【うた☆プリ】もしも皆が執事さんだったら。

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YOUお嬢様…大好きです! - 2024年5月7日

レン執事〜貧血〜


・


「あ…うーん…?」


ある日の午後、私は貧血で倒れて、医務室に運ばれたらしい。


「…ん?」


誰かに手を握られている、うん?


「…レン?」


レン「…ｚｚｚ」


「レンが…運んでくれたのかな。」


まだ、血が引いてる感じはするけど…。


レンに手を伸ばす。


でも、また、めまいがして、その上に倒れてしまった。


「きゃっ…」


レン「ん…?お嬢様…?」


あ、まずい。起こしちゃった。


レン「お嬢様、目が覚めたかい?なにか飲み物でも、持ってこさせようか?」


「んーん、大丈夫…。レン、私、どうなったの?」


レン「図書室で探し物してる時に、倒れたみたいで…。」


「ああ、そっか、レンが連れてきてくれたの?」


レン「うん。俺だよ。あんなところに貧血のお嬢様を転がしておいたら、誰に食べられてしまうかもわからないからね。」


「食べ…?」


レン「いいんだよ。それよりも…」


彼が、私の手を取る。


レン「立てるかい?もしよければ、このまま部屋までお送りしますが?」


「うん、お願い。」


そのまま手にキスをされて、顔が赤くなるのがわかる。


ベッドから降りて、自分の足で立った瞬間、すごい眩暈に襲われた。


「あ…。」


レンが、私の手を引いて抱き留める。


レン「大丈夫かい?まったく…まだ調子が悪ければ、俺も無理に動かしたりはしないのに…。」


「あ、ち、違うの、大丈夫!大丈夫だよ!だから…手…離して…?///」


手が、腰に回ってるし、身体が密着していて何より恥ずかしい。


レン「いや、このまま離したら、お嬢様、倒れてしまうだろう?大丈夫。俺の体に捕まってて。」


彼に、お姫様抱っこされて医務室を出る。


そのまま、私の自室に運ばれる。


きっと、あの時もこうして運んでくれたのかな。


レン「ああ、可愛い。」


部屋について、ベッドに落とされた瞬間、レンがそう言った。


「へっ!?///」


レン「お嬢様は、本当に可愛いって。そう思っただけ。」


そのまま、なぜかレンが上に乗ってくる。


「なっ、なに?」


レン「ああ。貧血なのに無理して動き回るお嬢様は、俺が捕まえておかないとね?」


そのまま、なぜか髪をなでられ、首筋に唇が触れる。


レン「あいつがおやつに呼びに来るまで、このままね?」

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