あの木の下で。

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樹木の花言葉です。

友達、片想い相手、そして恋人。

色々な間柄で、木の下で待ち合わせをする…というものです。

拙い説明で申し訳ありません、是非ご覧ください。

花言葉は、諸説ある中の幾つかを。

5種類の結果パターン

今日は、あの木の下で。 - 2024年5月17日

今日で、良かったんだよね。

携帯を見ながら、そんなことを考える。

＿＿＿＿＿ハナミズキの木の下で、待っていて。

去年、一昨年と同じクラスで、密かに私が好きだった人からのメールに、そう書いてあった。

心臓が飛び出しそうって、こういうことをいうのだろう。

やっぱり早く来すぎたようだ。

木に体重を預ける。

「YOU、ごめん。待たせた」

あぁ。
来てほしかったような、そうでなかったような。

頬が赤く染まるのがわかる。

「待ってないよ、でも何で呼び出したの?」

「あ、…笑うなよ？」

彼も恥ずかしそうに目を逸らす。

「笑わないよ。」

「あんまり上手いこと言えないけど。

＿＿＿＿＿＿＿＿俺はYOUが好きなんだ。」

「…え？」

風の音も、瞬きも。

全てが止まったよう。

「付き合ってほしいんだけど、駄目？」

「嘘。罰ゲームとかじゃないの？」

手汗が凄い。

緊張というか、もう、頭がぐちゃぐちゃ。

「本心だよ。で、YOUはどう？」

はにかんだような笑みを浮かべながら、顔を覗きこんでくる。

「……私で良ければ。」

私も、ずっと好きだったの。なんてね。

口をついて出たのは可愛くもない言葉だったけれど。

きっと、私は＿＿＿。

[ハナミズキ]…私の思いを受けてください