もし、君に…

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雫はレストランのウェートレスを

していた。

毎日ランチの時は目が回る忙しさ

ランチ過ぎると、さっきまでが嘘

の様に…

ある日、雫は気づく

いつも同じ席に座る一人男性

今日も、同じ物を注文するんだろか？

オムライスとコーヒー…

来る度、同じメニュー。

雫は笑顔でメニューを渡しながら

「いつもにしますか？」と声をかけた

すると男性は照れた様に、笑顔で

「お願いします」と答えた。

これがきっかけで、二人は良く話を

する様になった。

二人が知り合ってひと月が過ぎた頃

雫は一人居酒屋で飲んでいると、

声を掛けて来た、男性…

「一人ですか？」

振り返ると、そこにはオムライス…

ばかりを頼む男性の姿が、雫は

思わず「オムライス」と叫んだ！

男性は苦笑しながら「宗一郎」と

名乗った。店で毎日会っても名前は

知らなかった。

雫も自分の名前を告げた。

二人はいろんな話をして、

連絡先を交換した！

それからは、お互いがメールを

送っていた。

ある日、宗一郎からのメールで

「雫さんは彼は居るの？」

とメールを見た雫は、すぐに返事

をした。「居ないよ」

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