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ある名門家のメイドとなったあなた。
さて、今日のご主人様は一体誰なのでしょうか。









こんにちは、蒼桜です。
ついに日替わりに手を出しました。
これ大丈夫かな、自主的に自分の好み暴露してない?心配になってきた…









そんな事はさておいて、今回はメイドさんとご主人様の日替わりとなっております。
追い追い内容は追加するかもしれませんが、
ぜひ見ていってくださると嬉しいです!








*本日の○○系ご主人様は…*





坂田銀時×ワガママ系ご主人様




土方十四郎×紳士系ご主人様




沖田総悟×ドS系ご主人様




山崎退×鈍感系ご主人様(作中)




高杉晋助×大人系ご主人様




神威×隠れドS系ご主人様(作中)









今日はどのご主人様に会えるのでしょうか。
それでは、行ってらっしゃいませ。

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本日の貴方のご主人様は誰でしょうか…? - 2024年4月26日

*沖田総悟×ドS系ご主人様*









「ったく、仕事が遅すぎやす、この雌豚」






「…総悟様」





私は痺れを切らし、仕事をしていた手を止めて、
総悟様の目をまっすぐ見た。





「そのような言葉遣いはおやめになってください、と何度言えば分かるんですか?いい加減にしてください」





こんな注意を、今までに何度してきたか知れない。
当の本人の総悟様は、悪びれも、そして反省の様子も全く見せず、薄ら笑いを浮かべて私を見ているだけだ。





「何ヘラヘラしてらっしゃるんです?」





我慢出来ず、嫌味っぽい口調で聞いてしまう。
総悟様は笑顔を無くして言った。





「ヘラヘラだあ?よくそんなふざけた口をこのご主人様である俺に聞けるなあ?」





それから、何処からか手錠を取り出して、私の前に
音を立ててちらつかせる。





「今まで俺ァ黙って聞いてやしたけど、我慢の限界でさァ。悪いのはYOU、アンタですぜ?」





そう言って、総悟様はにやりと笑う。
その笑顔にぞっとしたのも束の間、気付いたら私の腕には、カチャリ、と手錠がはめられている。
しかも両腕。





「…総悟様、どういうおつもりですか?私なんかを拘束しても、何の意味もないでしょう」





彼を睨みつけながら言う。
私の言葉に、総悟様は、より一層怪しげな笑みを浮かべた。





「お前にとっちゃ意味が無くても、俺にとっては
意味があるんでィ」





それから、手錠で拘束されたままの私の両腕を
片手で掴み、もう片方の手で、私の唇をそっとなぞる。





「…っ、な、何ですか?」





そっぽを向いて、ぶっきらぼうに尋ねる。
総悟様は笑みを崩さずに答えた。





「何って…そうですねィ、まあ簡単に言えば、
これからする“お仕置き”の為の準備、でさァ」





え、お仕置きって何?
ドSである総悟様のお仕置きなんて、嫌な予感しかしない。
よく考えたら、足はフリーだった。





私はその場を立ち上がった。





「んじゃ、これ別の人に外してもらいますから。
総悟様もやる事があるでしょう。それでは」





そのまま総悟様の部屋を去ろうとすると、
腕をぐいっと引っ張られ、バランスを崩して
総悟様の胸に倒れ込んでしまった。





振り返れば、にやりと笑って、彼は言った。





「これじゃあ、もっとお仕置きをきつくする必要が
ありそうでさァ。
_覚悟、してくだせェよ?」





それから、総悟様のきつーいお仕置きが始まったのだった。

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作者名:蒼桜 | 作成日時:2019年1月7日 23時

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