守れ！戦え！学校戦隊スクールレンジャー！[1]

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【登場人物】
ハル男子 17歳明るく元気スクールレッド
レオン男子 17歳冷酷スクールブルー
リナ女子 17歳優しく人思いスクールイエロー
サオリ女子 17歳物静かスクールホワイト

ミファイア女性年齢不詳悪役美人
モブ(ガヤ)
・悪の戦闘員
・生徒の声

・

ハル(タイトルコール)「戦え！守れ！学校戦隊スクールレンジャー！その1！」

【場所】朝学校教室

ハル、廊下を走って教室に向かう。

ハル「っよしセーフ！！」
レオン「何言ってんだよハル、アウトだ。」
ハル「えぇっ！？セーフだろセーフ！
ほらまだ1分あるじゃん！」
サオリ「貴方の時計がズレてるのでは？」
ハル「そんなことねえよ！これが俺自身の時計なんだ！」
リナ「もー早く席に着いてよー。」
ハル「っ、わ、わかったよ。」

ハル(俺の名前は木下(ｷﾉｼﾀ)ハル！
まあ見ての通り高校生だ！
こっちにいるガリ勉メガネがレオン、
こっちの静かで不思議な感じのヤツがサオリ、
そしてそしてこっちはムードメーカーのリナ！
実は俺たち、ちょっとして秘密があって、それは...。)

レオン「おいハル、ノートに落書きするな。」(小声でお願いします)
ハル「げっ...バレた。」

ハル(まーあとでわかるよ！)

リナ「ねーサオリちゃん、ここの問題わかんないんだけどさ...。」
サオリ「見せて。教えてあげる。」
リナ「ありがとー！」
レオン「見せろハル。...なんだ、ゴレンジャーか。今になってそんなもの知ってる高校生いないだろ。」
ハル「なんだよダメなのか？ゴレンジャーはな！戦隊ヒーローの先駆けなんだよ！大大大大大先輩なんだぞ！！」
レオン「そんなこと僕でも知ってる！
じゃあこっちは？ゴレンジャーじゃないな。」
ハル「バトルフィーバーJだ！」
レオン「こっちは？」
ハル「ターボレンジャー！」
レオン「これは？」
ハル「チェンジマン！」
レオン「もう知らん！」
ハル「知らんじゃない！こうなったら...俺がレオンの頭に叩き込んでやるー！」
レオン「うおっ！おい！教科書で殴るな！」
リナ「ちょっと二人とも静かにしてよー！」
サオリ「とても楽しい...フフフ...。」

SE ゴゴゴゴ...(地震)

ハル「っ！これはっ...。」
レオン「またいつものヤツらか...。居場所はなんとなく把握出来てる。」
サオリ「体育館...。」
リナ「みんな、早く行こ！」
ハル「スクールレンジャー、出動だ！」

【場所】体育館

ミファイア「おーっほっほっほっ！
こんなにも人間がクズに見えるなんて、あーなんて情けない生き物なのかしら！」
レオン「そこまでだ！悪代官ミファイア！」
ハル「ちょ、それ俺のセリフ...。」
リナ「もう悪さは絶対にさせないからね！」
ハル「おいお前ら...。」
サオリ「何度現れても無駄よ。」
ハル「無視すんなお前ら！！」
ミファイア「また現れたわね、学校戦隊スクールレンジャー。」
サオリ「貴方こそまた現れたね。しつこい。」
ミファイア「...ホント貴方って意味わかんないわよね。」
ハル「よし、行くぞお前ら！」
レオン「ああ。」
リナ「うん！」
サオリ「りょうかーい...。」

ハル「チェンジ！スクールメタモルフォーゼ！」(変身セリフ)
(作者:ここはもう、バシッと！バシッと！)

レオン「チェンジ！スクールメタモルフォーゼ！」(同じく)

リナ「チェンジ！スクールメタモルフォーゼ！」

サオリ「チェンジ、スクールメタモルフォーゼ。」(作者:無感情なところは変わらないけれど、掛け声なので少しビシッと。)

ハル「灼熱の炎、スクールレッド！！」
レオン「清き泉、スクールブルー！！」
リナ「元気印の太陽、スクールイエロー！！」
サオリ「無の白、スクールホワイト。」
ハル「守るはこの学校！広ければ地球！
このスクールレンジャーが、守ってみせる！！」

ミファイア「...フッ、いいわね。今日は私が相手してあげ(ハル「おいサオリ！！(作者:被せてください)」ちょちょちょ｣
ハル「やっぱ毎回毎回思うんだけど、サオリのその"無の白"って何なんだよ！？」
サオリ「何、悪いの？」
ハル「悪いさ！」
リナ「でもちょっとそれもかっこいいと思うけどなー...。」
レオン「まあドタバタしてる中で作ったから仕方ない。でも時間があるうちは変えておかないといけないな。」
サオリ「じゃあレオン、何かある？」
レオン「えっと...そうだな、白だから...正義の白。」
ハル「おいおい！それじゃあリーダーみたいになるじゃんか！リーダーはレッドの俺じゃないとダメだ！」
リナ「百合の花とかどう？」
レオン「それなんかプリキュアみたいだな...。」
リナ「ええー...。」
サオリ「決まらないわね...。」

ミファイア「ちょっと！私を無視しないでよ！」

リナ「えっとえっと、じゃあ、雪！」
レオン「いいじゃないか？じゃあ掛け声どうする？」
サオリ「掛け声なんでもいい。」
リナ「ここは戦隊ヒーローに詳しいハル！」
ハル「おっ、それじゃあー...。
空に舞う雪、スクールホワイト！とか？」
リナ「おお、いいね！」
レオン「それじゃあどうする。もっかい始めっからか？」
ハル「そうだな！じゃあ初めからやるぞ！」

ハル「灼熱の炎、スクールレッド！！」
レオン「清き泉、スクールブルー！！」
リナ「元気印の太陽、スクールイエロー！！」
サオリ「空に舞う雪、スクールホワイト。」
ハル「守るはこの学校！広ければ地球！
このスクールレンジャーが、守ってみせ...あれ？」

レオン「ミファイアがいない...。」
リナ「帰っちゃったのかな。」
サオリ「これは誰のせいになる？」

少しの沈黙 3秒くらい

レオン「サオリの掛け声に文句言ってきたハルだな。」
サオリ「正論。」
リナ「確かに。」
ハル「なんで俺だよ！」
サオリ「でも...わたしも悪い...。」
リナ「サオリちゃんは悪くないよ！とってもかっこいい掛け声だよ！」
レオン「よくよく考えると...防衛成功だな。ミファイア帰ったんだし。」

ハル・リナ・サオリ「「あっ。」」

沈黙 3秒

ハル「よし！防衛成功だな！これでこの学校に平和が戻ってきたな！」(無かったことに)
リナ「ねー！」(無かったことに)
サオリ「おめでと。」
レオン「しかも体育館に傷一つもつけずに終わったな。よかったな。」
ハル「よしっ！そろそろ昼だし、教室に戻るか！」
リナ「うん！」

ハル(こうして、この学校に平和がまた戻った。ありがとう、スクールレンジャー！そしてこれからもまた、学校のために、そして地球の未来のために、今日も明日も戦うのであった！)

つづく

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