七匹の魚たち【Fischer's】

10種類の結果パターン

本日のお魚さんは？ - 2024年4月27日

シルクロード〔アスレチック〕


Yourside

今日はシルク、ンダホ、モトキ、マサイと共に

遠方のアスレチックに訪れている。

その理由はアスレチック動画の撮影の為で、

私はカメラ担当として撮影のアシストをしていた。


「シルク、そこの足場結構不安定じゃね？」

「よっ…と！お、凄い揺れるじゃん！」

「ヤバい、俺出来るかな…」

「大丈夫だって！ンダホなら出来るよ！」


彼等の楽しそうな姿を見ていると、

何故か自分まで楽しくなってくる。

そういう所が彼等が人気である理由の

一つかもしれない。

そんな事を考えていると、

シルクが話し掛けてきた。


「YOU！撮ってばかりじゃ暇だろ？

俺達少し休憩するから一旦カメラ置いて

YOUも遊べば？」

「本当に？じゃあ少し遊んでみようかな…」


とは言ったものの、最近はあまり運動を

していなかったので動ける自信は全く無い。

私は一番近くにあったネットやロープが

沢山組み込まれているアスレチックに

挑戦してみることにした。


「お、軽快だね〜」

「あははっ、そう言ってくれると嬉しいや」


近くで見ているシルクに褒められて

いつも通りの態度で言葉を返したが、

心の中では緊張と喜びが入り交じり

今にも可笑しくなりそうだった。


「よしっ、一番上に着いたー！」

「結構早いじゃん！凄いな！」

「ありがとう！」


実際に登ってみると、アスレチックの頂上は

意外と高かった。大体３〜４ｍくらいだろう。

私はアスレチックから降りようとした。

しかし、


「あっ！」

「なっ、危ない！」


不覚にも足を滑らせアスレチックの外側へと

投げ出されてしまった。

このまま地面に叩き付けられれば怪我は不可避だ。

突然の出来事に私はどうする事も出来ずに

固く目を閉じた。

が、不思議と地面に叩き付けられる衝撃は無く

何故か浮いているような感覚。


「ったく…、ヒヤヒヤさせんなよ。大丈夫か？」


この声はまさか、と思いゆっくりと目を開けると

目の前にはシルクが。

しかも、今、私は彼に横抱きされている状態。

シルクは気を付けろよ、と言いながら
優しく降ろしてくれた。

この時、私はシルクが格好良いと改めて思った。

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シルク「リクエストもよろしくな！アデュー！」

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