今年の初詣、誰と行きますか？【呪術廻戦】

10種類の結果パターン

YOUさんは彼と新年を迎えました。 - 2024年5月10日

【七海建人】

YOUさんは彼と同期で、高専所属の術師です。
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12月31日

27にもなって仕事が恋人。

前に五条さんに
五「七海もYOUも本当仕事人間だよね〜。」
なんて言われた。


『...やば、もうこんな時間じゃん。』

私は高専内に部屋を借りているから気にする必要はないけど、流石に年越しを報告書と迎えたくはない。


ｶﾞﾁｬ


七「...！YOUさん、何でこんな時間に...」

『建人...どうしたのその格好』


事務室のドアを開けて入ってきたのは、同期の七海建人。

いつもピシッと決めている髪は下ろして、セーターにズボン、コートというスタイル。眼鏡もしていない。


七「...家で休んでいたんですが、忘れ物に気づいて。」


そう言って自身の机から小さな箱を取り出す。
.....女性なら誰もが知っているブランドの。


『なに、これからデート？』


建人はハァ、と深いため息をつく。


七「予定が狂った。...まぁ良いでしょう。
どうせこれから貴女の部屋に向かう予定でしたから。」


『私の部屋？
あ、どうやって彼女をデートに誘おうかの相談？』


七「うるさいです引っ叩きますよ。」

『えっこわ』

七「...これを貴女に。」


七海は私の隣に来て、手に持っていた箱を開ける。

中には綺麗なネックレス。

七「迎えが遅くなってすみません。」


私の頭の中は真っ白。


七「...外で待っています。
もし貴女の返事がイエスなら、それをつけて来てください。」

では、と言って彼は出て行ってしまった。

途端に顔が熱くなる。



報告書は途中のまま。

急いで部屋に戻り、着替える。

返事は決まっていた。



七「...何もそんなに急がなくても」


私の首には、彼からのネックレス。

『はあっ、は、だって建人、待つの嫌でしょ...』


七「YOUさんのことならいつまでも待ちますよ。」

どこでそんなキザなセリフを覚えたんだ。
そう思いつつ、私は多分耳まで真っ赤。


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お詣りを済ませ、帰る途中、

「そこのご夫婦！一杯飲んでいきな！」

と甘酒を配っているおじさんに呼び止められた。


『ご夫婦だって。私たちなかなかに適齢期だもんね。』

七「...しますか？結婚。」


『は？』


七「高専時代合わせて約10年間、ほぼ毎日2人でいたんです。

急ぐつもりもないですが、私は準備万端ですよ。」


『....なんか今日らしくないね、七海サン。』




【もう誰も、失いませんように。
彼女と、最期まで幸せに過ごしたい。】

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