これは仕方の無いことなのですか？

私には3歳上の兄がいます。兄は大学一年生で私は高校三年生です。

兄は《若年性特発性関節炎》という関節が弱い病気です。

でも、普通の人とは至って同じ。

普通の人との違いは、
すこし運動量が少なかったり、薬の副作用で背が小学生並みだったりすることです。



兄が小学生〜今まで月２回病院に行き、たまに入院します。


私は家で、元気なキャラを
”演じている”
ので感情をぶつけて、労ることもできません。


ただ、心の中で頑張れ、と祈り、
七夕の願い事にはこう書きました。

”兄の病気が治りますように”

小さい頃からそう書き続けていました。



でも、小学校の3年生か4年生頃に気づき始めました。


親は、無意識のうちに兄ばかりを見ている。

兄には中学受験をさせようとして、

私は兄がよく行っていた中学校の下見にさえも行かせてもらえず、

当たり前のように親は進学校を決めました。



でも、親はこう思っていたのだと思います。

兄は運動が出来ない代わり、

勉強をしなければならない。

私は、

兄ができない代わりに運動ができる。

友達が多い。

などなど、期待が多かったです。


そういった圧を兄にかけていたのだと考えると、

兄もたくさんのストレスを抱え込んでいたでしょう。


兄が中２のとき、私は小五でした。

そのころから身長には約10センチの差が開き、兄は辛かったと思います。


それでも私は家族に隠しました。

だって、
”演じてる”から。



風邪をひいても兄が優先。


兄は病気。
妹なんかよりも兄が心配。

ちょっとした風邪で死んでしまうかもしれない。



兄のためにマンションの部屋は売らないでおこう。

この家は兄にあげよう。





妹には、実家の八百屋を継がせよう。



「お前は八百屋を継いでくれ｣

「受験にも金がかかるんだ｣

「お兄ちゃんは風邪をひくだけで入院するかもしれないのよ！？｣


「あんただけのためにそんなことしない｣

「せっかく受験費を払ったのに落ちたんだ｣









ごめんなさい。
出来の悪い妹でごめんなさい。


何も出来なくてごめんなさい。

お金もかけません。

迷惑かけません。

受験はしません。


一人暮らしのための家は、睡眠時間を2時間くらいにしてバイトを掛け持ちして買います。


黙って八百屋は受け継ぎます。



私の人生は、すべてあなたたち(親)の人形です。


好きにしてください。