* カルマくんとの、日常。
*
«ことわざ辞典»
*早起きは三文の徳
*良薬は口に苦し
*縁の下の力持ち
*類は友を呼ぶ
*鬼の目にも涙
*雨降って地固まる
リクエストも出来ればしてみたいです。
どんなシチュエーションがいい、とか教えてくださればやってみようと思います。
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こんにちは！見てくださりありがとうございます。
カルマくんonlyです。
日替わり初挑戦なので変かもしれないです。ご了承ください。
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良ければ評価とコメント、よろしくお願いします！
6種類の結果パターン
今日はどうしようか？ - 2024年5月12日
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今日は殺せんせー暗殺のための訓練で、E組全員で烏間先生に攻撃を仕掛けていた。
私は攻撃派ではないため、烏間先生がどこにいるかをみんなに知らせる係。
『河原のそばの岩陰にいるよ』
そう他のメンバーに合図をする。
もちろんカルマはリーダーシップやずるがしこい考えを買われて、操る係だ。私が合図すればカルマからみんなへ、すぐに指示が出る。
「じゃあ前原はそのまま準備、速水さんはいつでも撃てるようにしといて。」
やっぱり凄い。かっこいい。
…なんだか手の届かないところにいる人みたい。
そしてカルマの指示通りみんなが動くと、難なく烏間先生への攻撃が成功。E組のみんなが喜びあって笑っているところをみて、あまり何もしてない私も嬉しくなった。
……でも、同時に少し寂しくもなった。だって私、ほとんど何もしていない。
「やったなYOU！ お前、ほとんど何もしてねーけどさ！」
前原が私の肩に手を回して、心底嬉しそうに言う。……けれど私は、前原の最後の一言が引っかかっていた。まあそれを表に出す私ではないけれど。
ほとんど何もしてない…やはりみんなもそう思っていたんだ。みんなに申し訳なくてたまらない。なんで、みんなの役にたてないんだろう。
「……YOU？」
ふいにカルマに呼ばれて、こっちこっちと人気の少ない場所へ連れていかれる。…ちょっと涙目になっている私には見ない振りをしてほしい。
「なんかあった？」
そんなことを聞いてくるから。
我慢してたのに…涙が出てきちゃったじゃないか。
もう、カルマのせいだ。
『……みんなの役に立ててないなって』
私がいなくたって……。
するとカルマはなぜか私のことは全てお見通しのようで、優しく声をかけてくれた。溢れる涙を、壊れ物を扱うかのように優しく拭って。
「YOUがいなきゃ、成功しなかったよ。
YOUが教えてくれなかったらみんな烏間先生がどこにいるかわかんなかったからさ」
私はみんなの役にたててた…？
よかった。役立たずだからみんなに見捨てられるんじゃないかって、悲劇のヒロインみたいだけれど、そう思ってしまっていたのだ。
不安による涙ではなく、次は安堵による涙が溢れた。…それはとどまることを知らなくて。
ふわりと背中に手を回されて、頭を撫でて、カルマが私を包んでくれた。
「大丈夫、大丈夫」
ただその言葉が胸にすうっと入っていった。
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今日のことわざ *縁の下の力持ち*
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作者名：こおり味 | 作成日時：2018年1月5日 22時
