悠玄のセカイのためのテンプレ【prsk】 で作成

そのセカイの名前は？
→「水没都市のセカイ」

どんな想いから生まれたの？
→息苦しく、声も届かないけれど、しかしそれを自分から望むジレンマ。自分の首を絞めるそれさえも愛したいと、誰もいない水中でむなしくもがくような深い愛の想い。

そこには何があるの？
→かつて栄えていた大きな都市。大きなビルに交差点。色とりどりの魚たち。アスファルトの隙間から覗く海草や珊瑚。すべてを包みこむ透明な水。

(そこには何がないの？)
→乾いた大地。解放感。空気。

そこはどんな場所なの？
→かつて栄えていたと思われる近代的な都市が、まるごと水没したような場所。魚たちが歩道の上を泳ぎ、海草がコンクリートの壁にからみつく様が非現実味を感じさせる。水面は遥か上だが、なぜか不思議と明るい。ゆらゆらと不規則に変化する水面は、澄んだ色をしている。幻想的な景色が見られるが、手足にかかる水圧が現実を忘れさせない。
※あくまでも不思議空間なので水中も呼吸ができます。不思議だね。また、同じく不思議空間なので水中でも濡れません。とても都合がいいね。

時間帯はいつなの？
→恐らく常に朝。朝の繊細な光が水に浮かんでいる。

空はどんな色をしているの？
→きっとパキリとした青色。真っ青で、清々しい空の色。見上げると解放感を感じるはず。もし見上げられたらの話だが。

全体的にどんな色をしているの？
→水色がかっている。水没しているので当然。遠目に見れば水色一色だが、その実はかなり色が多い。貝殻や魚たちなどのおかげ。それぞれが小さいので見えにくいだけであり、決して単色ではない。

イメージカラーはどんな色なの？
→限りなく薄い水色を、少し曇らせたような色。前者で水の色を表し、後者によって息苦しさや苦しさを表したいという作者の本音がある。

そこでは何が聞こえるの？
→魚たちが水をかき混ぜる音。それだけ。たまにイルカやクジラたちの会話が聞こえる程度。
※あくまでも不思議空間なので音はハッキリと聞き取れます。不思議だね。

そこでは何ができるの？
→自由に泳げる。魚たちと戯れてみたり、綺麗な貝殻を探したり。廃墟を散策することも。

(他に何か特徴はある？)
→常に巨大な白いクジラが水面近くを泳いでいる。ただ穏やかにたゆたっているだけで、特に何もしていない模様。腹や尾についたカメノテやフジツボ(貝の一種)、はたまた苔などが年季を感じさせる。まるで、水面に行かせまいとしているように感じる。
「水没」としているのは、ただ水中にあるのではなく、かつては水に侵されていなかったことを表したかったため。水中では呼吸ができないことから、水は息苦しさの象徴であり、全体を包む青は愛(かな)しさの意。非常にわかりにくいのが悲しい。
また、すべてが水の中なので、泣いたって誰もわからないのも水没した理由のひとつ。涙を知られたくない、知られてはいけないと思う強迫観念のような気持ちがこうなった。理由は後述。


想いの持ち主はどんな人？
→行きすぎた博愛主義。自分に悪意を向ける者に対しても優しくあろうとする根っからの善人。みんなに幸せに笑っていてほしい。正直ちょっとヤベェ奴。そのせいで悪意の標的にされることは少なくない。自分が泣いていることを知ったら悲しむ人がいることを知っているので、常に穏やかな笑顔を浮かべている。涙を知られてはいけないのだ。

その人の職業は？
→どこかの高校生。

その人の年齢は？
→17歳。

その人はなぜ歌うの？
→だれかが作った歌なら、歌っていても、自分の気持ちに関係はないと言い訳をすることができるから。もちろん関係はある。悲しい、辛いと他人に言えないために言葉を借りる。

その人にとって歌とはどんなもの？
→酸素。歌っているときだけは息苦しさから解放されるような気がするため。誰かの言葉を借りて、自分の感情を表現できる唯一の救済。聴くより歌う派。

その人の大切なものは？
→幼い頃、旅行先の水族館で買ってもらったシーグローブ。白いクジラが一頭と、カラフルな魚たちが入っている。ちなみにセカイはこのシーグローブが基になっている。息苦しさの象徴。

その人が好きなものは？
→前述のシーグローブ、水族館、焼きそば。

その人が嫌いなものは？
→なし。だって博愛主義なので。

その人が苦手なものは？
→争い、悪意、セロリ。

その人の長所は？
→誰にでも平等に接することができるところ。人付き合いがよく、クラスメイトとの仲はおおむね良好。

その人の短所は？
→他人に悩みを打ち明けられないところ。他人に迷惑をかけたくないと思うあまり、悩みすぎてキャパオーバーしてしまう。

その人の過去に何があったの？
→女手ひとつで育ててくれた母はいつも忙しかったので、素直に感情を表現できなかったことが息苦しさの元凶。負の感情はことさらに。また、母は感受性豊かだったので、自分が悲しいと相手も悲しんでしまうと自然に思うようになり、悲しませたくない一心で自分の心に蓋をし始めた。

その人はなぜ“大切な想い”を抱いたの？
→ここで言う“大切な想い”とは、最初の答えの後半部分。深い深い愛。それがなぜなのか、きっと本人もわかっていない。(作者もわからない。)ただ、愛されないことを悲しいことだと思っているので、自分がすべてを愛してあげたいと思っている。そうすれば悲しいひとがいなくなる！という。純粋無垢で傲慢なエゴ。

その人はセカイのことをどう思っているの？
→綺麗な場所だけど、自分の想いを知ると少し複雑な気分。こんなに綺麗なのになぁ、とちょっと残念。白クジラをぼーっと眺めるのが好き。

その人の要素が反映されたセカイのものは何？
→すでに書いてしまったもの以外では、都市部分に設置された大きな街頭モニター。水によって壊れてしまった→何も表現できなくなった→息苦しさによって、本心を伝えられなくなった。

(他に何か特徴はある？)
→特に性別は決めてない。本音言うとどっちでもいい。家族構成は母のみ。実の父は腹にいた頃に蒸発してしまったので名前すら知らない。なお、当の本人は特に気にしていない。なんなら興味もない。作者と同じである。


セカイには他に誰がいるの？
→ミク、KAITO

その人はどんな人なの？
→ミク:すぐに拗ねるしすぐに笑う。精神年齢がたいぶ幼い。一人称は“みく”。微妙に舌っ足らずで、ひらがな表記が多い傾向にある。綺麗な貝殻を見つけては集めている。
KAITO:常に困ったような笑顔を浮かべている。精神年齢は高め。一人称は“ぼく”。難しい言い回しをすることが多いが、その分あとで意味を教えてくれる。よく魚の観察をしている。

その人はどんな容姿をしているの？
→ミク:明るい水色の髪。ツインテールは腰くらいの長さ。癖がないストレートで、前髪はぱっつん。瞳は髪よりも薄い水色をしている。
KAITO:通常より濃い青の髪。髪質は硬め。瞳はほぼ完全な黒に近い青をしている。

その人はどんな声なの？
→ミク:ほいミクまでとは言わないがそこそこ高い。芯を持った細い声という感じがする。ピアノ線。(伝われ)
KAITO:声の浮き沈みが少なく、とても落ち着いている。太く、薄い声という感じがする。きしめん。(伝われ)

その人はなぜセカイにいるの？
→ミク:幼い頃にできなかったことを、代わりにやってあげるため。
KAITO:“頼ってもいい大人”が必要だったため。

その人は想いの持ち主のことをどう思っているの？
→ミク:昔の分はみくが代わりにやってあげるから、これからのは自分でできるようになってほしいな。今を生きているのはあなたなんだよ！とひたすら応援している。
KAITO:不器用な子だなぁ、と思っている。みくが親身になっているので、一歩後ろから見守るスタンス。どうすれば甘えさせられるのか、画策しているとかいないとか。

その人はなぜそう思っているの？
→ミク:悲しいときに悲しいって言えないなら、その“悲しい”はどこに にがせばいいのか、わからなくなっちゃうでしょ？今までの“悲しい”はみくが にがしてあげるから、これからのは自分で にがしてあげてほしいの。
KAITO:すべてを愛してあげたいという傲慢なそれに、きみ自身は入っていないんだね。まぁ、ぼくが手伝えることがあるなら、その時はちゃんと自分の言葉で頼ってほしいかな。

(他に何か特徴はある？)
→ミク:白い無地のワンピースを着ている。シンプルで真っ白なものにすることで、幼い頃の無垢な感情を表現したかった。ろり。
KAITO:ほんわかお兄さん。白シャツに藍色のサスペンダー。作者の趣味により、たまに灰色のハンチングを被っている。ちょっとめーちゃんと迷ったけれど、女性だと母を思い出してしまうのでキミに決めた。


(このセカイが登場する作品はある？)
→投稿はしてませんがお絵描きはしてます。

(どんな作品なの？)
→風景画的な。お絵描きたのちい。

(みどころはどんなところなの？)
→水中の透明感とこのセカイ特有の鬱っぽさをみどころにしたい…したい…。ひたすらにひらひらさせるのが楽しい。