先祖様との生活

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今日は何しますか、宿儺様。 - 2024年4月27日

〜お手玉をしましょう〜

「宿儺様、お手玉です」

宿「俺は鬼神だが」

「お手玉をします」

宿「お前はいつも唐突だな」

「でも暇なんです、やってくれる相手がいないんです」

宿「お手玉に相手もクソも無いだろ」

「でも見て欲しいんです」

宿「.....ハァ、見るだけだぞ」

宿儺様は椅子をクルッとこちらに向け、やれと言うように眉を上げた。

〜お見せ中〜

私が満足そうな顔をする。

宿「おぉ」

「凄いでしょう」

宿「あぁ、大したものだ」

「じゃあ宿儺様もやって下さい」

宿「俺は見るだけと言ったよなYOU？」

宿儺様のおでこに血管がピシッと浮かぶ。

「でも良いでしょ、減るものじゃ無いし」

宿「やり方を知らん」

「手で二個以上の玉をポンポンって入れ替えまくるだけです」

宿「.....」

「じゃあ勝負です、私とやり合って、勝った方が負けた方に何でもお願いをするって事にしましょう」

宿「...チッ、一回だけだぞ」

お互いに二個ずつお手玉を取る。

「始め」

やばいこの戦い。

負ける気無し。

幼い頃から私はずっとお手玉で育って来たようなもの。

負けては私の中の伝統に傷がつく。←

ヒョイッ

宿「お」

宿儺様のお手玉が後ろへ飛んで行った。

勝った。

私は油断し、手に持っていたお手玉を投げ捨てた。

シュンッ

「わお」

しかし宿儺様は飛んで行ったお手玉を三本目の手でキャッチした。

宿「俺の勝ちだ」

宿儺様がニヤッと笑う。

宿「それでは...そうだなぁ」

「ーーーーー」

彼は何と言ったのでしょう。

皆様のご想像にお任せします。

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