【進撃の巨人】病んでるやつとか頭おかしいやつとかの日替わり

7種類の結果パターン

本日の占い結果でした。 - 2024年4月27日

「おはようYOU」
「アッおはよミカサ」

朝起きたらドアップのミカサの顔面。隣で寝てたから当然だなとしか思わねえ。うわっ目が潰れる！！とまでなっていたころはもう懐かしさまで感じる。今やなんとも思わないモーニングルーティーンになってしまっていた。
そのまま部屋を出る自分にくっついてミカサは部屋を出るし朝食を向かい合って食べるし学校に二人で一緒に行くまでは良いんだ。うん良いんだ。良いって言わなきゃ異常性を感じてビビり散らかすから。

「YOU、消しゴム落ちた」
「ありがと.....」

無論のことミカサは隣の席である。とんでもない偶然だ、二度と起こるかどうかわからねえなと思ったのは昨年。そして今年も同じようにクラス変えと席替えがあって去年と変わらずミカサと隣席になりました意味不明。

「一緒に組もう、YOU」
「ああ.....」

体育の授業中でもミカサは離れてくれない。ペアを組むときは必ず彼女が隣にいる。友達がいないから即座に誰かと組めと言われて困るのはこちらだしこれはありがたいことなのだが、多分自分に友達ができない原因の一端は彼女にある。何せ四六時中離れてくれないので。そしてどんな競技でもペアを組んだ彼女が強すぎて必ず勝ちが回ってくるという恩恵なのかどうなのか微妙なやつ。

「YOU、今日のおかずはチーズ入り卵焼きと焼き鮭。ほうれん草の胡麻和え、入れておいたから」
「お、おう...」

昼食の時間になればなぜかこちらの弁当はミカサが自分のバッグから取り出す。保冷剤まで毎日入ってるのマメだなぁとしか言いようがない。因みに名誉のため言っておくが、これはミカサが好きで進んでやっていることであり、自分が強要しているわけではない。断じて。

学校が終われば二人仲良くおててを繋いで帰路につく。しかし言っておくがミカサは自分の血縁者でもなんでもない。家に住んでいるのも謎でしかない。両親も何も言わないし何でお前住んでるんだってこちらから言い出す気にもならない。捨てられた子犬かと見紛う表情をされてしまえば「いくらでもいていいよ」としかかけられる言葉がないためだ。
正直この生活がいつから続いているのかもう覚えていないし、ミカサは自分の一部になってしまった感が否めない。

「YOU」
「何？」
「明日もまた一緒に居よう」

なめらかで柔らかい、その手を握り返した。
そんなこと言われなくても、一生隣で生きていきたいくらいに思ってしまう自分は、もう手遅れでしかない。

この作品には7種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

ラッキーアイテム

創作意欲

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：