あなたは誰を選ぶ_?
大好きな彼との甘い甘い恋。
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Quartetto ( カルテット ) コラボ第一弾。
あーるぐれい×美音-ミオン-×さくらんぼ
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全部フィクションです。(二次創作)
有名な方からマイナーな方まで書いていきたいと思ってます。色んな人楽しんでってください
19種類の結果パターン
貴方は誰を選ぶ __ ?? - 2024年5月3日
-3部-
「YOU、これあげる」
雨がぽつぽつふっている午後3時。
さんぶのおうちでごろごろしてしたら
「…キャンディー?」
「この前あげいんから貰ったんやけどな、俺差し入れ分食べなあかんし
それにYOU、レモンキャンディー好きやろ」
「レモン!?…ほんとだ、ありがと!」
黄色と白のかわいらしい包装。
真ん中には『lemon』とオシャレな字体で書かれている。
包装を綺麗にあけて、黄色く半透明に光る飴玉をちょっと見つめてから口のなかに入れる。
……んー、甘酸っぱい、おいひい
普通のレモンキャンディーよりは酸っぱい感じかも、いいとこの飴なのかな。
そもそも飴に良し悪しがあるのかも分からないけど。
「おいしい?飴」
「うん〜!美味しい、ありがとうさんぶ」
「ほんと、…じゃあ」
お手紙を読んでいた手を止めて、何故かこちらに近付いてくるさんぶ。
………ち、ちかづいてくる???
「え、ちょっと」
ぽてぽてと近付いてくるさんぶを見上げると
さんぶのきれいな顔が、すごく近くて
ほんのりたばこのにおいと、石鹸のいい香り。
…さんぶのにおい。
唇には、なにやら温かい感触。
………き、ききき、き、
きす、されて、る…!?
「え、んぁ、さんぶ」
「ちょっと喋んな」
黙らせるかのように、わたしの開いた口に入ってくる舌
唐突すぎて頭が回らない。
「……さん、…んむ、
…っは、…………」
まだ溶けきってない飴玉が、私達の舌の上を交互にころころ転がる。
吐息といっしょにレモンのかおり、それだけでどんどん恥ずかしくなって。
、 さんぶが私から離れた
満足げに口端を舐めて、ふふって微笑む。
……その姿にも見とれそうになるけど。
「…ちょ、さんぶ、!!
飴食べてるのに、いきなり、」
「……あ、ごめん。俺レモン味とか食べたことないな〜って探してたら、
まぁ、ちょうど良くそこにあったからなぁ…?」
意地悪そうに、にやって笑う。
「う〜、だったら普通に探してたべてよっ」
「まぁこんなの、キスするための口実やけど」
……そんなこと言わないでよ、許したくなっちゃう。
「もっかい」
「え、」
「もっかい、いいよね」
(きみとのキスは、どんな飴より甘かった。)
▣さくらんぼ▣
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