良い子、悪い子、普通の子

5種類の結果パターン

Thank you !! - 2024年5月9日

【檀 黎斗】


朝一番にCRへ勤務カードを切り、上の階へ行くとそこには長い足を組みながらコーヒーを飲むお騒がせ神の黎斗さんが居た。


黎斗｢おや…YOU先生じゃないですか、おはようございます。｣

YOU｢おはようございます、黎斗さん。｣


ニコニコと胡散臭い王子様スマイルを浮かべる黎斗さんに挨拶をし、自分の今日やることを再確認していると


黎斗｢ほう…今日は外回りへ行くんですか？｣

YOU｢…そうです、連れて行きませんよ。｣


そう、彼は事ある事にCRの外へ行こうとする。

こうやってCR内にだけ出れるようになったのも長期間、私が衛生省に頼み込んだからだったりもするのだが…


黎斗｢此処にずっと居るのも私のインスピレーション能力が鈍ってくるのでね、外に行きたいんだ、ダメかい？｣

YOU｢ダメです、ポッピーさんにまた叱られますよ。｣

黎斗｢そこをなんとか！衛生省から派遣された君ならそこらへんは何とかなるだろう！？｣


また｢私の神としての〜｣という訳わからないことを言い出したので無視していると彼は私の手を突然握り、こう言い出した。


黎斗｢ならば君と私で逃避行をしようじゃないか！なーに、心配することは無い！私という神が付いていたら君は一生安泰だ。｣


神だ、あーだこーだ言ってる時のドヤ顔ではなく、ポッピーに時々見せるふんわりとした笑顔で言われたので顔に出してはないが戸惑う私は私で仕事があるので


YOU｢ダメです、逃避行なら尚更。｣

黎斗｢何故だぁぁぁぁぁ！！！｣


もうすぐ外回りの時間で更に煩くなってきたので私は黎斗さんの胸ぐらを掴み、黙らせる為にキスをしてやった。

突然の事に状況が掴めていない黎斗さんに私はこう言った。


YOU｢…じゃあ行ってきますね、神様。静かにお留守番しててください。｣


と言って次に来た、九条先生に黎斗さんのお守りを任せた。


そして神は1日中やたらと静かで皆に逆に心配されるのであった。



ﾟ・*:.｡..｡.:+・ﾟﾟ・*:.｡..｡.:+・ﾟ



黎斗｢私は未だ諦めていないからなぁｯ！！｣

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