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鋼の錬金術師(FA)の世界の錬金術についての考察を思考整理も兼ねて載せます。ネタバレを含みますので本編をご覧になっていない方はご注意ください。ただの考察です、小説ではないのであしからず。
基本的に作中にあった事実をヒントに考察していますが憶測多めです。ご覧になる際はご本家とは関係ないと思ってお読みください。
より精度の高い考察を目指していますので、もし気になる点があったらよろしければご指摘ください。
あと拙作ではありますがハガレンの夢小説書いてるので興味があったら見に来てください。
鋼の錬金術師(FA)の世界の錬金術についての考察を思考整理も兼ねて載せます。ネタバレを含みますので本編をご覧になっていない方はご注意ください。ただの考察です、小説ではないのであしからず。基本的に作中にあった事実をヒントに考察していますが憶測多めです。ご覧になる際はご本家とは関係ないと思ってお読みください。
より精度の高い考察を目指していますので、もし気になる点があったらよろしければご指摘ください。
あと拙作ではありますがハガレンの夢小説書いてるので興味があったら見に来てください。
【真理とは】
世界、宇宙、神、全、一、個人を名乗る。
第一質料 から構成される物質的及び概念的なこの世の全ての象徴。
錬金術の発動に関与しており、扉を開きその一部を得る事で錬成陣なしでの錬成が可能となる。
“宇宙”に存在しているものなら真理から取り出せる。逆に、失われた故人など既に存在しないものを取り出すことは不可能。
【真理の扉とは】
人間が一人一つ持つ真理へと繋がる扉。
真理を万物のネットワークに例えるならば扉はその端末 と言えよう。
扉を開くと真理と直接干渉しその一部を得る事ができる。
【錬金術の発動と真理の扉の関係】
錬金術の発動は『理解』『分解』『再構築』で成り立っている。錬金術師はこの三つの段階を踏んで錬成を行っているのだ。
しかし、錬成対象を完全に理解する事など人間には不可能だ。鋼を例にとってみても、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄など無数の種類があり構成する元素など見た目では判断出来ないし、その結晶構造も製鋼の際の温度調節やその後の熱処理などでいくらでも変化する。生物の構造となるとさらに複雑になることは言うまでもない。
このとき、頭の中のイメージでは到底及ばない“モノの構造”を補完しているのが森羅万象の象徴である真理なのではないだろうか。
錬金術師が扉を失うと二度と錬金術を発動することができないのは、術者が真理にアクセスする為の手段を失う為だと思われる。
【扉が開く条件】
術者が扉を介して真理から何かを得ようとした時である。
人体錬成をすれば扉は開くが、生体錬成では開かない。これは代価として用意出来ない｢個人の魂｣の錬成の際“全”である真理から調達しなければならない為だ。よって同じ魂の錬成でもその場に代価が存在する賢者の石の錬成やその破壊では扉が開く事は無い。逆に、錬成するものが魂でなくとも扉は開く。例えばホムンクルスが欲していた“神(=全)”など。
【扉を開く時に課される代価】
人体錬成などで真理から何かを得ようとしたとき、術者は『通行料』と呼ばれる代価を払う。
通行料とは言うもののアルフォンスの魂とエドワードの右腕の等価交換が成立することから｢真理の扉を通る事｣よりも｢真理から得るモノ｣に価値が発生しているようだ。扉を通って真理を見聞きすることは術者にとって有益とも言えるが、あくまで目的の物を得る為の過程でしかない為、そこに代価は発生しない。
【失われた者の錬成で発生する代価】
上記の通り通行料が等価交換に基づいているとすれば亡者の魂の錬成時になぜ代価を取られるのだろうか。
これは仮説だが、おそらく術者の用意した構築式に問題がある。術者は死者の魂に10の価値を見出し、それを錬成しようとしているのだ。それは数学で例えるならば未知数のxのようなもの。真理は術者の構築式に沿って忠実にxを用意する。例えその答えが０であっても真理の知ったことではないし、術者が間違いに気づいたところで後の祭りなのである。
雑談 この辺りは素人が作ったゲームのバグと似ている。お金が無い状態で買い物をする時、｢お金が足りやせんぜ｣と店主に言わせるルートを作っておかないと、お金が0のまま無限に買い物ができるバグが発生するのだ。ああ無情なる真理かな
【扉のある白い空間の正体】
おそらく精神世界。現実世界ではない為時間や空間の縛りが無い。よってそこにある肉体は持ち主の成長以外に変化(腐る、衰える等)がないし、白い空間を介して現実世界における空間転移(グラトニーの腹からの脱出等)が可能となる。
精神が混線したエルリック兄弟は白い空間に互いの扉が混在していた。
【人造人間の正体】
フラスコの中の小人を作ったのはホーエンハイムの主人。真理から真理そのものの魂の一部を引き出しフラスコに定着させたと思われる。
故に姿は真理の扉から覗く黒い影に酷似しており、常人では知りえない知識を初めから持っていた。また、派生して生まれたエンヴィーは大概の“あらゆるモノ(≒真理)”に変身する事が可能である。
そして、こちらは違う意味合いも含んでいるかもしれないがマスタングとの戦いの際、ラストは自らの事を｢人間 より真理に近い存在｣と発言している。
【賢者の石とは】
人間の魂を凝縮した高エネルギー体。錬成増幅効果を持ち、不老不死や黄金変成を可能とする。
気になるその仕組みだが、実際に中世ヨーロッパで流行った錬金術に基づいて考えるならば、そこら辺のありふれた元素(大気など)を第一質料 まで分解し、目的の物質に造り変えているという事になる。奇しくもその作用を持つ物質の事を｢大五元素 ｣、またの名を｢魂 ｣という。これなら賢者の石の材料が生きた人間であったのもある意味必然といえよう。
【錬金術と錬丹術の発動条件の差異】
錬金術は地殻のエネルギーを利用して術を発動するのに対し、錬丹術は龍脈の力を利用する。
この事実に偽りはないが、アメストリスにもたらされた錬金術の基本方程式には問題があったようだ。おそらく錬金術を発動する為の地殻エネルギーを得る際わざわざアメストリス国内の地下に張り巡らせた賢者の石を介さなければならないような式に細工していたのだと思われる。賢者の石はホムンクルスの操作によって電気回路の可変抵抗のように働き、『錬金術封じ』として作用する。また、地下に張り巡らされた賢者の石が中和された時には、エドワードが自身の錬成の出来に良い意味で驚いていた所から、ホムンクルスが錬金術封じを使っていなくとも普段から錬金術の抵抗となっていた可能性がある。
これは人柱として利用する錬金術師を扱いやすくするための措置であろう。普段から抵抗として作用していたのも、扉を開くだけの実力のある錬金術師を振るいにかける為なのかもしれない。
本来ならば賢者の石を介する必要などないため、当然ながら細工をされていない錬丹術は問題なく発動することができる。
世界、宇宙、神、全、一、個人を名乗る。
錬金術の発動に関与しており、扉を開きその一部を得る事で錬成陣なしでの錬成が可能となる。
“宇宙”に存在しているものなら真理から取り出せる。逆に、失われた故人など既に存在しないものを取り出すことは不可能。
【真理の扉とは】
人間が一人一つ持つ真理へと繋がる扉。
真理を万物のネットワークに例えるならば扉はその
扉を開くと真理と直接干渉しその一部を得る事ができる。
【錬金術の発動と真理の扉の関係】
錬金術の発動は『理解』『分解』『再構築』で成り立っている。錬金術師はこの三つの段階を踏んで錬成を行っているのだ。
しかし、錬成対象を完全に理解する事など人間には不可能だ。鋼を例にとってみても、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄など無数の種類があり構成する元素など見た目では判断出来ないし、その結晶構造も製鋼の際の温度調節やその後の熱処理などでいくらでも変化する。生物の構造となるとさらに複雑になることは言うまでもない。
このとき、頭の中のイメージでは到底及ばない“モノの構造”を補完しているのが森羅万象の象徴である真理なのではないだろうか。
錬金術師が扉を失うと二度と錬金術を発動することができないのは、術者が真理にアクセスする為の手段を失う為だと思われる。
【扉が開く条件】
術者が扉を介して真理から何かを得ようとした時である。
人体錬成をすれば扉は開くが、生体錬成では開かない。これは代価として用意出来ない｢個人の魂｣の錬成の際“全”である真理から調達しなければならない為だ。よって同じ魂の錬成でもその場に代価が存在する賢者の石の錬成やその破壊では扉が開く事は無い。逆に、錬成するものが魂でなくとも扉は開く。例えばホムンクルスが欲していた“神(=全)”など。
【扉を開く時に課される代価】
人体錬成などで真理から何かを得ようとしたとき、術者は『通行料』と呼ばれる代価を払う。
通行料とは言うもののアルフォンスの魂とエドワードの右腕の等価交換が成立することから｢真理の扉を通る事｣よりも｢真理から得るモノ｣に価値が発生しているようだ。扉を通って真理を見聞きすることは術者にとって有益とも言えるが、あくまで目的の物を得る為の過程でしかない為、そこに代価は発生しない。
【失われた者の錬成で発生する代価】
上記の通り通行料が等価交換に基づいているとすれば亡者の魂の錬成時になぜ代価を取られるのだろうか。
これは仮説だが、おそらく術者の用意した構築式に問題がある。術者は死者の魂に10の価値を見出し、それを錬成しようとしているのだ。それは数学で例えるならば未知数のxのようなもの。真理は術者の構築式に沿って忠実にxを用意する。例えその答えが０であっても真理の知ったことではないし、術者が間違いに気づいたところで後の祭りなのである。
雑談 この辺りは素人が作ったゲームのバグと似ている。お金が無い状態で買い物をする時、｢お金が足りやせんぜ｣と店主に言わせるルートを作っておかないと、お金が0のまま無限に買い物ができるバグが発生するのだ。ああ無情なる真理かな
【扉のある白い空間の正体】
おそらく精神世界。現実世界ではない為時間や空間の縛りが無い。よってそこにある肉体は持ち主の成長以外に変化(腐る、衰える等)がないし、白い空間を介して現実世界における空間転移(グラトニーの腹からの脱出等)が可能となる。
精神が混線したエルリック兄弟は白い空間に互いの扉が混在していた。
【人造人間の正体】
フラスコの中の小人を作ったのはホーエンハイムの主人。真理から真理そのものの魂の一部を引き出しフラスコに定着させたと思われる。
故に姿は真理の扉から覗く黒い影に酷似しており、常人では知りえない知識を初めから持っていた。また、派生して生まれたエンヴィーは大概の“あらゆるモノ(≒真理)”に変身する事が可能である。
そして、こちらは違う意味合いも含んでいるかもしれないがマスタングとの戦いの際、ラストは自らの事を｢
【賢者の石とは】
人間の魂を凝縮した高エネルギー体。錬成増幅効果を持ち、不老不死や黄金変成を可能とする。
気になるその仕組みだが、実際に中世ヨーロッパで流行った錬金術に基づいて考えるならば、そこら辺のありふれた元素(大気など)を
【錬金術と錬丹術の発動条件の差異】
錬金術は地殻のエネルギーを利用して術を発動するのに対し、錬丹術は龍脈の力を利用する。
この事実に偽りはないが、アメストリスにもたらされた錬金術の基本方程式には問題があったようだ。おそらく錬金術を発動する為の地殻エネルギーを得る際わざわざアメストリス国内の地下に張り巡らせた賢者の石を介さなければならないような式に細工していたのだと思われる。賢者の石はホムンクルスの操作によって電気回路の可変抵抗のように働き、『錬金術封じ』として作用する。また、地下に張り巡らされた賢者の石が中和された時には、エドワードが自身の錬成の出来に良い意味で驚いていた所から、ホムンクルスが錬金術封じを使っていなくとも普段から錬金術の抵抗となっていた可能性がある。
これは人柱として利用する錬金術師を扱いやすくするための措置であろう。普段から抵抗として作用していたのも、扉を開くだけの実力のある錬金術師を振るいにかける為なのかもしれない。
本来ならば賢者の石を介する必要などないため、当然ながら細工をされていない錬丹術は問題なく発動することができる。
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作者名：ウィワクシア･D | 作成日時：2019年4月27日 19時
