【原神】Am I Kissed By...?

20種類の結果パターン

Kiss me. - 2025年4月27日

.


凡人には凡人なりの生き方がある｡



そう曲がりなりにも考えていた｡







私は往生堂堂主補佐だ｡



日々､亡くなった人を弔い､送っている｡



胡桃にも信頼されているし､わりと問題はない｡



筈である｡



｢YOU殿､何か手伝えるものはないか｣



｢YOU殿､共に海灯祭を見に行かないか｣



ああ､このやたら話しかけてくる部下､鍾離がいた｡



身長も体格も私の一回り二回りも大きいし顔もいいのに､何故こうも…構ってちゃんなのだろうか｡



対応に困ると同時に割と仕事ができることに不満を持つ｡



｢今のところ､特にないよ｣



さっきの質問に相槌を打ちつつハッと鍾離の顔を見る｡



彼奴､今…『共に海灯祭を見に行かないか』って言ったのか｡



｢ん､ああ､機会があればね｣



どっちつかずの曖昧な返事に鍾離は顔を顰める｡



整った顔が勿体無いなと見上げると同時に腕を持たれ､掌へと唇を注がれた｡



｢えっ……｣



突然のことに目を見開き､数秒硬直してしまう｡



｢私では…駄目なのだろうか｣



首を傾げながら｢YOU殿｣と言うその様子に私は頭を抱えた｡



｢……仕方ないな…お代は君持ちでなら｣



そう了承すると同時に､鍾離はにぱっと音がしそうなほど嬉しそうにしていた｡



今きっと可愛いなんて思ってしまったら絶対堕ちる｡



駄目だ､駄目だ｡と悶えながら､岩王帝君が亡くなったことを悔やむ｡



もし知り合えるなら､絶対此奴と遠ざけて欲しかった！



その岩王帝君が目の前に居ることを､YOUはまだ知らない｡




掌へのキス【懇願】
____________


｢海灯祭では街の灯りが星のように煌めく…ん？君も星を増やしてくれるのか､それでは頼む｣

この作品には20種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：