監督生は吸血鬼！？【twst×吸死】

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書きたいけど小説にするほど長くもないのでホムペです。要するにpi×v風だよってこと。必殺･単品投げ!!

～監督生の軽い設定～

本名はユールディン。ユウ。
ケツホバ卿のひとり娘(ファザコン)
推定200歳の童顔レディー。
やっぱり享楽主義。知ってた。

「お父様！」って言って無邪気にニコニコする美人って可愛いよねって友人と話していた結果です。

＊＊＊

「ねぇほら、教えてよ監督生。こう、ふわっとした感じでいいからさ～、…やっぱりダメ？」

お願い！とかわい子ぶったエースがねだるのは、NRCのマドンナこと監督生の好みのタイプの話である。大食堂にランチのために集まった生徒たちは、気になる話題を聞き逃さないように各々耳をすませた。

数々のオバブロ事件を解決する勇敢さと、ため息をつきそうなほど(何人かは実際にため息をついているが)美しい容姿。それに加えて性格もお淑やかで優しいのだから、そんな監督生が男子ばかりのNRCでモテないわけがない。エースだって、ちょっと下心を持った健全な男子高校生であった。

突然質問された監督生は困ったように微笑んでみせた。監督生の対角の席に座っていた生徒は、女神のそれを直視してしまったので倒れた。監督生は天からの迎えではない。目を覚ませ。

うーん、と監督生は考える。

「好きな人のタイプ…たくさんあって難しいわ」
「え！なになに、教えてくれんの？」

しばらくして監督生は頬に手を当てると、あ、と閃いたように両手を合わせた。その動作のかわいさで何人か倒れたが、監督生が知ったことではない。

監督生はにこにこと笑って言った。

「そうね、強いて言うならお父様みたいなひとかしら」
「お、お父様…？？」
「ええ！賢くて厳格で美しくてかっこよくてくらっとしちゃう色気があってダンディーで、さらに強くて博識で包容力があってちゃんと私を叱ってくださって、時折見せる冷たい笑顔が魅力的だけれど私には優しく微笑んでくださってね、さりげなく愛の言葉を囁いてくださる素敵なひとよ」
「ワ、ワー！ソウナンダー」

((((勝てねぇ…絶対に勝てねぇ…！！))))

この話を聞いていた大食堂の生徒全員の意見が一致した。控えめに言って奇跡の所業である。もしここにクロウリーがいたのなら、この団結力にむせび泣いただろう。ちなみにエースはちょっと泣いた。別にまだ失恋したわけじゃねぇし……ワンチャンあるし…。

*

監督生は筋金入りのファザコンなんだよっていう話。理想の男性はお父様。結婚するならお父様がいいです(真剣)。それはそれとして初恋はYおじとかだったら面白いと思う。修羅場の予感がしますね。
また、お察しの通り父親も娘に結構甘い。お前親友のこと笑えないかんな。橋本か～んな。ごめんなさい。

＊＊＊

※1mm程度の暴力表現あり

「おい、お前が噂の監督生チャンだろ？周りに男はべらせて楽しそうじゃねぇか。へへ、俺らも混ぜてくれよ」
「あら、はべらせるだなんて心外ですわ！彼らは私の大切なお友だちですのよ。今の発言、撤回してくださる？」

次の錬金術の授業に備えて教室を移動していた監督生は、無理矢理に校舎裏へ連れ出されていた。
目の前には上学年らしき男数名。ニヤニヤと下品な笑みを浮かべていて、少なくとも、監督生に好意を持っているわけではなさそうだ。

「それはお前次第だな、！」

そう言うと、男のひとりが校舎の壁に向けて監督生を押した。壁を背にして顔を伏せた監督生の表情はわからない。

「……あら、暴力に訴えますのね。悲しいわ」
「ハハ、悲しかったら大人しくしてな！」
「ええ、私とっても悲しいですわ」

そう言って顔を上げた監督生は、とっても悲しそうに、それこそ悲劇のヒロインのような表情で、しかし微笑んでみせた。

「だってあなた方がこういう手段を取るなら、私、抵抗しないといけませんから」

……そういえばなんだか、寒気がするような。

あれ？

＊＊

「あぁ、ひどいですわクルーウェル先生…私、あの人たちがもう恐ろしくって。それでパニックになってしまって、つい加減ができなかったんです。だから、これは、あくまでも正当防衛ですのよ」
「どう考えても氷漬けは過剰防衛だろうが！！」

クルーウェルは怒った。それはもう怒った。理由が何であれ、他ならぬ監督生が上級生5人を全身氷漬けにしたからである。

あの馬鹿共の凍傷を治す薬を作るのは誰だと思っているんだ！！

正当防衛をぴしゃりと否定された監督生は、しょうがないので情に訴えることにした。ちなみに別にこれとは関係はないが、監督生は父親と同様チャームが得意である。今回のことと別に関係はないけど。いいね？

「そんなぁ…！ううっ、私とっても悲しいわ…！」
「女泣かせるなんてサイテーなんだゾ！」
「うわ、クル先が監督生泣かしたー！サイテー！」
「監督生が可哀想だろ！正当防衛だ！」
「学園長ーッ！鞭を持った成人男性がいたいけな女子高生を泣かせてまーす！！」
「誤解を招く表現をやめろ！！」

そして監督生は見事、正当防衛という免罪符を手に入れた。ﾔｯﾀﾈ!

＊＊＊

勝手に続いた。なんで…？

＊＊＊

※会話文のみ
※うるさい

inシンヨコ(twst入り前)

「ドラルク～！あなたの可愛いユールディンが遊びに来たわよ！」
「ア～～～ッッ！？今の発言をあのヒゲに聞かれたら殺されるのは私なんだぞ君正気か？？私の平穏のためにお願いだから帰って！！レッツゴーホーム！！！」
「……私、遥々やってきましたのに、そんな………ドラルクは、私のことがお嫌い…？」
「あ？クソ砂テメー、女の子傷つけるとかマジでないわ。砂の風上にも置けないクソだな。お前ただのクソじゃねぇか」
「……ヌン…」
「ンなわけないでしょ世界中のみんなが君のこと大好きだよだから頼むホントにせめて黙ってくれユウ！！」
「あら！あなたがロナルドさんで合っているかしら?(「コラ私を無視するんじゃない!!」)私ファンなんです、まさかお会いできるなんて光栄ですわ！本で読むよりもずっと素敵な方なのね」
「え……へへ、そ、そうですか？えっと、よかったらサインでもしましょうか、あ、握手とかでも」
「チョロルドくん目を覚ませ！君その女の手のひらで転がされてるぞ！！」
「あらあら、手のひらで転がすだなんて失礼ねドラルク。真っ赤な顔で私にお花を渡してくれたかわいこちゃんはどこに行ってしまったのかしら…」
「ウワーッやめろ！その話は本当にやめてくれ！その話をクソヒゲに知られたら物理的にも精神的にも死ぬ！！！」
「うふふ、照れちゃってかわいい」
「ヌ！」

＊

事後報告、ドラドラちゃんの初恋捏造。「チョロルドくん目を覚ませ！」って言ってほしかっただけなのにドラちゃんが二次被害を負いました。なんでだろーね。

＊＊＊

上の話の後日談みたいなもの

※やっぱり会話文のみ

「ねぇお父様、お父様、そろそろご機嫌を直してくださらない？ちょっと友人のところへ遊びに行っただけじゃありませんか」
「……」
「ドラルクの無害さはお父様がよーく知っているでしょう？それに、ロナルドさんも優しくて紳士な方でしたわ。心配してくれるのはとっても嬉しいですけど」
「………ふん」
「むぅ、お父様のわからずや。お父様がご機嫌を直してくれないと、私、寂しくて氷になっちゃいますわよ」
「……ならないだろう」
「なってみないとわかりませんわ、心から段々冷たくなってしまうかもしれません。指先からかも」
「……ふむ。では、仮にお前が氷になったとしたら、もう私に触れられなくなるがいいのか？わざわざ氷に触る趣味はないぞ」
「もう、いじわるなお父様！」
「ハ、いじわるで結構」
「でも、そんなお父様が大好きなんだから困ったものね。おやすみなさい、パパ。良い夢を」

「…………どこで覚えてきたんだ…」

＊

うーん、この親にしてこの子あり。(娘が四倍弱点のお父様とお父様が四倍弱点の娘)

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