誕生日の貴女へ

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はじめまして、こんにちは。あけくちと申します。

テニスの王子様の立海レギュラー陣に誕生日を祝ってもらおう、という趣旨の日替わりです。夢小説的な要素も入りますので、ご了承の上でお読みください。随時追加予定です。

注意書き
・荒らしはご遠慮ください。
・二次創作です。公式さまとは何の関わりもありません。
・気をつけてはおりますが、キャラ崩壊をしているかもしれません。
・他の方々の二次創作作品にご迷惑をおかけしないよう、お願い申し上げます。

9種類の結果パターン

誕生日おめでとうございます - 2024年5月8日

「あ、先輩！」

テニス部の２年生である切原赤也。下校しようとローファーに履き替えたところで呼び止められた。

「今日部活休みじゃないすか。でもこれは絶対今日のうちに渡したくて」

慌てて駆け寄ってきた赤也は、少し息がきれている。赤也はふぅ、と軽く息を整えた。

「お誕生日、おめでとうございます！」

弾ける笑顔を浮かべて、元気に言われたその言葉。差し出された袋を受け取ると、感謝を述べた。赤也は感謝の言葉にくすぐったそうな様子を見せて、開けてみてくださいと息巻く。
プレゼントをみて驚いた。

「先輩、絶対好きだって思ったんすよ。見た瞬間にこれだ！って」

どうだ、とばかりに胸を張る。赤也の言うとおりに、私の好きなデザインのものだった。

「喜んでもらえて嬉しいです。先輩、せっかくだしそこまで一緒に帰りましょ」

にこにことごきげんな赤也に、手を引かれる。

「また、来年も絶対渡しますから」

ボソリと呟いた言葉は、私の耳には届かなかった。