【日替わり】プリンス様はどうやら我慢できないそうです

18種類の結果パターン

寒いなら側に寄り添い温め合えばいい/聖川真斗 - 2024年4月27日

ナギくんで後輩、リクをありがとうございます









「先輩！！」
「あっ！ナギくんだ！！」

ふわっと柔らかな髪を揺らしてナギくんが私に飛びついた
一つ年下のナギくんは大きめのカーディガンから少し指先を出して、ほっそりとした人差し指を唇に当てる
そして小悪魔のような微笑みを私に見せた

「先輩、今日は甘い匂いがする…香水変えたの？」
「ううん、多分シャンプーじゃないかな」
「ふふっそうなんだ！凄くいい匂いだねっ」

ぎゅうっと抱きついて私の髪を触るナギくんの体を私も抱きしめてあげるとナギくんははにかんだ
宇宙一可愛いと自称するだけあって本当に可愛い
初めて会った時はこのエンジェルスマイルに何度心を撃ち抜かれたことか

「先輩、今度デートしない？」
「デート？」
「うん！チケット2枚あるから映画見に行こうよ！」

甘えポーズでおねだりするナギくんに私は心の中で悶えまくった
あーもう、可愛い

「うん、映画行こっか」
「やったぁっ！先輩大好きっ！！」

ぎゅうっと抱きしめられ私はまたまた悶える
悶えるを通り越しておかしくなりそうだった
そんな私の心中を知っているのか知らないのか。
ナギくんは悪戯っぽい笑顔を浮かべて私に顔を近づけた

「先輩にちゃんと男の子だって思ってもらえるように、たーくさんエスコートするからね」

そう言ってナギくんは口を開こうとした私の手首を掴んで、問答無用で唇を重ねる
ちゅっと軽いリップ音がしても意識がぼんやりとした私にナギくんはにこりと微笑んで、



「先輩の『ハジメテ』奪っちゃった」



ぺろ、と唇を舐めたのだった









「映画楽しかったぁ〜っ！…え？映画の最中にいろんなところ触られるから集中できなかった？……意識してくれたんだぁ、嬉しいな」

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