【はたらく細胞】どの細胞と何する？

6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年4月26日

今日は赤血球ちゃんです♪




俺には嫌いな白血球が居る。
識別番号U―1146番。

いや、白血球なんて変な奴ばっかであまり好感の持てる免疫細胞じゃないのもあるが。

俺が何より気に食わないのが…。

赤血球｢あー！YOUくーん！！｣

笑顔で俺に駆け寄るのは、赤血球の3803番…。


と、赤血球の後ろに居る1146番…！
また一緒に居るのかよ！！


赤血球｢偶然だねー、YOU君はこれからどこ行くの？｣

コテン、と首を傾げる赤血球に若干照れつつ、『一段落したから休憩所に』と答える。

白血球｢なら、俺達も一緒に良いか？俺も赤血球も丁度ひと仕事終わった所でな｣


赤血球の事を自分と一緒に説明するなよ。
もしかして、赤血球はこの白血球が…。
いや、俺にも笑いかけてくれてる…！

『可能性はあるぞ…』

赤血球｢ん？どうしたの？｣
『や、別に！気にしないでくれ』

声に出てたか…てか、顔が近い！


白血球｢立ち話も何だし、休憩所に向かおう｣
赤血球｢あ、そうですね！行きましょう！｣

赤血球が白血球の隣を歩いてる…。

俺の思うような事実は存在しなくても、やはり思ってしまう。
あの白血球に、特別な感情を抱いてるんじゃないか…って。


気が付いたら、赤血球の手を取って走り出していた。
『白血球！俺達は急用を思い出した！！』


白血球の声が遠く、聞こえなくなる。

赤血球が｢えっ？ど、どうしたの？？｣と慌てている。

居た堪れなくなって、スピードを緩め、少し先の噴水に腰掛けた。

今日は人が少ない様だ。

『その、ごめん…』

隣に座る赤血球は、頭上に？を浮かべている。

赤血球｢えーっと…何が起きたんだけっけ？｣

可愛くて、俺は赤血球の頭を撫でた。
白血球も、この髪を撫でていたな、なんて思いながら。


今更ながら、手を繋いだままなのに気付いた。
離そうとすると、赤血球がギュッと力を込めてきた。

『あ、え…赤血球…？//』

赤血球は黙ったまま、手に力を入れる。

下を向いたまま、赤血球は話し始める。

赤血球｢YOU君に手を握られた瞬間ね、ぶわーって、気持ちが込み上げてきたの。｣

嫌な気持ちにさせてしまったのだろうか。

俺は立ち上がって叫ぶように言った。


『ごめん！いつも白血球と一緒に居るのが気に食わなくて…その、す、好きなんだ！！赤血球が好きなんだ！』

パニくる俺の手を、ぎゅっと握って赤血球は俺に微笑んだ。


赤血球｢私も、好きって気持ちが込み上げて来たって言いたかったの！｣

この作品には6種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

ラッキー細胞

単球

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：