【一般人】マーカス・フェアクロフ【無し】

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こちらは、募集企画伽藍堂になる前にのキャラクターシートです。
参加者様以外の使用はお控えください。また、()とその中身は消してくださいますようお願いします。

【名前】マーカス・フェアクロフ

【性別】男

【年齢】28歳

【能力種】無し

【立場】一般人

【特殊枠】無し

【容姿】身長177cm。がたいは程よく肉付いているが、全体的に細身。ひょろひょろとはしてないが、ガッシリともしていない。明るい金髪は一般男性がする程度の手入れのみで、他は朝に髪をとかすくらい。髪質が柔らかいためか、全体的にふわっとしていることが多い。前髪は真ん中で分けられている。瞳は色素の濃い森林のような緑色で、少々釣り上がった目の中に入れている。
また視力が低く、普段から銀色の縁をしたフレームの薄いメガネをかけている。

服装は、式などの重要な行事ではスーツを着用。紺色のものを愛用している。
普段は襟のある淡い水色のワイシャツに、黒のズボンを履いている。ワイシャツは肘のところまで捲っていることのほうが多い。授業中は茶色の腰下エプロンをつけており、その中に筆やハンカチなど咄嗟に必要になるものを詰めている。靴は灰色の運動靴で、長年愛用しているのか所々に絵の具の汚れが見える。

【性格】目上に対しては真面目に、礼儀正しく接する歳相応の男性。
しかしいざ接すれば気性が荒く、噛みつかれたら反射的に噛み返す少々威圧的な言動が見てとれる人物。言葉遣いも荒く、お世辞にも礼儀正しいとは言えない。良くも悪くもサバサバとした性格のため、変に距離が近いことがあり、それも威圧感を与える要因になっている。人によっては第一印象に「怖い」が真っ先が出てくるだろう。

一見すると悪い印象のみにも思われるが、根は非常に家族・生徒思いで真面目な青年。不器用ではあるがそれは性格的面のみであり、芸術肌かつ教え上手。表現も分かりやすく、授業中はぬるりと後ろから声をかけて指摘することも。授業中は至って静かであり、集中力が途切れるような言動はしない。普段の口こそ悪いが、咄嗟に言葉が出てきてしまうだけであり、基本は冷静。生徒に対して厳しい言葉を使うことが多いが、それは彼自身が美術を好きで真摯に向き合ってほしい気持ちが先走ってしまったもの。好きなものに対する熱量が大きいというべきか。好きなことに対しては語ると止まらないタイプではあるが、興味のないものでも話しはキチンと聞く。巻き込まれタイプであり、活発な生徒たちに振り回される苦労人の面もある。

【異能力】無し

【サンプルボイス】

一人称:オレ
二人称:苗字呼び捨て/～さん、名前呼び捨て(友人のみ)、お前、お前ら

「マーカス・フェアクロフ。今年一年、お前らのクラスを教えることになった。オレが教えるからにはビシバシ行く、授業中に寝ようなんざ容赦しねぇからな？」

「…………そこ線曲がってんぞ、一度落ち着いて遠くから見ろ。もし歪みがお前の絵なら、もっと大胆にやれ。それじゃ間違いに見られるだろーが」

「あんなぁお前ら、美術準備室を何だと思ってんだ？……別に帰れってことじゃねーよ。今用意できんのはアイスとコーヒーだけなんだよ、それにこの後用あっから長居は許さねぇからな」

「絵は昔から好きだったんだよ、描いてるときが一番オレで居られるしな。……んだよ、意外だぁ？人を見た目で判断すんじゃねぇ、せめて絵で判断しやがれ。何のために絵習ってんだ？誰かに“自分”を見せたいからじゃねぇのか？そうだってなら、他人の絵に思考が表れることくらい分かるはずだろーが」

「この国が可笑しいのか、お前らが可笑しいのかは知らねぇ。でもこれだけは確かだ、死んでも何も、誰も、救われねぇんだよ。裏社会なんてまっぴらだろ、死んだヤツを笑ってるようなもんじゃねぇか」

「兄貴。……兄さん。…………あん時、オレはなんて言うのが正解だったんだよ、なぁ……」

【備考】クリスタリア内にある高校・大学を回り、美術を教えている非常勤講師。現在は高校と大学を一校ずつ受け持っている。大学に関しては彼が教師になってからずっと贔屓にしてもらっているところであり、拠点はそこに置いている。大学の美術準備室には小型の冷凍庫があり、その中に入っている彼のアイスキャンディを求めて夏場は生徒が訪れることもある。元より学生とはある程度歳が近いことから、定期的に準備室へ押し掛けてくる生徒は数名いるらしい。マーカスは「悪い生徒共」と軽口を叩きながらも、生徒たちとの交流を楽しんでいる様子。
学生時代は油絵を専攻していたが、教員になるにあたって他のものも教えられる程度には理解している。しかし、苦手である水彩画などといったジャンルは生徒のほうが上手いことが多々。油断できないと、大学の美術室を借りて練習しているところも見受けられる。

また言動に寄らず家庭的であり、料理もできれば家事全般も一通りできる。得意料理は肉野菜炒め。当人のお弁当によく詰め込まれている。

like:絵を描くこと、絵画鑑賞、アイスキャンディ、生徒
bad:裏社会、しつこいタイプの人、意欲の低い生徒、タバコ(匂いが嫌い)、兄

彼の両親は、居ないも同然である。それもそのはず。物心がついた頃には枢軸省に勤務していたという父は殉職しており、母はそのショックからか精神が壊れてしまった。到底自分たちを世話できる状態ではない母を幼い頃から見てきたため、「死は何も救えない」という考えが強い。
両親が居ないも同然の三つ下の妹とマーカスにとっての親は、10個離れた兄・アーサーだけだった。兄は自分たちのために、学業の合間を挟んでバイトや家事をしてくれた。遊んでくれたことも覚えている、勉強を教えてくれたことも覚えている。家族思いで真面目な兄を、マーカスは尊敬していたし、憧れていた。兄が「絵が上手だな」と褒めてくれたからこの道に自信を持って進もうと思った程度には、信頼と親愛を寄せていた。暫くした頃には兄は就職し、その頃から生活が安定するようになった。兄の帰りも遅くなったが、仕事とはそういうものなのだろうと考えて気にしていなかった。

そんな中で事件は起こる。大学に進学してから数か月経ったある日、帰りの遅くなったマーカスは近道をして帰路に着いていた。ふと裏路地を見ると、血が地面を覆い隠している。クリスタリアでは有り得ないとは言えない事象ではあるが、怖いもの見たさに、その発端を見ようと視線を恐る恐る奥へ見やる。──そこに居たのは、血まみれになって立つ兄の姿だった。目が合った途端、マーカスは逃げ出した。あの風景を、信じたくなかった。
いつもより遅く帰宅した兄は、血の臭いも何も感じさせない立ち姿をしていた。妹に聞かれないよう外に出て問い詰めれば、自分が見たのは確かに兄だと肯定された。つまり自分たちは、人の死によって幸せな生活をしていた。兄がこんなことをしなければならないほど自分たちは弱かった。その罪悪感は当時多感な年頃だったマーカスにはあまりに重かった。反射的に出てくる言葉をぶつけ、落ち着いたところで一人で家の中へ戻る。次の日から、兄が帰ってくることはなかった。

現在は未だ精神の回復しきらない母、花屋で店員をしている妹のサラと三人暮らし。マーカスが非常勤講師なのは、母の介護も含まれているからである。その事情を知って大学はマーカスを贔屓に雇ってくれており、大学の学長には本当に頭が上がらない。
あれから10年経った今も兄からは毎月多額の収入が送られており、これのおかげで生活が安定しているといって過言ではない。しかし、その源には人の死があるのだと思うと──それだけで、どうしても、躊躇いが生まれる。
また、妹には兄が裏社会の人間であることは教えておらず、別国での自営業がうまくいってるらしいとだけ告げている。せめて妹だけは、何も知らないまま変わらない日常にいてほしいのだ。

【派生作品について】
是非使ってやってください！大歓迎です！
大幅なキャラ崩壊以外は悪役でも怪我でも何でも問題ありません。
使用の際に許可は必要ありませんが、登場する話が公開されましたら是非教えてくださいませ。喜んで読ませていただきます…！

【恋愛について】
NL/可
GL/不可
BL/可

【関係】
募集しております…！教え子、学生時代の知り合い、友人、犬猿の仲など、良い関係も悪い関係も結んでいただければ幸いです！

〈特殊な関係〉
恋愛関係
└性別、所属問わず。相性を重視させていただきます。

親友
└同性のみ。相性を重視させていただきます。

押し掛けてくる生徒
└備考参照。
　クリスタリア内の大学に通う大学生の子のみ、性別問わず。4、5人くらい居たらわちゃわちゃ出来ていいなぁと思っております。美術教科を取ってなさそうな子でも大丈夫です。

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