.＿＿＿どんな人に愛される？
初日替わり作品です。
大体付き合っている前提モノが多いです。
そしてクソみたいに甘いです。
徐々に増えて行く、予定です。
今いる人達
ルフィ ≪全てのお礼はキスで≫
ゾロ ≪オヤスミの口付けを≫
サンジ ≪甘いお菓子の代わりに≫
サボ ≪寂しさは狂愛の根元≫
エース ≪火に油を注ぐのは御愛嬌≫
ロー ≪彼の寝かせ方≫
リクエストがあればコメントにどうぞ(= ･ω･)っ
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6種類の結果パターン
今日は誰に愛されるだろうか？ - 2024年5月7日
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「もしもーし、風邪引きますぜー旦那ぁー。」
お月様がまんまるな今宵。
そんな夜空の下で月見をしていたゾロさんはぐーすくかと芝生の上で寝ている。
まだ風が冷たい春の夜、流石に何も着ないで寝るのは寒い。
たまたま夜中に起きた私は暖かいミルクを飲んで外に出てみた結果がこれだ。
もう十分ぐらいこうしてペチペチと頬を叩いて起こそうとしているが一向に起きる気配が無い。
流石に身体も冷えてきてしまい、ゾロさんの身体も冷え始めている。
しょうがない、と心の中でため息を吐いて一度女部屋に戻る。
予備の毛布を抱えて芝生まで行き、階段の横に置く。
「よい、しょっ！」
そしてゾロさんの上半身を持ち上げて両脇に手を通し目的地まで引きずる。
「(うぐっ...流石筋肉があるだけで、重たい...！)」
せめて風があまり通らない階段の横まで引きずり、やっとの思いでそこで下ろす。
「はぁ、せめて部屋で寝て欲しいものだ。」
ぶつぶつと独り言を呟き、毛布を掛けてやるを眉間に皺を寄せてうっすらと目が開いた。
「.....YOU？」
「い、今起きたの？」
運んだ意味、と思いどさりと腰を下ろす。
「んあ......あぁー、そうだ月見してたら眠くなって.....」
「私が起きたら芝生のど真ん中で寝てたから、風邪引かないようにここまで運んで毛布をかけたんです。起きたなら部屋で寝てください。」
変に疲れた、とがっくりと頭を項垂れるとゾロさんは上半身を起き上がらせてさみぃ、と呟く。
部屋に戻ろうと腰を持ち上げると、急に伸びてきた手に腕を掴まれる。
「...どうし、たぁ？！」
ぐんっ、と身体が引っ張られそのまま体制が崩れてゾロさんの胸に飛び込む羽目になる。
そのまま強制的に毛布の中に入り込み、がっちりとホールドさせられてしまう。
「え、あの、ゾロさっ」
「煩ぇ、黙って寝ろ。」
何と理不尽な！！と心の中で盛大に突っ込み暴れようと試みる。
しかしばっちりと開かれた鋭い片目が私を捕らえ、思わず私は固まる。
「....イイ子だ。」
「へっ...んぅ....っ」
彼の口によって塞がれた口は、ちぅっ、と小さな音を出して離れる。
オヤスミ、と言われて直ぐにぐーすか寝る彼。
「....ばか。」
暫く羞恥心にかられ眠りにつけなかった私である。
(あら、二人ともこんな所寝ていたのね。)
≪オヤスミの口付けを≫
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作者名：椎名魏 | 作成日時：2016年8月25日 21時
