こっちを向いて、司くん【prsk】

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『ねー司くん』

「うん?」

『……なんでもない』

━━こっちを向いて、司くん

ﾟ.+:｡.+:｡ﾟ.+:｡.+:｡ﾟ.+:｡.+:｡

初めましての方は初めまして、なついろわんこです。

高校生になった記念に司くんの日替わりを作ろうと思って。とか言ってたらもう冬じゃん()

(ほぼ)司くんしか出ません。かわいいよかっこいいよ司くん。

　

【今いる司くん】

・天馬先輩
・幼馴染みの司
・クラスメイトの天馬くん
・ワンダショの司さん
・しーくれっと

【attention】

・プロセカ初心者のため口調など間違えてしまっていたら申し訳ございません。愛は詰め込んでます。

・こっちを向いてとか言いながら、司くん目線の話もございますかも。

・リアルが忙しくなかなか更新できません…すみません。

・リクエスト募集中です。お気軽にどうぞ。

All OK！という方はどうぞお進みくださいませ。

p.s.宣伝です。作者は普段別界隈にいます。よかったら是非…

5種類の結果パターン

どんな司くんに出会えるのかな？ - 2024年5月10日

今日は……しーくれっと！病み系司くんと。

──

「愛してる」

真っ暗なセカイで、その言葉だけが耳から脳に入り込んでくる。

熱い吐息がうなじを擽り、思わず首をすくめた。

「ほら、YOUからも聞かせてくれ」

優しく、しかし有無を言わせぬ声色で、彼は言った。唇を噛み、黙ることを続ける。その様子が面白いのか、高笑いが狭いセカイに響いた。

「ハーッハッハ！ツンツンしてるYOUもかわいいな」

うるさい。だけどそんな事も言うのも億劫だ。できるだけ事態をややこしくしたくない。

「あ、」

何かに気がついたように彼が声を上げた。正面に回り込んで来た気がして、突然眩しい光が目に入ってきた。

「すまん、目隠ししたままだったな」

YOUの瞳は綺麗だな、息を吐くように私を褒める。

「オレ以外のモノが綺麗なYOUの瞳に映ると考えるだけで死にそうだ。……オレだけ見ていればいい」

周りのセカイを見る余裕なんてなく、眼前に広がるのはただ整った彼の顔だけ。いつからか私のセカイは“闇”か“彼”しかなくなってしまった。

熱っぽく潤む目が近づいてきて、反射的に目を閉じる。すると唇に温かな感触。もう……なにも思わなくなった感触。

「はっ……好き、愛してる」

それだけ言うと、僅かに空いた隙間から柔らかいものが侵入してくる。受け入れるとくちゅりと脳の奥底まで水音が響いた。
椅子に座っている私の手を引っ張って、そのまま壁に押し付ける。軽く首を絞められ、ただでさえ苦しいのに更に苦しくなる。もがくように彼の胸元の服を握りしめると、

「……っ」

長かった口づけが一時の終わりを告げた。壁に押し付けていた手の片方を腰に滑らしてくる。怯えた目で見上げると、慈しむようにもう片方の手で頭を撫でられた。

「大丈夫だ、怖くない」

再び耳元で囁かれ、力が抜ける。その身体を支えるために両足の間にドンッと力強く彼の足が入れられた。ビクッと震えると、ぐちゅぐちゅ刺激される。

「オレと……ひとつになってくれるか？」

怖くて、苦しくて、しかし自分の事をここまで愛してくれている事が嬉しくて。私は小さく頷いた。

「……！本当か！？」

幸せそうに蕩けるような顔をして、彼はまた口づけた。そのまま床に押し倒される。

「あぁ嬉しい……愛してる」

無理やり与えられた愛と快楽に溺れていく自分に嘲笑をくれてやりながら私も言った。

『私も司くんのこと愛してる』

暗いセカイで、私たちはひとつになりながら溶けていった。