光か、闇か、抵抗か。 CS【ニナデ・イェンス】

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【名前】
ニナデ・イェンス

【年齢】
22

【性別】
男

【所属組織・所属部隊】
ドゥンケル、遊撃部隊

【特殊枠】
リングなし、右手欠損:「お前はウチに残りたいって言うけどさぁ、ちゃんと態度で示してくんなきゃわかんないわけよ。今のお前をウチに置いといて何の得あるの？裏切らない保証もないわけじゃん」と当時のえらいひとに言われたのでほぼ使い物にならなくなっていた右手を自ら切り落とし、あっさりとリングを捨ててみせた。それは、“ここに自分の命を捧げます”という彼なりのポーズ。

【使用武器】
ロープ:絞殺拘束なんでもござれ。細めのを15mくらいに切ってまとめたものを携帯している。
ダクトテープ:口でも隙間でもなんでも塞げる便利なヤツ。静かになってもらいたい(ダブルミーニング)時に使ってるぞ。
サバイバルナイフ :人を刺すのにも自分を傷つける(【容姿】欄参考)のにも使っている。特にこだわりはなく、実のところ似た形のものであればなんでも良いらしい。

【容姿】
容姿参考 ※欠損注意

肩下ほどまで伸びた薄桃色の髪を適当に輪ゴムで一つ結びにしている。かなりの猫っ毛であり、常にいくつかアホ毛が飛び出ている。向かって左側の髪はいつも猫耳のように見えなくもない跳ね方をしている。髪質には全く頓着しておらず、軋んでるわ枝毛ばっかだわのひどい有様。そもそも輪ゴムで髪結ぼうとする時点でお察しではあるのだが。寝癖がつきやすい髪質だが雑に手櫛をかけるくらいしか対処しないため、髪を見れば起きてからどれくらい経ったのかすぐわかるだろう。
目はぱっちりとしたツリ目、瞳の色は灰色。目を細めて笑うのが癖。口元に感情が出まくるタイプ。無表情になることが少なく、やんわりと笑っているのがデフォルト。眉は困ったような弧を描いている。
黒いタンクトップの上に短いTシャツを重ね着している。下は薄い青色のダメージジーンズで、左太腿のあたりが特に大きく裂けている。ベルトの左側部分にナイフホルスターをつけている。靴は適当なスニーカー。
身長172cm、体重62kg程度。ザ・平均的な体型。筋力も平均的なほう。
彼の体で目立つ傷は2箇所、すぱりと切れた右手とダメージジーンズから覗く左足の太腿。手首の切断面は内側に傾くように斜めになっている。太腿には大量の、刃物による傷跡がついている。本人曰く「今まで殺した人間の数だけ傷をつけている」とのことで、縦の線は人を手助け(・・・)した時に、横の線はそれ以外──命令とか、気分とか──で殺害したときに増えている。とはいえ、きっちりと数えているわけではないのでどこまで当てになるのかは疑問。傷痕が残りづらい体質であり、上記二つ以外に目立つものはない。

【性格とか】
第一印象として1番多いのは「どこまでも明るいアホの子」。常にへらへら笑っているような態度が、自身の立場を理解しているのか怪しい彼の言動が、きっとそう思わせるのだろう。実際関わってみると、そこまで何も考えていないわけではない、ということがわかる…はず。
彼の底抜けの明るさは演技8割、素2割。彼の経歴から、周囲には行き当たりばったりで生きている馬鹿だと思われているため、あまり演技だと見抜かれることはない。真面目っぽい所や依存体質を隠すように振る舞っている…つもり。感情が表に出やすい、というのも元は演技だった。いつしかそれは身に染みついた癖になり、相手が望むとおりの反応を示せるようになった。
根は馬鹿真面目と評されるような性格で、融通が全く効かない面もある。相手の話した愚痴の内容を真正面から受け止めてしまうことも多々。強い言葉を使った冗談の類を理解することが極端に苦手。おおよそSNSの類に向いていないタイプ。
組織に対して盲信と言えるほどに依存している。その様子はまるで、ここから追い出されてしまえばこの世界のどこにも居場所がなくなってしまうと考えているかのよう。それは彼の隠しきれない弱さと脆さの現れ。他人に求められる分にはどれほどのことを言われようと笑っていられるが、無視されるのにはとことん弱い。
例の一件(【過去】参照)以降特に自己肯定感とかその類のものが死んでいる。自分というものに価値はなく、いくらでも取っ替えの効く上に使い勝手も良くないパーツ…程度にしか考えていない。
契約、約束、縛られることが嫌い。自由に生きたい。生きたかった。

【過去】
ニナデの父親は、彼が18の時に事故で亡くなった。元々精神的にあまり強くなかった母親は、そのことで完全に精神を壊してしまった。それでもなんとか気丈に振る舞っていた彼女だったが、ある日、ついに何かがぷつりと切れてしまった。彼女は自宅の居間で、首を吊った。その様子をニナデが覗いていたとも知らずに。ニナデは、ただその様子を見つめていた。その時彼が何を考えていたのか知る由はない。が、彼がその時、死にゆく人(母親)の姿に興奮を覚えたことだけは確かである。
ニナデが殺人鬼として──本人はその言い方を好んでいないが──目覚めたのはその時だった。誰かの命が尽きる時を再び見たいと望むようになった彼は、SNSでいわゆる“メンヘラ”と呼ばれるタイプの人とコンタクトを取るようになった。適当に甘い言葉を囁いて依存させてやって、一緒に×××、なんて言ってやれば皆簡単に死を選んだ。そうやって、7人ほど死なせたところで、一連の騒動に裏があるのではと言われるようになった。そうして、様々なメッセージ履歴が見つかり、最後に死なせた女の子の首からニナデの指紋が検出され。結果、傷害致死1件､幇助1件､教唆3件と判断され、彼はプリズンタウンに移送されることになった。それは偶然にも、ちょうど20の誕生日を迎えた翌日のことであった。ちなみに7人のうち1件は彼の直接的な関与を立証できないとして、もう1件は事件性なしと判断されたため、裁かれているのは5件のみである。
そうしてプリズンタウンに入ったニナデは、性懲りもなく他人に甘言を囁いていた。まぁ、どこの組織にも属していない人間がそんなナメたことをしていれば潰そうとされるのは当然で。本当はどこにも所属などしたくなかったニナデは、そこでようやくどこかの傘下に入ることを決意した。ドゥンケルに所属しているのは“気まぐれを起こしたドゥンケルの人間に誘われたから”というもの。ニナデは他人の心の弱さにつけ込むことは上手かったため、それを利用してやろうと考えていたのだろう。縛られることが嫌いなニナデだが、意外にもドゥンケルでの生活は性に合っていたらしい。
そんなこんなでドゥンケルに入ったニナデは、相変わらずの調子で左腿の傷を増やしていた、が。ある時、ニナデはついにしくじってしまった。その日に彼が首を括らせたのは、リヒト構成員の姉であった。ニナデは報復を受け、その結果右手に大きな怪我を負った。とはいえ、それだけで済んだのは幸運だっただろう。
そんな醜態を晒したニナデのことを、組織は許した。いや、正確に言えば全く許されていないどころか「ちょっとは使える"かもしれない"人材」から「どのように使い潰しても構わないゴミ」に大幅にランクダウンしたわけだが、少なくとも命を奪われはしなかった。それは、彼の今までの働きが多少認められたからであり、裏切る可能性が低い鉄砲玉の便利さを考慮されたからであり、そして…ドゥンケルという組織の懐の広さのアピールのため、であった。
そんなニナデが遊撃隊に配置されたのは皮肉な偶然か、それとも面倒ごとは一所に纏めておけという上の意思か。そんなことを知りもしないニナデは、今日も命令を待っている。

【備考】
・好き
殺人：より正確に言うと"人が死にゆく様を見ること"。本人は意識していないが、タナトフィリアのきらいがあるのは確かだろう。
組織の人間になにかを求められること：どんな無茶振りでも、どんなに小さいことでも彼は喜んでしまう。だって、今の彼にはそれしか残ってないんだから。

・嫌い
走ること：利き手の矯正はできても、こればっかりはどうにもならなかった。50m9.4秒。

・苦手
お酒：5秒で酔うし飲むとへんなスイッチが入って甘えたになる。くそざこ。
賭け事：トランプゲームを筆頭としてありとあらゆるものに弱い。きっと勘とかその辺りのものが壊滅的に足りていない。

・誕生日
11/6
誕生花はフジバカマ、サネカズラなど。花言葉は順に「あの日を思い出す」「好機を掴む」。
いつも通りサイコロ振って決めたので深読みしてもなにもありません。

【セリフ例】
一人称：俺
二人称：君
三人称：君ら
備考：きゃらきゃらとした明るい声質。男性にしては少し高めなほう。敬語はからっきしで、かなり適当なものしか使えない。

「はじめましてぇ、ドゥンケルの鉄砲玉でお馴染みイェンスくんだよー…なんつって。お馴染みなのかなぁ俺？まあ最近いろんなとこ行ってるし知られてないことはないか…」

「あ、俺に頼み事？良いよ良いよ〜、なんでも言ってみなよ。ま、できるかどうかは保証し……できる限り頑張らせてもらうから、さ」

「ふふふっ、どこに逃げようとしてるのぉ？俺が走るの嫌いなのは事実だけどさ、さすがに足潰した奴に遅れをとるほどじゃないんだよねー。それに…ほら、残念そこは行き止まり！どうする？もうちょっと命乞いしとく？」

「ふわぁ〜…ねぇっむい…。なんでもやるとは言っても人間じゃなくなるのは難しいんだよなー…。今週の睡眠時間あわせて一桁って…まあやるしかないけどさー……」

「うっそだぁ、今度こそ読み合ってたでしょ今の！君ら結託して俺からむしり取ろうとしてない？？え、“むしろ優しくしてたつもり”“こっちの方が驚いてる”？そ、そんなぁ…」

「あ、え…えっと、俺のこと…わざわざ、殴ってくださって、あり…ありがとう、ございます…。あはは……」

「ごめ、ごめんなさい…俺が、悪……嫌、やだっお願いだから俺のこと捨てないでくださ、い……ごめんなさい…」

【関係】
[希望関係]
友人とか恨み持ってる人とか。基本なんでもOKです〜。

[恋愛許容範囲]
NL：×
BL or GL：×
恋愛に関してはNGです。ワンナイトならOKだぞ！！(すみません)

【派生作品について】
こちらをお読みください。事前・事後共に報告は任意です。
その他地雷など：ニナデが組織を裏切るような描写のみNG。死亡等の描写が含まれる際はifストーリーとしてください。

【制作者】
りんか

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