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本当に短いお話です。

主人公の一人称は「私」ですが、性別は決まっておりませんので、全て読者様の推察でどうぞ。

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Twitter→@Why__psychopath
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こんなもの、いっその事ドブ川にでも捨てられれば良かったものを。
どうにも投げ捨てるには惜しい様に思えて、ふと手を止めた。

コレを投げたからと言って、あのことが変わるわけでもなし、投げるだけ損になるならば、いっその事金にでも変えてしまえば、楽なのに。
コレを金に対価交換出来るほど思い出が詰まってない訳でもない。

つまり、この手に収まったソレは私の手から、頭から離れてはくれないのだ。

私はそっと苦笑いをした。

なんだ、何かと理由を付けてコレを手放さないのは、結局、私があの人を好きだった事を表すことに変わりはないのである。

私は、また
一歩、また一歩、足を我が家へと向けた。

その足取りは、ここに来る前よりも軽かったように思える。

先程までの私の心を表すような曇天に、似合わないほど、私の心は晴れ晴れとしていたのだ。

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作者名:無自覚サイコパス | 作成日時:2018年11月11日 20時

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