クリスマスの奇跡【Fischer's ダーマ】

※キスシーンがあります、無理な方はお下がりください！


仕事が終わり、時刻はまだ19時。


間に合う、よし、帰りの支度…


男1『ねぇねぇ！咲花ちゃん！』


「せ、先輩？」


や、やばい…


男2『今日忘年会とクリスマスパーティーなんだよー！一緒に行かない？』


「ごめんなさい、このあと予定が…」


男1『強制強制！』


「で、ですから…!!」


男2『みんなー！強制ねー！』


先輩に無理あり誘われてしまったので、


惜しくもデートは断ることになってしまった。


花咲ごめんね、ダーマ。先輩に飲み会強制参加って言われて…今日、ダメかもしれない…明日、離れちゃうのに、ごめんね…


そういうと、何秒もしないうちに、既読は付いた。


ものの、返事は帰ってこなかった。



先輩1『おひらきにしまーす！』


先輩3『車乗る人ー！』


女子1『私のりまーす！』


女子2『先輩の車やば！』


先輩2『咲花ちゃんも乗ってく〜？女の子一人危ないし〜』


「わ、私は、大丈夫です。ありがとうございました。」


先輩2『そんな事言わないでよォ〜』


「だ、大丈夫なんで…」


ダーマに、早く会いたい。


来てくれないかな…


ダーマ『すいません、咲花を、迎えに来ました。』


先輩1『誰だよ。てめー。』


ダーマ『咲花の彼氏です、』


ダーマは正直にいい、私の手を引っ張り、ダーマのほうに引き寄せられ、見事にキャッチ


周りはザワザワと騒ぎは地味に声が聞こえる。


ダーマ『いくぞ』


「う、うん。お疲れ様でした…」


すると、クリスマスツリーの所へ連れてかれた。



…ダーマ、怒ってるかな…


「っ…ダ、ダーマ…」


ダーマ『…』


無言が続くと私はダーマに引き寄せられた。


よは、抱きついてる状態。


「ダ、ダーマ？」


ダーマ『…寂しかった。』


「…うちもだよ。ごめんね、先輩に無理やり飲み会誘われっちゃって…」


ダーマ『咲花も大変だな。それも理解できなくて、拗ねる俺もアホだよな。』


ダーマは少し笑いながらいった。


抱き合っていても、耳元で声がしたから、すぐにわかった。


「…そんなこと、ないよ？うちのこと心配してくれてたんでしょ？ありがとう。」


私の言葉に照れたのかダーマは


ダーマ『ちげーし…』


と、少しだけ拗ねていた。


少し無言が続くとダーマは私から少し離れた。


時刻は23時のため、誰もいない。


「ダーマ？どうし……ん……」


ダーマは私の背中を支えながら、キスをした。


ダーマ『…えっと…その、いや、別に…そ、そういう意味じゃなくて……え？』


ダーマがいい理由を作っていると、キスを返した。


再び、私はダーマに抱きつき


「…ダーマ、大好きだよ、ファーストキスもあんただし、セカンドキスもあんただった。めっちゃ嬉しいよ。」


ダーマ『ありがとうな。俺は愛してるけどな？』


普段絶対に言わないくせに


ダーマ『聞こえてるわ。』


「あw」


ダーマ『お前も人のこと言えないじゃん。』


「うっさいなー女の子はそういう生き物なんですー」


ダーマ『www』


「もー…」


呆れてしまうほど、からかわれるけど。


君が好きなんだ。


ダーマ『…YOU。』


「っ!?…な、なに？」


名前で呼ぶの珍しいな…


ダーマ『俺と…』


「…うん」


ダーマ『けっ…結婚してください…!!』


そんなことばは嬉しくて、


「…まってたよ」


そう、微笑みながら言った。