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初めての日替わりシステムでございます。
ぱっと浮かんだお話をお手軽に公開できそうなのないかなーとか考えてて、使ってみました。
仕組みがよくわかってないので初めのうちは不具合があるかもしれませんが、大目に見てやってください。
なお、本作はフィクションであり、実在する人物および団体は一切関係ありません。
よろしくどうぞ。
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2015.2.7 玉梓
5種類の結果パターン
甘さと笑いは、正義。 - 2024年5月2日
【CASE 2】
なんでこんなところに、と思うようなところにできたケーキ屋さんで
なんで私が、と思いつつバイト始めることになりました。
「生クリーム買ってきましたよー」
潤「おー…」
「で？何を作るんですか。やっぱりここは定番の苺のショートケーキですか」
潤「いや、モンブラン」
「なるほど。マロンクリーム作るのに使うんですね。生クリーム」
潤「ああ」
「ちなみにモンブラン以外は？チーズケーキとか、チョコレートケーキとか…」
潤「いや、モンブラン」
「いや、だからモンブラン以外にも商品がないと…」
潤「モンブラン」
「あの」
潤「モンブラン」
店長の潤さんはパサッと読んでいた雑誌を放り投げて
「よしやるか」って腕まくりを始めて
「………モンブラン、ですか」
潤「だって俺、モンブランしか作れねえ」
「はい？」
潤「あとのレシピ、知らねえ」
「………は？」
潤「なんだよ、いきなりタイガー・ウッズが自宅の晩御飯の席に現れて母親に「今日からアンタのパパよ」って言われたときみたいな反応しやがって」
「複雑だわ色んな意味で」
潤「とりあえず助手、看板作って外に置いといてー」
「いや、あの」
モンブランしか作れないって、マジですか。
それでアンタ、よく店開こうと思いましたね。
潤「店名もテキトーに考えといてね」
「こだわりないんですか」
潤「こだわらないことが俺のこだわりだ」
「めんどくせえ！こういうタイプ一番めんどくせえ！！」
潤さんは私のツッコミ(不本意)など気に留める様子もなく
鼻歌交じりにクリームを作り始めてしまいました。
「………どうなっても文句言わないでくださいね」
というわけで、私は看板に赤いペンキで店名を書きました。
『モンブラン専門店』。
潤「おい、俺はケーキ屋開いてんだよ！」
「ケーキ屋なんて看板に書いてたらモンブランしかないのに詐欺じゃないですか！」
潤「詐欺とお茶目は紙一重なんだよ！」
「バカ！店長マジでバカ！！」
ってなわけで
なんでこんなところに、と思うようなところにできたケーキ屋さん
なんでかモンブランしか売ってません。
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