そういえば、アタシがこの日常を好きな理由は

「いぃやぁだぁぁぁ!! 」

そうかいそうかい少年、わかった今行くよ。

「君、どうした?」
「注射やだよ、痛いもん… !! 」

そっか、私も注射が苦手な子供だったな。
看護師さんが大変だからって我慢してたけど、足掻いてまで逃れたい気持ちは凄くわかる。

「すみませんね、ほら行くわよ ! 」
「いやだぁぁ、既に痛いぃぃ !! 」

待ってお母さん、引きずらないであげて。
だけど、こんな時こそ私の能力が役に立つ !

「フレー、フレー、少年!! 」
「え?」

少年は、不思議そうにアタシを見ている。

「フレ、フレ、少年!! 注射なんか怖くないよ、少年は強いから ! 」

大袈裟に応援するアタシを見て、少年は笑ってくれた。これがアタシの能力、誰かを元気付けられる能力さ。
良かったけど、ちょっと疲れたかも…



そういえば

「っぅううう…」

前置きすらも言わせないんだね、いいんだよ少女。今日は、トラブルの多い日なんだな。

「君、どうした?」
「仲間…入れてくれないっ…」

近くの広場では、子供達がかけっこをしていた。この子は、それに入れてもらえなかったんだろう。

「じゃあ、おばさんについてきて ! それなら、この少年もいるしね ! 」

アタシの後ろにいた少年を指差すと、少女も安心したようについてきた。やっぱり、この方が不審者と思われないしね。いや、不審者じゃないけども。



「着いたよ ! 」

少年少女を連れてドアを開けると、心地好いドアベルが鳴った。

「こんにちはー! 」
「雄希ちゃん、今日もお願いね ! 」

私のバイト先の1つ、パン屋だ。
落ち着く匂いが漂い、暖かい空気に顔が綻ぶ。

「はい ! その前に、詰め合わせ1つください ! 」
「はい、タダでもいいのに…」
「いえ、買います ! 」

財布を取り出すと、今月の残り金は400円。まぁ平気だ、明日カウンセラーのバイトがお給料日だから。

「そうかい…じゃ、1袋100円です。」

詰め合わせを受け取ると、直ぐ様少年少女に渡した。

「たんとお食べ ! 」
「わぁー ! 」
「食べていいの?! 」

食べていいのって言う前に食べたよね、少年。
良かった、少年も少女も喜んでくれてる。
それにしても、もぐもぐ食べるな…可愛い。

「おばさん、ありがとう ! 」
「喜んでくれればいいんだ ! 」

うん、2人とも涙はすっかり消えてる。というか、素でおばさん言われるの悲しい。

そういえば、アタシがこの日常が好きな理由。
それは、アタシをヒーローにしてくれるこの街が大好きだからさ !

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作者名:キリカゲ | 作成日時:2018年8月31日 13時

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