課題を頑張るあなたへ【ALIVE】

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｢課題、頑張るんでしょ?｣

｢大原空、君のために元気が出る歌、弾いちゃいます!｣

｢じゃあもっと元気が出るように、何か弾いてみようかな?｣

いつも頑張るあなたへ、最高のひとときを。

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某癒しの部屋みたいなものです。課題に追われ終わらないあなたを癒してくれるはず！！
……ラスボス衛感はもう否定しない、重いもん、ラスボスですお楽しみに。

現在Growthメンバーとれんきゅんがおります。SOARAが完成してリクエストが来るようになったら一覧でも作ろうかと練っております。

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5種類の結果パターン

今日の癒しは～？！ - 2024年5月1日

今日は藤村衛くんから！

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｢すごいなぁ、俺が教えるところなんて当たり前にないや！｣

｢衛はそこにいてよ、元気出るから｣

｢じゃあもっと元気が出るように、何か弾いてみようかな？｣

｢やったー！｣

こんな感じで私は、共同スペースで課題をしながら甘やかされている。お茶とお菓子と、素敵な軽快なBGM。喫茶店かここは！私はここに自転車で来れるから交通費もなし。実質タダでアイドルと話している恐ろしさに悶えていると、目の前に座る衛がどうしたの、と微笑んでいる。

｢いや、私、贅沢者だなって……｣

｢そっか、でもこういうのがYOUちゃんの当たり前になるといいなぁ｣

｢なんで？｣

｢いつも頑張ってるから。これからもYOUの周りには常に誰かがいて、好きなものが目の前にあって、幸せで溢れてたらいいなって思うんだ｣

｢……そこに、衛はいる？｣

衛は、何かで繋いでいないと、いまにも消えていきそうなのだ。コウたちはGrowthという関係がある。……でも私たちは？友達でしかない。
もちろん彼にここ以外の退路はない、けれど夜闇に忽然と消えたりとかを、夢にも見た。もう嫌だった。

｢どうしてそんな不安そうな顔するの｣

｢衛がいないと……だめ、……言わない……｣

｢言って、くれないの？｣

｢言いたい、けど言ったら、衛は、どうしてくれる？｣

ぽろぽろ零れた涙を衛は指で拭って、頬から手は離れていかず、そこにいる。

｢変わらずそばにいるよ。あともうちょっとうまく課題に取り組ませてあげられるかな｣

｢今日のは衛的にはダメなの？｣

｢ご褒美がないもんね、どうしよう｣

涙が止まると彼は私の利き手じゃない方の手を包み、まるで子どもをあやすように、落ち着いた声で話しかけてくれる。

｢……いらない。衛がそこにいたら、なにもいらない｣

｢そっか。大丈夫、どこにも行かないよ｣

そう言ってくれるならそれでいい、課題も隅に置いてしまう。でも彼がいてくれるなら、せめて頑張ろうかな、なんて。

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俺は、YOUの方がどこかに行きそうで怖い。

疲れて眠ってしまったYOUの、さらさらでつややかな髪を撫でた。｢行かないで｣と寝言をつぶやいて眠りへ誘われた小さな頭を撫でると口元を綻ばせている。ブランケットでも、と部屋に取りに行き肩にかけた。

……どこにも行かないで。なんの取り柄もない俺を捨てないで。露わになった首筋に小さくキスを落として、紅茶でも入れようと離れた。