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今となっては絶対的団結力のあるバカ部
だが俺らが出会ったのは、本の３年前なんだよな
出会い頭はとてもロマンチック
客観的に見ればね
__________________________________________
３年前
駅から入学した高校へと続く桜並木
桜が舞い散る中、俺は一人の女子に声を掛けた
同じクラスの鞠葉青葉
この高校は地元らしく、クラスの中にも知り合いが多い
入学初日からクラスの中心にいる人気者だ
ましてや俺は隣町の人間
仲の良い奴らと共に入学したのは良いが、３クラス中全員が違うクラス
知り合いなど一人も居ないのだ
だからといって人気者に取り込もうとかそう言う目的で話けたのではない
『軽音部に入部する予定です！』
今日の自己紹介で放たれたその一言は、クラスの一部を沸かせた
悪い意味で
俺も、この学校に軽音部があることを知り是非とも入部したいと思った
しかし、いざ学校見学で軽音部をみてみると
真新しい校舎とは真逆に廃れた暴君ばかりだった
春「軽音部、入部するの辞めといた方が良いよ
ここの軽音部の評判、知ってるでしょ」
自分でもなぜこんなことをしたのかは
今でも分からない
知り合いにもこんなお節介を焼かないのに
ましてや一目見て１日も経っていない相手に
曇った表情の俺を見上げ
青葉はにこりと笑うと
青「心配してくれるの？ありがとう
勿論ここの軽音部の評判は知ってるよ
学校見学の時に楽器を雑に扱ったり
やる気の無い活動も見た
だから」
言ってることは全く分からなかった
あの廃れた場所がそんなに良いのか とすら思った
が曇った顔の俺を横目に青葉は続けた
青「だから許せないの
あの軽音部の人たちをどうにかするため
楽器を弾きたいって言うのもあるんだけどね？」
再びニコッと笑った青葉の笑顔は100点満点
だが言ってることは無茶苦茶だった
春「ふーん」
上級生をどうにかしようなんて
これ以上巻き込まれたくない
そう思った俺は、暫く軽音部の話題には触れなかった
その時俺は
軽音部が青葉の手によって
素敵な素敵なバカ部になるなんて思ってもいなかった
ましてやその中に自分が居るなんて
だが俺らが出会ったのは、本の３年前なんだよな
出会い頭はとてもロマンチック
客観的に見ればね
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３年前
駅から入学した高校へと続く桜並木
桜が舞い散る中、俺は一人の女子に声を掛けた
同じクラスの鞠葉青葉
この高校は地元らしく、クラスの中にも知り合いが多い
入学初日からクラスの中心にいる人気者だ
ましてや俺は隣町の人間
仲の良い奴らと共に入学したのは良いが、３クラス中全員が違うクラス
知り合いなど一人も居ないのだ
だからといって人気者に取り込もうとかそう言う目的で話けたのではない
『軽音部に入部する予定です！』
今日の自己紹介で放たれたその一言は、クラスの一部を沸かせた
悪い意味で
俺も、この学校に軽音部があることを知り是非とも入部したいと思った
しかし、いざ学校見学で軽音部をみてみると
真新しい校舎とは真逆に廃れた暴君ばかりだった
春「軽音部、入部するの辞めといた方が良いよ
ここの軽音部の評判、知ってるでしょ」
自分でもなぜこんなことをしたのかは
今でも分からない
知り合いにもこんなお節介を焼かないのに
ましてや一目見て１日も経っていない相手に
曇った表情の俺を見上げ
青葉はにこりと笑うと
青「心配してくれるの？ありがとう
勿論ここの軽音部の評判は知ってるよ
学校見学の時に楽器を雑に扱ったり
やる気の無い活動も見た
だから」
言ってることは全く分からなかった
あの廃れた場所がそんなに良いのか とすら思った
が曇った顔の俺を横目に青葉は続けた
青「だから許せないの
あの軽音部の人たちをどうにかするため
楽器を弾きたいって言うのもあるんだけどね？」
再びニコッと笑った青葉の笑顔は100点満点
だが言ってることは無茶苦茶だった
春「ふーん」
上級生をどうにかしようなんて
これ以上巻き込まれたくない
そう思った俺は、暫く軽音部の話題には触れなかった
その時俺は
軽音部が青葉の手によって
素敵な素敵なバカ部になるなんて思ってもいなかった
ましてやその中に自分が居るなんて
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作者名：玉藻前 | 作成日時：2018年1月14日 16時
