葉桜の季節に君を想ふ・第一章【鬼滅の刃】

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皆さん知っていますか？

葉桜の季節とはどんな時期か。

＿＿これは、葉桜の季節に恋をした少年のお話です。

ーーーーーー

どうも！

作者のむいなぎです。

是非、この作品を最後まで見てくれると嬉しいです。

よろしくお願いします。

《第一章・出会い》

「うわあ………桜の花びら散っちゃったな」

ある日、甘味処でお茶を飲んでいる時。

俺の友人・善逸が言った。

『……そうだな』

つい最近まで満開だった桜の花が散り、

新しい葉が出始めた。

善逸「炭治郎お前さ、恋とかしたことねえの？」

ゴフッ

俺は、飲んでいたお茶を吹きだしてしまった。

恋！？俺が！！？？

善逸「………その様子だとしたこと無いんだ………って、
　　　お茶めっちゃ吹きだしてるし！！！！！！！
　　　そこのお姉さーん！ちょっと手伝ってー」

？「はーい！………あら、こぼしちゃったんですか？」

善逸「…………」

『善逸？』

善逸「俺と結婚してください」

？「へ？」

『すいません！気にしないでください！
　コラ、善逸やめないか！！』

善逸「え。俺本気だよ？」

はあ、これは善逸の悪い所だ………

出会った女性に直ぐに求婚する。

本当にやめて欲しい………

でも、今日は違うらしく、顔も真剣だ。

？「フフ、嬉しいけどごめんなさい」

その時、俺は始めて女性の笑顔を見た。

それはまるで桜の様に可憐な。

善逸が真剣になるのも解る。

この、胸が締め付けられる様な感覚は何だろう……

善逸「ええ！？嬉しいなら何で？？」

？「私、決められた相手がいるの」

『え……？』

決められた……相手………？

善逸も凄く驚いている。

？「あ、私は綾瀬　桃。15歳。
　　街でお金持ちな人に、結婚を申し込まれて。
　　私は反対だったんだけど、両親が…………………」

『そんな………』

勝手に決められたなんて……

善逸「綾瀬さんが可哀相だよ」

綾瀬「でも……もう決まったことだから」

そう言いながら、こぼしたお茶を拭いてくれる綾瀬さん。

『綾瀬さん………また来ても良いですか？』

綾瀬「！………是非来てくださいニコッ」

善逸「やっぱり結婚しましょう」

『はあ………』

ぷっ、アハハ！

3人で馬鹿みたいに笑って、俺と善逸は甘味処を出た。

善逸「炭治郎、綾瀬さんのこと好きだろ」

『え！！！？？？』

そうなのか！！？俺、綾瀬さんが好きなのか！！！？？

善逸「音で分かるんだよ。炭治郎、お前の今の音は………

　　　……“恋の音”がする」

『恋の………音………………』

善逸は耳が良いから、音でその人が何を考えているのか、が分かる。

そうなのか………俺は、綾瀬さんのことが…………

善逸「でも、綾瀬さん婚約者って言うの？
　　　決められた相手が居るとか言ってたよなあ。」

『……………』

そうだ。綾瀬さんには、決められた相手が居る………

俺なんか……………

善逸「綾瀬さんからはさ、めちゃくちゃ綺麗な音がするんだよ。
　　　でも、今にも折れそうで………儚い音。
　　　きっと、嫌なんだよ。綾瀬さん………その相手が…………………」

『え。』

じゃあ…………

善逸「ま、今回は炭治郎に譲ってやるよ。頑張れよな」

『でも、それじゃあ善逸が……「はいはーい、ストップストップ」………』

善逸「その代わり、お前の可愛い可愛い妹・ねずこちゃんくれよな」

『それは無理だ』

善逸「はああああ！！！？？？
　　　お前っお前、何だよそれ！！！！！！？？？」

『善逸………五月蝿い』

そんなこんなで、俺達は蝶屋敷へと走った。

続く………かも？

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