【BotW】もしもあなたがゼルダの伝説の登場人物だったら！【厄黙】

17種類の結果パターン

今日は誰と何をする？ - 2024年5月1日

かちゃかちゃとアストルが呪(まじな)いの道具？を片付けている音が響く。

俺は腕組みをしながら壁にもたれ、変に緊張してしまいながらも平常心を装ってそれを眺めていた。

急にここへ押しかけてきて声もかけずにいる俺に、何の用だ？だとか、そんな問いかけすら投げる気も起こらないほどどうやら………、…怒っているらしい。


『………あ"ーー……、

ん"んっ………、おい、アストル。』


俺は出来るだけ彼の神経を刺激しないよう、咳払いして声をかける。


…彼は一時振り返らなかった。


それに苛立ちを感じつつも
再び口を開きかけたところで、


「……何の用だ？」


横目に俺をチラリと睨みつけてから、
ようやくそう一言だけ漏らした。


『あ"……、





ええと、その……あのさぁ。』


彼からの返事と、それに対する答えを述べるべきタイミングがうまく掴めない。俺はしどろもどろになりながらもどうにか返事をしようとして、ようやく一歩だけ彼に歩み寄る。

しかし、言いたいことを口にする前にアストルは視線を手元に戻し、それどころかこちらに背を向けた。


「……よくもまぁあれほど汚い言葉でこの私のことを責め立てておいてのうのうと顔を見せにこられたものだな。驚いて何もいう気にならぬわ。」

『………はぁ？

んだよそれ。
元々はお前が俺に暴言吐いてきたんだろ？』

「……何…？」


ピリ、と2人の間に電流が走る。


「私が怒ったのには相応の理由があったはずだ。あれほど話し合ってまだ理解ができていないのか？」

『だからあの鏡だろ？割ったの俺じゃねえって、粉々になった破片がその辺散れてたから片付けてただけ！』

「それを説明せずにコソコソとやっていたからいけないのだろう。あの現場を見れば誰だって勘違いをする。」

『ほら！だからお前の勘ちが…………、』


…と、言い争いがそこまでヒートアップした後で俺は少し冷静になる。

違う違う。何もアストルに謝らせたくてここにきたわけではないのだ。


『……あー。だから。




…悪かった。怒鳴る前にちゃんと説明すべきだった。』

「……！」


彼は驚いたように目を見開いて…、しかしそれを俺に見られたことが気に食わなかったのかさっと顔を背けた。


「……まあ、許してやっても良い。」

『……なんだよそれ。』

「………、



………私も悪かったな。」

『………！』



俺はほっとして笑みをこぼす。



『………なんて？も一回。』

「…早く出ていけ抜け作め。」

この作品には17種類の結果があります

お気に入り登録で明日違う結果をチェックできます

• 金　運: ★★★★★
• 恋愛運: ★☆☆☆☆
• 健康運: ★★★☆☆
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

ブーメラン

占いを作る｜感想を書く
他の作品を探す

ブログに結果貼り付け：