ティール・シャトルーズ

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【募集企画】深紅の冠は誰が頭に【主従】

※性格・備考の欄は他キャラクターとの関係により付け加えられたり、変わる可能性があります。

【名前】ティール・シャトルーズ

【爵位】子爵

【性別】男

【年齢】20

【身長】178

【容姿】

髪の色：くすんだ金髪
目の色：明るい緑色
髪や肌の色ツヤはよく、健康であることがうかがえる。
体格は一般的な男性より悪い。体重は60㌔くらい。
顔貌はかなり整っているが、髪や身なりを整えていないことが多く台無し。

【服装】
王宮では、襟に金糸で控えめに刺繍の入った燕尾服とスラックス。中は前面にひだの付いたドレスシャツで、こちらも襟に生成り糸で目立たない刺繍が施されている。襟元には明るい緑のリボンが付いている。
靴は革製の上等なものを一足、安物の履きやすいものを何足か履き回している。
どれも派手ではないが、服に拘っていることが一見してわかる。
私服は自分で作ったものが多く、上品さを損なわない程度に装飾のあるものを好んでいる。

【性格】
よく言えばマイペースでおおらか、悪く言えば極度の面倒くさがりで、何をするにも『面倒くさいが』先に立ち、面倒ごとを避けるためならどんな努力も厭わない。
要領がよく少しでも面倒事の気配を察知すると、いち早く逃げ出したり、先回りしてその種を取り除いたりして回避してしまう。
感情をあらわにすることが少なく、人から向けられる気持ちを（それが善意でも悪意でも）察することが苦手なため、怠惰な部分も相まって周囲から冷たく反抗的な人間だと思われることが多い。
自分の好きなこと、得意なことに真っ直ぐであり、いつも好きなことしかしていたくないと内心思っていて、それを隠すつもりもない。
（本人はあまり意識しないが）戦闘以外の面ではある程度の能力を発揮できるにもかかわらず、自己評価が低く自分が何を頑張ってもそれは無駄な努力であると内心思っている。人から褒められたり、前向きな言葉をかけられても素直にそれを受け入れられず、彼が与える印象も相まって長い間人と良好な関係を築くことが苦手。
彼なりに人の役に立ちたいという思いは持っており、それは魔法や特技の研鑽に向けられている。

【武術】
＊戦闘スタイル
センスも筋力もなく、そもそも戦いが嫌いであり、戦闘に根本から不向き。それを改善しようと努力はしているが、改善の兆しはない。
そのため、戦闘においては後方支援専門になる。一応レイピアを持ってはいるが、ほとんど扱えない。

＊ステータス
筋力:1
柔軟:2
技術：3
スピード:2
センス:－1

【魔法】
＊内容
生物の傷を癒す魔法。自らには使うことができない。
魔力は多くないが、導力が強くかなり高精度な治療が行える。
切断された部位を繋ぎ止めたり、切り傷・骨折などの、範囲は狭いが繊細さを要求される治療を得意としている。
逆に広範囲の火傷などの治療は苦手。
魔力は人並みなため、日に数度しか使えない。

＊ステータス
魔力:2
導力:5
魔力抵抗:3

【半生】
北部の国境付近に領地を持つシャトルーズ伯爵家に三男として生まれる。
両親は共に多忙であり兄とも歳が離れていたため、家庭内は不和こそなかったものの、団欒は少なかった。
優秀な武官である父は“貴族らしさ”を体現したような人物であり、優雅で力強く、そして何より厳しかった。
幼い頃より貴族らしくあるべく、礼儀作法、政治、一般常識など様々な分野の知識を詰め込まれる毎日を送る。
兄たちはそれが当たり前のように大量の稽古ごとや習い事をそつなくこなしていたが、ティールはその厳しい教育についていくことは出来なかった。
父や教師からは叱責され、兄たちと比較されるうちに、強い劣等感を抱くこととなる。
はじめは必死に付いていこうと努力したが、努力が実ることも認められることもなかった。そうしているうちに、認められるために努力する、その行為自体に疲弊していった彼だったが、見聞を広め、知識を深めるようにと言いつけられて留学した大学で、転機は訪れた。
ある夜、寮母から繕い物の手伝いを言いつけられたティールは、教本を眺めつつ作業に勤しんでいた。
裁縫は「貴族が自らの手で服を直すなど」と父が許さなかったので初めてだった。しかし、初めはゆっくりと、一枚、また一枚と作業を進めるうちに素早く、綺麗になっていく繕い物を見るうちに長い間感じることのできなかった達成感を覚えるようになる。
この場所は縫い方を変えたらどうか？糸は細い方がいい？色はこれでいいだろうか？
時間はたくさんあったし教本は分厚かった。
このやり方はどうかと色々なことを試すうち、少しずつ上達していくことを実感する。
それが嬉しくて夢中になった。いつしか山のようだった繕い物はなくなり、寮母は笑顔でこう言った「あなた、お裁縫が上手ねえ。今夜はお手伝いありがとう」と。
ありふれた感謝の言葉ではあったが、彼が本心から人の役に立てた、感謝されて嬉しいと感じたのは本当に久しぶりのことだった。
その一件以降、寮母の元へ足繁く通い、裁縫の技術を教わるようになる。学べば学ぶほどできる事が増え、より自由に針は動くようになる。「ああ、自分のこの手は針を持つための手だったのだ」と実感した。
2年後学校を卒業したティールは、寮母や他の教師の勧めでティエレン自治都市へ渡り、仕立て屋へ勤めながら他大陸の服飾文化を学んだ。そして、自ら店を持つことに憧れるようになった。
しかしながら、実家に仕立て屋で働いている事が伝わってしまい、父は激怒。家に連れ戻される。
そしてより貴族らしい生き方を、と父のツテで従者になることを勧められた。店を持つ、という野望を内心で抱き続けている彼は、王宮内での信頼を築き、コネクションを得るためにそれを受ける。

【好き/得意】
春・読書・お茶とお菓子／針仕事など、裁縫全般
読書は学術書や実用書よりも娯楽小説や紀行本を好んで読む。

【嫌い/苦手】
冬・面倒くさいこと・戦う事・肉料理／気を使われるのも遣うのも得意ではない・偉い人や真面目な人は苦手

【話し方】
一人称：僕　二人称：あなた、君など
覇気のない間延びした喋り方。
目上の人に対しては、ややフランクな敬語で話している。
「興味ない」「面倒臭い」が口癖

「はじめまして、ティール・シャトルーズです。自己紹介……特に話すようなこともないんですよねえ」

「その荷物は1人で持つには重すぎるんじゃないかなあ。それじゃあの広間を突っ切るより先に、疲れて全部落っことしちゃうよ。誰かに持ってもらったほうがいい。え、僕？僕はそういうのムリかなあ、筋力もないし。それじゃあ」

「でもそれって、僕の仕事じゃないですよね。他にいくらでも、喜んでやってくれる人いるじゃないですか。やっぱりこういうのって、頼む方も頼まれる方も嬉しい方がいいと思うんですよねえ。え、ダメですか？今日だけは逃がさない？面倒だなあ……」

「こうやって針を手にしていると、それだけでワクワクしてしょうがないんです。ああ、今日はなにをしようかなってね。幾らでも考えていられる……本当は一晩中やってたいんですけど、それはできないのがもどかしいなあ」

【備考】
・幼い頃から父の言葉は絶対であり、逆らってはいけないと無意識化に刷り込まれているため、現在でも父の言葉にかなり動かされている。
・半生に記述した通り、彼にとって従者として生きることはみずからの夢のための通過点でしかなく、そのため色々なことを割り切っている。面倒くさがりな彼が仕事を続けられているのは『従者としての仕事』はしっかり遂げないと信頼に関わるため。
・自分以外の人でもできる雑用は（面倒なので）絶対にやらないと強く思っている。が、自分より偉い人や真面目で推しが強い人間には押し負けてしまう場面がしばしばある。

【関係】
主さまのほうご縁いただきましたので、それ以外の関係のみ募集しております。

【製作者】湖

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